ご近所散歩

うだうだバタバタしているうちに、気づけば２月も半ば。

どうりで梅の花が咲くわけだ。

数日前のみぞれで冷たい日とは打って変わって、南風が吹き曇りでも暖かな日。

空を見上げれば、今日も複数のトンビが上空から獲物を狙っている。あ〜そこのあなた

会話に夢中になって疎かになっているその左手のコロッケ、狙われてますよ〜。言いた

い。教えたい。けれど声を掛ける勇気はない。どうか無事でありますように。

トンビが上昇気流に乗って、輪を描きながら上空へ舞い上がる姿は優雅だし、脅威の視

力（人間だと７〜８.０だとか）は羨ましい。むかしむかし、数人で横並びで海を眺めな

がらサンドイッチを食べていた。狙われているのは分かっていた。警戒しつつ口に運ん

だその瞬間取られた。あの鋭い爪。音も無く忍び寄り、一瞬だけバサっという羽音をさ

せ、瞬時にいなくなる姿は今でも鮮明に覚えている。

それより、お昼は何にしよう。帰って作るのも面倒だし、週末の混んでいるお店に入る

のも面倒。コンビニって気分でもないし・・・などと考えつつ漕いでいたら、来たこと

のない場所。路地って、ちょっぴり方向感覚を奪われる。

近所だと思って油断したら昼ごはんが遠のいた。そんな一日の始まり。