10月20日(日)
関ケ原合戦祭りの二日目。残念ながら、朝から雨がガンガン降っている・・
雨天中止のはずだった「さくらゆきライブ」の会場をふれあいホールに変更して14時半から開催とツイートで告知された!
ならば12時の桐野作人さんの講演会からでOKだ。
でもね、逸る気持ちを抑えられずに10時到着w
「晴れの姿を見逃すまい!」と詰め掛けた親御さんたちの熱気が凄い。
何ヶ月も掛けた手作りの「マイ甲冑」で登場。
君たちはこの町に生まれたことを誇りに思っていいよ。
桐野作人さんの講演は「島津の退き口」がテーマ。
本当なら屋外での歴史講座になるはずだった。
気さくに講演に入っていった。
「島津の本陣は今の陣跡よりもっと後方」
「今の島津陣跡は先鋒・豊久の陣があった辺り」
「豊久は乱戦になって程なく討ち死に」
「島津義弘は東軍に参加するはずだった」
「伏見城の鳥居元忠に入城を拒まれ西軍入り」
義弘が短気で負けん気が強いエピソードとして有名だが、その背景を史料と推理で説明してくれた。
西軍に参加せざるを得ない事情があったのね。
予定時間をオーバーして熱く語った桐野さん、あっという間だった印象で実に面白かった。
日置市から訪れた「武者行列保存会」の皆さん。
その間、彼の腕は高く掲げられたまま。
キツかっただろうに。
ドヤ顔で来場者に向けて兜を掲げた。
「島津の心意気を見たか!」
強い意思を持った魂の口上に圧倒された。
笹尾山でやるはずだった布陣パフォーマンスは軽妙なコントを交えた一発芸がメインで、笑いの中に勇壮さや凛々しさを織り込むとGood。
バランスが取れた隊は観客に大受けする、筋書きとセンスが問われる現代の「戦」だった。
西軍は石田、島津、宇喜多、大谷、小早川。
(小早川は西か?)
東軍は黒田、福島、藤堂、井伊、徳川。
10隊の中で大いに盛り上がったのは大谷と井伊。
大谷は刑部の首エピソードで主従の固い絆を描いた。
歴史ファンは背景の哀しく美しい物語を知っているからお茶目に演じて身近に感じたいのだな。
井伊は元祖ゆるキャラ「ひこにゃん」と「ふなっしー」を絡めていて、ラストで「敵は船橋じゃー!」が大受け!
動画を撮っていなくて残念(;'∀')
島津隊と井伊隊をバックに関ケ原町長。
合戦絵巻を見せられなかったことを謝罪した。
雨のせいなのに、その姿勢に胸が熱くなった。
「これからも魅力的な歴史イベントを開催し続けます」
嬉しい約束をしてくれた。
セットリスト
1. 月に遠吠え
2. 夢陽炎
3. 蓮
4. 夢幻泡影
5. 関ヶ原
1曲目はサプライズでまさかの松永弾正!
島左近との縁からチョイスしたそうだ。
新曲「夢幻泡影」を今日も聴けて嬉しかった。
「紅蓮」の方も聴きたかったな。
このセットリストにはこだわりがあったらしい。
二日目のライブは三成陣跡の笹尾山だから「東軍」の曲は控えることにしたそうだ。
なので「紅蓮」は音源すら用意していなかった。
そこで島左近との平群繋がりで松永久秀が選ばれた。
新曲「月に遠吠え」はとてもパワフルで攻撃的。
たたみ掛けるようなドライブ感に溢れていた。
ホールを出たらクリス・グレンさん!
甲冑を着て海外メディア?の取材を受けていた。
BS熱中夜話「関ケ原ナイト」で披露した甲冑かな?
手渡しによる配布が行われて無事に頂いた。
(5個も入っていた!)
笹尾山交流館に到着したのは16時過ぎだったが見れた!
謎の事務員「紫」は本当に「昼休み中」だった。
関ケ原町の誠実さが感じられた二日間に感謝。