★10月のバラⅡ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しています。

マガモ・アメリカヒドリガモ・コガモ

2022-12-22 10:51:15 | 水鳥・渡り鳥

マガモの♂の頭部は美しい玉虫色なので、飛来すると誰にでも、すぐに判ります。

ヒドリガモ程多くは飛来して居ませんが、湖岸近くを散策すれば必ず目に付く水鳥です。

マガモのツガイ

立ち泳ぎしているのはマルガモ(マガモとカルガモの交雑種)

首の色が茶色で、マガモとの違いがすぐに判ります。

マガモのツガイ

マガモの♂

沢山のヒドリガモが着水しました。

着水したヒドリガモは、必ずと言って良いほど、盛んにウォーミングアップします。

おや~? 

群の中央付近に頭部に緑色の帯状模様のアメリカヒドリガモが混じって居ますネ。

湖岸近くにやって来ました。

ツガイでしょうか?

アメリカヒドリガモかと思って写した手前のカモはコガモでした。

コガモはかなり身体が小さいので判別できます。

アメリカヒドリガモとよく似た緑の帯状模様が目から後頭部にあります。

コガモはぬかるんだ場所で餌探しが得意です。

湖岸を探すとマガモの半分くらいの小さなコガモに良く出会えます。

尾羽の玉虫色もコガモの特徴です。

コガモの♂

未だエクリプス中でしょうか? 頭部が斑です。

コガモのツガイ

 

コガモの♀

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諏訪湖にカワセミがやって来た❕

2022-12-19 09:32:22 | 水鳥・渡り鳥

諏訪湖に一番多く、集団で飛来している渡り鳥はヒドリガモです。

例年、一番乗りで飛来して、春が来る迄、ゆっくりと滞在しています。

ヒドリガモのツガイ。

ヒドリガモが飛来している賑やかな岸辺の岩に小鳥が止まりました。

小さな小鳥は胸は茶色く背は綺麗な瑠璃色のカワセミです!

カワセミは水の綺麗な場所にしか生息しないと聞いていました。

私は長い事、諏訪湖の野鳥を観察して来ましたが、カワセミに出会ったのは初めてです。

諏訪湖は真冬以外は『菱』が繁茂しており、お世辞にも綺麗な湖とは言えませんが

現在は『菱』が湖底に沈んで、凪ぎた日は、湖面は鏡のように美しく見えます。

両足を揃えた姿が愛らしいカワセミ。

下の嘴が茶色に見えるので♀でしょうか?

カワセミは岩の上をぐるっと回って、ほんのわずかな滞在で飛び去りました。

カワセミが飛び去った後、カワウが飛来しました。

カワウは留鳥ですから何時でも何処ででも見かけますが、間近で見ると

カワウの目はグリーンです。

カワウの羽毛はカモ類に比べて水をはじく脂肪が少ないため濡れやすく

水から上がったカワウは終始翼を広げて羽毛を乾燥し、飛行しやすくしています。

カワウはワカサギを大量に捕食するので、漁師さんの目の敵にされており、

集合していると、高速モーター付きの舟や砲音で追い払われています。

 

カワウ追いの高速舟

         

         行き場を無くしたカワウ達

 

 

 

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巫女アイサ

2022-12-13 15:33:16 | 水鳥・渡り鳥

 

北風が強く荒れた諏訪湖では水鳥達はヨットハーバーの防波堤の影に身を潜めて

姿を見せません。(対岸の山並みは穂高連峰)     

      

湖岸の、すっかり落葉したナナカマドの木では赤い実が目立つ様になりました。

風の強い日は、お天気でも体感温度はかなり低いです。

   (例年、天竜川の河口に飛来している巫女アイサの集団。)

ミコアイサの名前は、白い羽が巫女の白装束に似ている事から命名された説と

秋早く現れるカモと言う事から秋早鴨(あきさ)と呼ばれ、転化してアイサになった説。

また、もう1つは、この鳥が現れると秋が去って冬になる事から

秋去り(アキサリ)と呼ばれていたものが転化したと言う説があると言われています。

                           (ネットより)

    (岩の上に上がっている♂は珍しいです。)

巫女アイサの大きさは、マガモの半分くらいの大きさで、身体が小さく

警戒心が強く、岸近くには寄り付かなにので、私には撮影が難しいです。

巫女アイサは目の周りが黒いので「パンダガモ」と呼称されたりします。

冠毛を逆立てているのは求愛活動だそうです。

巫女アイサのツガイ

巫女アイサの♀

光線の具合で色が変わって見えます。

エクリプス状態の♂(冠毛部分がすっかり白色に変わって居ない。)

巫女アイサのツガイ・後ろは♀の巫女アイサです。

エクリプス中の♂

 

 

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カワアイサ

2022-12-06 09:00:22 | 水鳥・渡り鳥

例年カワアイサが渡来する場所が在ります。

今年はかなり沖の浮島付近に渡来して居て詳細観察が難しいですが

頭髪の色から♂1・♀2が飛来しているのが確認出来ました。

カワアイサのツガイ・冠毛が茶色が♀・♂は冠毛が濃緑

カワアイサの♀はすっかり冬羽になって居ないか、幼鳥にもみえます。

(手前はカルガモ)

♂は眼の下に斑点が見られます。

♂も未だ冬羽にすっかり変わって居ないのかもしれません。

カワアイサの♀とオオバン(手前)

カワアイサは嘴を上に伸ばす姿を良く見せます。

湖岸で写したカワアイサの♂  (2020.12.17写)

カワアイサの♀

至近距離で観察するとカワアイサは怖い表情です。

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天竜川のホオジロガモ

2022-11-25 08:57:29 | 水鳥・渡り鳥

諏訪湖を源とする天竜川は釜口水門を境に名が変わります。

水門は天竜川に流出する水量を調節する要となる場所ですが、

水門の両脇には諏訪湖と天竜川を行き来する魚の為の魚道が設置されています。

諏訪湖から流出したワカサギや川魚目当てに、天竜川河口には毎年渡り鳥が飛来します。

天竜川に架かっている最初の橋は『赤鉄橋』と呼ばれ親しまれていますが

ホオジロガモの集団は主に、赤鉄橋と釜口水門の間に飛来する事が多いです。

 

川幅が広くて私のカメラでは詳細写せないのですが、

今年初めて頬に真ん丸な白印のあるホオジロガモの♂を見つけました!

群の中には、今現在はっきりと頬が白いカモは1羽しかおりませんが、

エクリプス状態(カモの冬羽に変わる前の状態)のカモも見られて興味深いです。

手前のホオジロガモはエクリプス中?

ホオジロガモのツガイ。

♂は冠毛が濃い緑で嘴は黒い。♀は冠毛が茶色で嘴の先が黄色い。

♂の正面の顔は両頬が白いのでユーモラスです。

尖がり頭もユニークで遠くからでも判明できます。

♀が自己アッピールしているのでしょうか?

けたたましく水しぶきをあげています。

♂の求愛行動はとてもユーモラスです。

You-Tubeでホオジロガモの♂の求愛行動を見つけましたのでご覧下さい。

 

 

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