【ファッションおたく】
「安心してください、穿いてますよ」が2015年の流行語で話題になったが、安心できないのが豪版「ハーパース バザー」最新号の表紙だ。日本でも人気のモデル、ミランダ・カーがフル・ヌードで登場して物議を醸している。「美しい」という声と同時に「ポルノ雑誌の表紙のよう」という批判の声もあり、オーストラリアの大手スーパーでは店頭から同誌を撤去したようだ。
「穿いてません」全裸のミランダ表紙に賛否両論
話題となった同誌の表紙。ミランダは全裸でベランダによりかかりポーズを取っている。その姿は、お笑い芸人・とにかく明るい安村の「安心してください、穿いてますよ」のようだが、ミランダの場合、安心できない、“穿いてない”というのだから。
公式HPでは、豪版表紙を「ビバリーヒルズにある高級ホテルのベランダで撮影されたこの写真のファッションクレジットは、クリスチャン ルブタンのヒールに、数点のジュエリーのみ」と紹介されている。全裸のミランダのひきしまったボディーは芸術品のようだ。
現地発売(14日)の数日前、同誌の公式インスタグラムにその衝撃的な表紙写真が投稿された。コメント欄には、「美しい」「すばらしい表紙だ」「ゴージャス」というミランダへの称賛の声と同時に、「これはファッション誌?」「なんてばかばかしい」「安っぽいポルノ雑誌のようだ」という批判の声も上がり、瞬く間に話題となってネット上を駆け巡った。
豪スーパーの店頭から引き上げ 顧客の苦情
賛否両論渦巻く中、オーストラリアで約750店舗を展開する小売りチェーン「コールス」は同誌の販売を中止したと、18日、ガーディアン・オーストラリア(電子版)が伝えた。「子供と一緒に買い物に来る顧客から苦情を寄せられ、店頭から引き上げた」(コールスの広報担当者)という。
コールスの決定に対して、同誌編集長のケリー・ハッシュは「世界中から称賛された表紙であり、コールスがその芸術性を理解してくれないのは残念」とフェアファックス・メディアにコメントしたという。
世界最古の女性向けファッション誌「ハーパース バザー」は現在19カ国・地域で出版されている。2000年~2010年にかけて出版されていた日本版は一昨年に復刊した。15年4月号の表紙には、ミランダ・カーが起用されており、その際も上半身が裸で腕を交差させ胸を隠すというセクシーなポーズだった。その号でミランダは「裸になるのが大好き」と告白している。
日本では「全裸(?)のこじはる」表紙のファッション誌完売
「28歳、一生“女の子”宣言!」を雑誌コンセプトに掲げたファッション誌「スウィート」の8月号はAKB48の小嶋陽菜さん。その姿もまたほぼ全裸(?)。ファッション雑誌である同誌が「洋服を着ない」表紙に挑戦するのは今回が初の試みだったという。
同誌の渡辺佳代子編集長が、「同性でも触れたくなるくらいキレイだった」という“女の子が最も憧れるマシュマロボディ”の小嶋陽菜さんに熱烈なオファーをしたという。同号は実売27万部超を売り上げ完売し、7月の女性ファッション雑誌販売部数1位に。「多くのメディアに取り上げられ、通常の読者以外の方にも手に取ってもらうきっかけとなった」(同誌広報担当者)という。
確かに、ファッション誌なのに表紙のモデルが服を着ていないなんてどうよ?の感もあるが、話題性は抜群といえる。両者のヌード(?)に卑猥さなどはみじんも感じず、ただただ「う、美しい…」というものだったのは同性だからか? 異性の目にはどう写るのか? 子供の目には刺激が強すぎるのか? 国の事情は違えど、一方はスーパーの店頭から早々に撤去され、一方は完売するという結果になった。
(杉山みどり)
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