THE RIVER FACE

レースラフティング世界大会で、世界の頂点に立つことを目標に、日々激漕する女子レースラフティングチームのチームブログです。

スゴイ人に会いました

2009-02-27 21:26:43 | プライベート
先日、スゴイ人とお話しする機会がありました。
元スキーアルペンレーサーの木村公宣さん(下記参照)です。
(実は結構前ですが)働いているスキー場で2日間レッスンやレースなどのイベントがあり、お会いすることができました。

彼が現役の頃、レースの観戦に行ったことがあります。
遠い世界の方だと思っていましたが、思いもよらぬ機会に恵まれ、お話ができて、とても嬉しかったです。

世界を相手にレースをする時、どんな心構えで挑んでいたか伺いました。
一字一句、正確ではないけど、こういった事をおっしゃっていたと思います。

「誰かに勝つ、ではなく、自己の最高のパフォーマンスを出すことを集中する。
勝ちを意識すると体が堅くなり、いいパフォーマンスが出せない。戦う相手は、その競技(そのコース)といったつもりでやる。」

直接、相手と対戦する種目は駆け引き等が必要ですが、スラロームなどの種目に関してはこういったイメージでのぞむといいのかなと思いました。

それから、「他の選手たちと仲良くなるといい」とのアドバイスもいただきました。
「知らない人たちの中より、知っている人たちの中の方が緊張しないし、ホームではないけど、ホームでやっているように応援されて心強く思えるから。自分のための環境づくりも大切。」だそうです。
「日本人は日本人とだけ話しがちだけど、外国の人とも話そう」ともおっしゃっていました。

お話しができてよかった、こういった機会に恵まれてよかった♪と感謝です。(teruyo )
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■ 木村公宣さん ■
スキーアルペン競技で4度のオリンピックを経験。
ワールドカップ30位以内入賞は日本人最高の50回を数える。
現在は富良野プリンスホテルスキースクール代表に就き、後進の指導等に携わる。
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ドラゴンボール大作戦

2009-02-26 18:17:47 | トレーニング
日々、トレーニングは続いております。
最近は日も長くなってきたし、なんといっても春が来たのかと思わせるような暖かさで、気持ちよく漕いでます。
そんな中、新兵器が登場いたしました
名付けて、『ドラゴンボール大作戦』
ボートの底にゴムチューブを付けて負荷をかけ、パワーアップを図ろうという作戦です。悟空が、天下一武道会で勝つために、重たい靴やリストバンドを付けてトレーニングしていたように。。。
そして、ゴムチューブをとって漕ぐと!!!!!
ぐいぐいボートが進むじゃないですか!!!
ってなるはずです。

1日1日を大切にいきましょう

あべ



暖かくなってきました

2009-02-23 21:37:18 | トレーニング
暑いオーストラリアから戻ってきて寒い徳島でのトレーニングと思いながら、タンクトップに短パン、ビーサンで成田に到着しましたしかも日焼けで真っ黒な上、皮膚がカサカサにめくれて汚かったですみんな冬の衣装なのに一人目立って恥ずかしかったです。徳島に帰った次の日、久々に病院に出勤すると、外来患者さんとともに花粉が舞いこんできて出勤早々花粉症です。つらいですなぜならご飯を食べるためには鼻で呼吸したいものですが、ご飯に鼻が垂れないようにティッシュを詰めていて息ができず酸欠になるのです。なので息継ぎをしながらご飯を食べないと頭痛です。食べるのがしんどくて最近はおなかが十分に満たされませんトレーニング中も鼻が口まで垂れてきたりもしますがキリがいないので鼻たらして漕いでます。世界大会の時期はまだまだ花粉症状続くので薬など対策をいろいろと試しています。ボスニアへは絶好調で臨みたいと思います 浅井

オーストラリア遠征報告②

2009-02-21 03:40:37 | イベント
実は、今回の遠征中に私達は死亡事故を経験しました。
遠征の後半は、大会開催予定のタリー川に移動しました。21日の練習は1 本目をRnR 社ラフティングツアーに同行してのトレーニング、2 本目はケアンズ男子チームと合同でダウンリバーの予定組んでいました。
事故が発生したのはRnR社ラフティングツアー中でした。
スタート2 つ目の急流区間でツアーボートの1 艇が、大きな岩に張り付くようにして転覆(フリップ)しました。私達はまだ瀬の上流で待機しており、危険信号のホイッスルが鳴り響き、ボートを岩場に停め岸から現場に走りました。
ボートが転覆した大岩の隙間に、水面下から足が見えていました。フリップ時に岩の隙間に体が引っかかっていた状態でした。これはボディエントラップメントといって、川で起こりうる最悪の事故のひとつです。
ガイドが乗船したボートを岸からロープで繋ぎ、固定・コントロールしつつ、レスキュー開始されました。しかし、現場付近の流れは強く、ボートが安定しにくい状態で、救助は困難を極めました。約15 分後に最初の救助者を引き上げ、すぐに安定した岩場でCPR(心配蘇生法)を開始し、救急隊が到着するまで続けられました。
その間、まだ2 人目は発見できず、周辺の危険箇所のチェックは続けられました。
事故が起こってから、上流部ダムの放水を止め、水量が減少し始めたところで、2 人目が発見されました。同じくボディエントラップメントでしたが、岩の挟まりひどく、なかなか救出できませんでした。さらに現場の大岩が動き、レスキューチーム自身にも危険が及ぶと判断され、レスキューは中断されました。
私達は、ボート固定のロープを張り、レスキューの安全確保、CPR の補助や、待機している参加者の誘導など、英語が飛び交う中、出来る限りのことを行いました。
レスキューされた1 人目の救助者は、懸命なCPR により奇跡的に脈を取り戻しました。ヘリにて病院に搬送され一命を取り留めましたが、現在も重態です。2 人目の救助者は、翌日救急隊が、特殊器材を持ち込み、岩を持ち上げ引き上げる方法により助け出されましたが、すでに遺体なっての回収となりました。

