諏訪湖に一番多く、集団で飛来している渡り鳥はヒドリガモです。
例年、一番乗りで飛来して、春が来る迄、ゆっくりと滞在しています。
ヒドリガモのツガイ。
ヒドリガモが飛来している賑やかな岸辺の岩に小鳥が止まりました。
小さな小鳥は胸は茶色く背は綺麗な瑠璃色のカワセミです!
カワセミは水の綺麗な場所にしか生息しないと聞いていました。
私は長い事、諏訪湖の野鳥を観察して来ましたが、カワセミに出会ったのは初めてです。
諏訪湖は真冬以外は『菱』が繁茂しており、お世辞にも綺麗な湖とは言えませんが
現在は『菱』が湖底に沈んで、凪ぎた日は、湖面は鏡のように美しく見えます。
両足を揃えた姿が愛らしいカワセミ。
下の嘴が茶色に見えるので♀でしょうか?
カワセミは岩の上をぐるっと回って、ほんのわずかな滞在で飛び去りました。
カワセミが飛び去った後、カワウが飛来しました。
カワウは留鳥ですから何時でも何処ででも見かけますが、間近で見ると
カワウの目はグリーンです。
カワウの羽毛はカモ類に比べて水をはじく脂肪が少ないため濡れやすく
水から上がったカワウは終始翼を広げて羽毛を乾燥し、飛行しやすくしています。
カワウはワカサギを大量に捕食するので、漁師さんの目の敵にされており、
集合していると、高速モーター付きの舟や砲音で追い払われています。
カワウ追いの高速舟
行き場を無くしたカワウ達