「Crystal Ball」の主人公の1人、田中あかり。13才くらい。金髪碧眼の日本人。
どこにいても目立ってしまう。
小学生になった途端に、酷いイジメが始まる。小学校は地元の公立で従兄弟の翔と一緒。その頃は、翔に庇ってもらってお兄ちゃんの下校時間まで、校庭で泣きながら待っていた。
お兄ちゃんは、ずば抜けて頭が良かったので中学受験。国立の中高一貫に進学。守ってくれる人は居なくなり、更にタチの悪いイジメに遭う。男の子たちに、かなり酷いセクハラめいた行為をされ、母穂月は学校に抗議するが、逆に加害者の男子の母親から「あかりちゃんが、男の子を誘った」と噂を立てられ、穂月は、娘を私立の女子校に転校させる。
学費が高額でそれなりの経済力が無いと入れない。低偏差値のお嬢様学校。
あかりは、勉強が壊滅的にできない。テストは30点取るのがやっと。話してても子供っぽい。
ずっと先になって、識字障害があることがわかります。知能自体は高い。
勉強しても、教科書がよく読めない。文章もまともに書けない。
「私はバカだから仕方ないでしょ」生まれた時から、そうだから「その自分」を受け入れています。
勉強は大嫌いで、嫌いだからバカなんだだと思っています。努力もするし、翔が勉強を教えますが「無理」と匙を投げます。
努力しても絶対に報われない。それが障害です。バカだと蔑まれ成長していく田中あかり。性格が能天気で考えるより本能で動く性格。突拍子の無い行動と決断の速さ。
勉強は、口頭で教える。穂月も翔もその方法にたどり着きます。それで30点取れて、
高校卒業できれば良し。
あかりは、会社勤めは無理。早く結婚して主婦になろうと思っています。この子は、家事は完璧。
発達障害、識字障害、感情障害などは、外から見れば健常なので逆に生きにくいです。
病気じゃないんです。
障害。治らない。そもそも、そのようにできている。