全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

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2024年02月10日 | 日記
金剛院

 



弘法大師空海が開山した

真言宗の名刹です
 













教えによると

人は死したのち

七日毎に替わる指導仏のもと
 



御棚に灯された蝋燭で足元を照らし

供えられたお線香を食べ

修行をしながら四十九日間歩き続け

そして

大日如来の待つ

極楽浄土へと辿り着くのだとか

 





寒かった年の瀬の夜

白い旅装束に着替え

ギュッと逆さに結んだ脚絆の紐を


今頃は緩めて

ほっと一息ついたところかな


 




令和6年2月10日


本日


母親の修行の旅が終わりました