 この凄ざましい現場に直接、関わった私達は大きな衝撃と悲しみを受けました。
「自然環境下で活動する」ということの厳しさを改めて痛感しました。
自然の中で競技するということは、死を誘発するリスクが潜んでいます。それが現実であり、事実です。ただ、楽しいややってみようだけでは通用しない正しい見極めと、自然に調和する精神を忘れず、関わることが必然です。
事故後、たくさんの方からこの経験を次に繋げて欲しいという言葉をいただきました。
私達が繋げられることは、川というフィールドで、勇敢に戦い続けることであり、川に敬意を持つことだと思います。そして、この取り組みを多くの方に伝え、広めていくことだと考えました。
このブログを読んでいただいてる方の大半は川に関わる方や、興味のある方だと思います。川にはこのような現実があることを認知し、活動していくことがいかに重要かを皆さんにも知っていただきたいと願っています。

今回お亡くなりになられた方のご冥福と、命を取り戻した方の回復を心よりお祈り申し上げます。




オーストラリア遠征①

2009-02-17 23:42:00 | トレーニング
9日に日本と経ち、7日間の遠征を終え、今日無事に四国に帰ってきました。

実は、遠征前にブログをアップした後、ケアンズ周辺が洪水で川の水が増えており、大会が開催できるか分からないという情報が入りました。それでも、とりあえずケアンズに向かうしかないということで、出発したのでした。
行ってみれば、ラッキーなことに私たちが行った日から天気が回復したのです。ですが、ツアーは中止される水位よりだいぶと多いという状況。ボートはRnRという会社で借り、その会社で働くKさん(日本人)が私たちのトレーニングに付き合ってくださいました。
初日は、ケアンズ近くのバロン川の静水で体を慣らし、次の日から増水バロンを2艇で下りました。1艇に4人。
私たちにとっては、経験したことのない者もいる増水、迫力のある水量で、レベルアップするには十分でした。フリップあり、落水ありではありましたが、いい経験ができ、度胸がつきました。

大会は、残念なことに中止となってしまったのですが、慣れない土地で、私たちの為にボートを貸して下さったRnR、練習に付き合ってくれたKさん、RnRのスタッフさんのおかげで、バロンでの増水トレーニングが出来ました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

とりあえず、報告とします。

オーストラリア遠征

2009-02-08 13:36:27 | トレーニング
以前ブログに載せていましたが、私たちは2008年の3月にヤマハ発動機スポーツ振興財団スポーツチャレンジ体験助成の第2期生に選んでいただきました。(このプログラムは、スポーツを通じて世界に翔ばたく逞しい人材を育成するために、また社会や人々に勇気や夢をもたらしていくために、自己の夢の実現に向かってチャレンジする個人やグループを応援するという財団で、活動に必要な費用を助成していただけるというものです。)
私たちは、この助成により、海外遠征をすることで、レース経験を積み、レベルアップを図ることを目的としています。
今回その行き先に選んだのが、オーストラリアでした。
2月15日にボスニア世界大会出場を決めるオーストラリア国内予選が開催されます。その大会に参戦させてもらえることとなりました。
場所は、ケアンズから200KMほど離れたところにあるタリー川です。
ラフティング好きなら、一度は聞いたことのある川じゃないでしょうか?
明日、出発し、16日には帰国する予定です。
今のRIVER FACEにとっては、レベル高い川ですが、ここでたくさんの失敗を重ね、課題を見つけ、5月のボスニアにはさらにレベルアップできるように頑張ってきたいと思います。

帰国後、またご報告します。
いつも、応援してくださる皆様、ありがとうございます。

              THE RIVER FACE 一同

ボスニアってどんな国?Part2

2009-02-02 16:06:25 | トレーニング
『私たちボスニアに行きます』というと、『大丈夫なの?』という質問がよく返ってきます。大丈夫・・・なのでしょうか?

皆が聞いたことのある、ボスニア紛争。どういったものか、すごく簡単に説明すると、次のようです。1992年から95年の3年間半続いた内戦で、ボスニア・ヘルツェゴビナの独立(旧ユーゴスラビアから)を求める、ボシュニャク人・クロアチア人と、独立に反対するセルビア人との間で起こった紛争。北大西洋条約機構(NATO)の介入により、セルビア人勢力を制圧。第2次世界大戦以後のヨーロッパで最悪のの紛争といわれています。本当に簡単でしたね。

現在治安がどうなのかというと、危険情報は「十分注意してください!!」となっていました。十分注意・・・う~んいまいちピンっとはきませんが、十分注意なんです。
十分注意とはいえ、紛争終結10年を迎えて、和平は定着してきているようです。国際社会の支援によって、紛争で破壊された経済・社会インフラの回復も順調のようです。
紛争時に埋設された地雷は、まだ埋まっていることころもあるようですが・・・
地方も治安は比較的安定しているようです。
これだけ知ったら、少し安心です。海外に行くとき当たり前に気をつけることを気をつけていれば、大丈夫でしょう。

いよいよ2月。ボスニアまで、3ヶ月ちょっと。
つい最近、ボスニア世界大会のホームページが出来ましたので、興味ある方ぜひ見てみてください WORLD RAFTING CHAMPS BANJALUKA 2009 (chika)