明後日2016年4月10日から2日間にわたって広島で、先進国G7の外相会合が開かれます。
そこで出される「広島宣言」に、核兵器の非人道性という言葉が使われないことが判明しました。
核保有国の米英仏を含めて、G7外相らが平和記念公園を訪問し、広島県選出の岸田文雄外相が平和記念資料館(原爆資料館)を案内する予定になっており、日本政府は、宣言をめぐって議論が紛糾することを避ける . . . 本文を読む
最近は中国の脅威ばかり言ってるけど、俺のことを忘れるなと言わんばかりの、文字通りの蛮行。
2015年1月6日、北朝鮮は4回目の核実験を行ない、しかも、初めての水爆の実験だとはったりをかまして、周辺諸国を威嚇しました。
北朝鮮の核実験強行は、東アジアの緊張を増すものであり、世界の核兵器廃絶の流れに逆行するものであり、北朝鮮と周辺諸国の人々を放射能の脅威にさらすものであり、日 . . . 本文を読む
2015年10月29日、原爆症認定訴訟、東京地裁でまた原告全員勝訴です!
広島や長崎に投下された原爆で被爆した17人が原爆症と認められないのは不当だとして、本人や遺族計19人が、国を相手に認定申請の却下処分の取り消しを求めていたのですが、増田稔裁判長は、17人全員を原爆症と認め、却下処分を取り消しました。
「原爆症認定基準は合格するのが司法試験より難しい」
と . . . 本文を読む
本日、2015年8月9日、安倍首相は長崎原爆の日の記念式典で次のようにあいさつしました。
「今日の復興を成し遂げた長崎の街を見渡すとき、改めて平和の尊さを噛(か)みしめています。そして、世界で唯一の戦争被爆国として、非核三原則を堅持しつつ、「核兵器のない世界」の実現に向けて、国際社会の核軍縮の取り組みを主導していく決意を新たにいたしました。
特に本年は、被爆 . . . 本文を読む
このところ、毎日何万人と言う方にご来訪いただいております。
本当にありがとうございます。
橋下徹大阪市長と大阪維新の会が仕掛けた大阪「都」構想住民投票前後もそうでしたが、この国が危機になると、うちのブログも自然と来ていただける方が増えるようです。
そんな中、昨日、2015年8月5日の記事では、普段は(このブログでは)決して口にしないような弱音を最後に吐いてしまいました . . . 本文を読む
それはそれで、ある意味結構なことなのですが。
アメリカ国務省(日本で言う外務省)は、明日2015年8月6日行われる「広島原爆の日」の式典と、9日に行われる「長崎原爆の日」の式典にケネディ駐日大使が去年に続いて参列するほか、核軍縮を担当するゴッテモラー国務次官も参列すると発表しました。
国務省のトナー副報道官は4日の記者会見で、
「オバマ大統領が目指す核兵器のない世界に向 . . . 本文を読む
2006年5月12日、原爆症集団認定訴訟最初の判決だった、大阪地裁での原告9人全員勝訴を伝える翌日の朝日新聞。
わたくし、原告弁護団席で、原告お一人お一人が裁判長から名前を読み上げられて次々に勝っていくのを目の当たりにして、まさに前が見えない滂沱の涙!
これがその時の旗出しです。
その後も連戦連勝!
ここまで近畿原爆症認定訴訟 . . . 本文を読む
昨日の中国・北朝鮮が賛成している核兵器禁止条約に反対する日本に広島・長崎への訪問を呼び掛ける資格はない という記事に、国連総会で「国際司法裁判所の勧告的意見の後追いをする」という決議に、日本政府が棄権したということを書きました。
今日は、その勧告的意見っていったいなんだという話です。
国際司法裁判所(ICJ International C . . . 本文を読む
日本の多くの市民には知られず、また信じがたいことだと思いますが、「唯一の被爆国」として核兵器廃絶を主張しているはずの日本の政府は、核兵器廃絶禁止条約締結の足を引っ張り続けています。
2014年末に開かれた国連総会は12月2日、軍縮・国際安全保障問題を扱う第1委員会に付託された63本の決議を採択しました。このうち32本は無投票で採択され、残りが採決に付されました。核軍縮関連は21本で、そ . . . 本文を読む
長崎の「焼き場に立つ少年」
またも、原告の被爆者全員に対する原爆症が認められました!
原爆症の認定申請を却下されるなどした大阪と兵庫、京都3府県の被爆者9人が却下処分の取り消しなどを求めた集団訴訟の判決が2013年8月2日、大阪地裁でありまし。山田明裁判長は、既に国の認定を受けている1人を除く8人全員について被爆と疾病の因果関係を認め、却下処分の取り消しと原爆症認定の義務付けを国に命じ . . . 本文を読む
2013年5月20日付の中央日報が掲載した「安倍、マルタの復讐を忘れたのか」と題するコラムは「神は人間の手を借りて悪行に懲罰を加えてきた。最も過酷な刑罰が大規模な空襲だ。第2次大戦末期、ドイツ・ドレスデンが焼かれ、広島と長崎に原子爆弾が落とされた」とし、これらを「神の懲罰であり人間の復讐」と主張しました。
このコラムをめぐっては、在韓国日本大使館が中央日報に抗議したほか、広島 . . . 本文を読む
映像の最後に出てくる背中が焼け爛れた少年は、長崎の谷口稜曄(すみてる)さん(長崎原爆被災者協議会会長)という方で、今もご存命です。私も何度もお会いしました。
今日は長崎の原爆忌。
この映像も撮影後30年も隠蔽されてきたのは、核兵器と放射線の脅威を人々に知らせないためでした。戦争後、アメリカ占領軍が原爆投下の被害を語ることを禁じ、隠し続けたことと同じ目的 . . . 本文を読む
黒い雨 デジタルニューマスター版 [DVD]
田中好子 (出演), 北村和夫 (出演), 今村昌平 (脚本) | 形式: DVD
井伏鱒二の同名小説を名匠・今村昌平監督が、抑えに抑えたモノクロームの映像と静かな語り口の中から、戦争と原爆への怒りを露にしていく名作。黒い雨を浴びて原爆症となり運命を狂わされる女性に田中好子。「正義の戦争よりも不正義の平和のほうが . . . 本文を読む
原爆症とは、広島・長崎への原爆投下での被爆による健康被害の総称です。広島・長崎に投下された原子爆弾による放射線を浴びて生じた健康障害のことで、被爆直後に発生する発熱や下痢、脱毛などの急性原爆症と数十年経過後に生じるがんや白内障などの晩発性原爆症があります。
原爆症認定制度とは、「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」に基づき、厚生労働大臣が原爆症と認定した被爆者には、毎月1 . . . 本文を読む
2012年3月9日、大阪地裁で下された原爆症認定訴訟被爆者勝訴判決について、国・厚生労働省は3月23日の控訴期限までに控訴することさえ出来ず、被爆者側の勝訴判決が確定しました。
心筋梗塞について、あらためて放射能起因性が認められたこと。
放射線の影響についてしきい値がない可能性が指摘されたこと。つまり、どんなに低線量の放射線でもこの病気を起こす可能性が確認されたこと。
そして . . . 本文を読む