ロシア、中央シベリア高原の北西部にあるクラスノヤルスク地方の都市、ノリリスクを流れるダルディカン川の水が突如血のような赤に染まり、「疫病が流行りだすかも!」っと住民たちを恐怖の渦に陥れた。
突如川の色が赤く染まったのは9月6日。これを受け、9月8日にロシア天然資源環境省はその原因の究明に乗り出したという。
ノリリスクは世界有数のニッケル鉱山があり、世界で7番目に汚染された都市として知られている。
まだ明確にはわかっていないが、ダルディカン川付近にはニッケル生産の世界最大手であるノリリスク・ニッケル社の運営する金属精製工場があり、化学物質が漏出した可能性があるそうだ。だがノリリスク・ニッケル社はこれを否定しているが、度々配管が壊れる事故を起こしているとの証言もあり、事実この川が赤く染まったのは今回が初めてではないそうだ。
もし工場の配管が壊れ汚染物質が川に流出していたら大変なことになる。環境省はこの川の水は公共の水道の配水網にはつながっていないので直接的な脅威をもたらすことはないとしているが、川の水が気化し、それが雨となって降り注いだら間接的な脅威であることは間違いない。
環境省は調査中、金属精製工場の稼働を縮小するよう要請したそうだ。via:rt
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