★10月のバラⅡ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しています。

諏訪湖にカワセミがやって来た❕

2022-12-19 09:32:22 | 水鳥・渡り鳥

諏訪湖に一番多く、集団で飛来している渡り鳥はヒドリガモです。

例年、一番乗りで飛来して、春が来る迄、ゆっくりと滞在しています。

ヒドリガモのツガイ。

ヒドリガモが飛来している賑やかな岸辺の岩に小鳥が止まりました。

小さな小鳥は胸は茶色く背は綺麗な瑠璃色のカワセミです!

カワセミは水の綺麗な場所にしか生息しないと聞いていました。

私は長い事、諏訪湖の野鳥を観察して来ましたが、カワセミに出会ったのは初めてです。

諏訪湖は真冬以外は『菱』が繁茂しており、お世辞にも綺麗な湖とは言えませんが

現在は『菱』が湖底に沈んで、凪ぎた日は、湖面は鏡のように美しく見えます。

両足を揃えた姿が愛らしいカワセミ。

下の嘴が茶色に見えるので♀でしょうか?

カワセミは岩の上をぐるっと回って、ほんのわずかな滞在で飛び去りました。

カワセミが飛び去った後、カワウが飛来しました。

カワウは留鳥ですから何時でも何処ででも見かけますが、間近で見ると

カワウの目はグリーンです。

カワウの羽毛はカモ類に比べて水をはじく脂肪が少ないため濡れやすく

水から上がったカワウは終始翼を広げて羽毛を乾燥し、飛行しやすくしています。

カワウはワカサギを大量に捕食するので、漁師さんの目の敵にされており、

集合していると、高速モーター付きの舟や砲音で追い払われています。

 

カワウ追いの高速舟

         

         行き場を無くしたカワウ達

 

 

 

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冬将軍がやって来た

2022-12-15 18:59:55 | 我が家の庭

零下の朝、庭のシモバシラ(シソ科)の植物の根元から

今年になって2度目の氷柱が立ち上がりました。

シモバシラの氷柱が出現すると冬将軍のお出ましの合図と心得ている私です。

     

シモバシラの氷柱は茎が吸い上げた水分が、気温の低下で凍てついて、

茎に氷柱となって纏わりついているシモバシラ特有の不思議な現象です。

  

昨年は11月30日に零下4度の気象条件で、少し大掛かりなシモバシラが見られました。

対比してご覧ください。  令和21年11月30日のシモバシラ

シモバシラは初秋にひっそりと花をかせますが、

園芸品種では無く野草だと思います。

私は、花が目的ではなく、零下の朝に現れる氷柱見たさに育てている植物です。

シモバシラの氷柱は気温が零下になると現れますが、あまり低温すぎても出現しません。

一昨日は午前6時頃の気温が零下4℃でした。

正確なデーターを取ったことは在りませんが 

風の強い日や雪が降った日も出現しません。

どの氷柱を見ても同じ姿形のものは無く、

自然が作り出すガラス細工の様に繊細です。

朝陽が当たり始めると見る見るうちに半透明から透明に変わり消えてしまいます。

何度か氷柱を立てながら茎の水分が少しずつ蒸発し乾燥して行くので

出現期間が限られており、充分観察出来ないのも魅力の一つでもあります。

昨年に比べるとスケールは小さいですが、

シモバシラの氷柱は何度目にしても厭きないミステリアスな現象です。

 

 
 
 
 
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巫女アイサ

2022-12-13 15:33:16 | 水鳥・渡り鳥

 

北風が強く荒れた諏訪湖では水鳥達はヨットハーバーの防波堤の影に身を潜めて

姿を見せません。(対岸の山並みは穂高連峰)     

      

湖岸の、すっかり落葉したナナカマドの木では赤い実が目立つ様になりました。

風の強い日は、お天気でも体感温度はかなり低いです。

   (例年、天竜川の河口に飛来している巫女アイサの集団。)

ミコアイサの名前は、白い羽が巫女の白装束に似ている事から命名された説と

秋早く現れるカモと言う事から秋早鴨(あきさ)と呼ばれ、転化してアイサになった説。

また、もう1つは、この鳥が現れると秋が去って冬になる事から

秋去り(アキサリ)と呼ばれていたものが転化したと言う説があると言われています。

                           (ネットより)

    (岩の上に上がっている♂は珍しいです。)

巫女アイサの大きさは、マガモの半分くらいの大きさで、身体が小さく

警戒心が強く、岸近くには寄り付かなにので、私には撮影が難しいです。

巫女アイサは目の周りが黒いので「パンダガモ」と呼称されたりします。

冠毛を逆立てているのは求愛活動だそうです。

巫女アイサのツガイ

巫女アイサの♀

光線の具合で色が変わって見えます。

エクリプス状態の♂(冠毛部分がすっかり白色に変わって居ない。)

巫女アイサのツガイ・後ろは♀の巫女アイサです。

エクリプス中の♂

 

 

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木守り

2022-12-09 08:56:44 | 木の実

ここ数日。零下の朝が続いています。

11月中頃迄、まるでリンゴのスダレの様にリンゴが実っていた郊外のリンゴ園では

すっかり収穫が終わって居ました。

リンゴ畑には、今年の実りに感謝し、同時に翌年の豊作を願い、

リンゴの木に一つ二つ実を残してあります。

そんな様子を歳時記では『木守り』と呼んで、冬の季語になって居ます。

本来ならば黄色いシナノゴールドの色付いた木守り。

          

    (シナノゴールドの実っている様子・20.11.11写)

木守りは、自然の恵みに畏敬の念と感謝の気持ちを奉げて

小鳥たちや自然に返す意味もあるそうですが、木守りを身近で見上げると

果樹園の持ち主の収穫に対する敬謙な気持ちが伝わりほのぼのします。

リンゴの木は実ったリンゴの重さで木がしなったり、歪んだりしています。

葉が落ちると木の幹はリンゴの重みにいかに耐えてきたかが

一目瞭然に見られるのも興味深いです。

赤く鈴なりしているリンゴはフジですが、切ると蜜がいっぱいです。

 

★リンゴの花 (20.5.12写す)

 

        

    土に還るリンゴ。

 冬のリンゴの木立

 

 

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カワアイサ

2022-12-06 09:00:22 | 水鳥・渡り鳥

例年カワアイサが渡来する場所が在ります。

今年はかなり沖の浮島付近に渡来して居て詳細観察が難しいですが

頭髪の色から♂1・♀2が飛来しているのが確認出来ました。

カワアイサのツガイ・冠毛が茶色が♀・♂は冠毛が濃緑

カワアイサの♀はすっかり冬羽になって居ないか、幼鳥にもみえます。

(手前はカルガモ)

♂は眼の下に斑点が見られます。

♂も未だ冬羽にすっかり変わって居ないのかもしれません。

カワアイサの♀とオオバン(手前)

カワアイサは嘴を上に伸ばす姿を良く見せます。

湖岸で写したカワアイサの♂  (2020.12.17写)

カワアイサの♀

至近距離で観察するとカワアイサは怖い表情です。

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