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英彦山神宮で紅葉狩り

2024年11月27日 | 旅行

紅葉が見頃を迎え始めています。県内で「日本紅葉の名所100選」に選ばれているのは「英彦山」と「朝倉城跡周辺」の2ヶ所です。そのうち、見頃が早い「英彦山」を訪ねてきました。英彦山は、大分との県境付近に位置する添田町にあり「日本百景」や「日本の自然100選」にも選ばれているスポットです。

さらに、英彦山には福岡県で唯一「神宮」の名を持つ「英彦山神宮」があります。神社の中で最も格式が高く「筥崎宮」や「香椎宮」より上位であるにも関わらず、大手の旅行ガイドには殆ど情報が載っていません。行き方を調べてみると、公共交通機関を乗り継ぐ必要がある事が分かりました。JR「博多駅」から「新飯塚駅」で乗り換え「田川後藤寺駅」へ行き、さらに「JR日田彦山線」に乗り換えて「添田駅」まで行き「BLT日田彦山線」に乗り換え「彦山駅」で下車し「添田町営バス」に乗り換えて、参道入口に立つ「銅の鳥居」バス停へと向かいます。

そこから参道を歩いて「英彦山神宮」を参拝するのですが、その道のりは、まさに修行のようでした。英彦山神宮には「戦いの神」が祀られているそうですが、ここを通って頻繁に参拝すれば、たしかに体が鍛えられるはずだと思いました。でも実は、参道脇を「英彦山スロープカー」が走っており、これに乗って「英彦山神宮」に辿り着く事も出来たりします。実際、多くの人はスロープカーで登り、下りの参道で秋の景色を楽しんでいたようでした。

参道の途中にある売店で、英彦山ならではのお土産「英彦山がらがら」を手に入れました。この土鈴は魔除けとして親しまれており「県指定伝統工芸品」に認定されています。価格は500円と、その安さに驚きました。完売が続出しているとの事でしたが、それなら貴重な工芸品を安売りしなくていいのに… 千円でも十分売れるんじゃないかと思いました。参道途中には、県指定重要文化財の「旧亀石坊庭園(雪舟が作ったとされる庭)」や「財蔵坊(山伏資料室)」があったので「ついで観光」しながら登っていきました。

神宮にたどり着くと、そこには紅葉と銀杏が織りなす鮮やかな世界が。落ち葉が地面に描く赤や黄色の模様も印象的で、多くの写真を撮り、ご朱印を頂きました。帰りの道中も含め、時間はかかりましたが、それだけの価値がある体験でした。本殿の上にも神社があり、周辺にも色々な観光スポットがあるなど、回り切れなかった場所が沢山ありましたが、来年以降の楽しみに取っておこうと思っています。

 

 


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