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私が応援すると、その人はろくなことにならないんですが(笑)
鉢呂経産相がんばれ 「原発はゼロになる」 上関原発事業中止検討! 読売・産経の攻撃開始
9月27日の衆議院予算委員会で、平岡秀夫法相が9月17日に在日アメリカ軍の再編に伴う空母艦載機の山口・岩国基地への移転に反対すると発言したことが取り上げられました。
自民党・河井克行議員「平岡法相は『政治家としては(移駐に)反対の気持ちは変わらない』と言っている。野田内閣が本気で再編を進める気があるのか疑問です」
平岡法相「あくまでもその部分は政治家個人としての気持ちを発言したが、その後に『今、なすべきは空母艦載機の岩国への移駐によって影響を受ける住民の声を政府に届けることだ』とも申し上げている」
河井議員「明確にお尋ねする。日米合意に基づくアメリカ軍再編には賛成か、反対か」
平岡法相「艦載機の移駐については、河井議員もご存じでしょ。当時の自公政権が(山口県)岩国市に対して建設中だった岩国市庁舎の補助金45億円を無理やりカットするという暴挙に出たのは、一体どっちの政権だった。そういう経緯を考えて!」
と、平岡法相が怒ってしまいました。
また9月17日、岩国市内で記者会見し、中国電力による山口県上関町への原発建設計画に関連して「野田内閣の閣僚の多くは(原発の)新増設はかなり難しいとの認識を持っている。私もその一人」と述べています。
死刑執行や原発推進に慎重な意見を述べたこともあって、自民党に目をつけられたのでしょう。
しかし、この岩国市役所庁舎問題は、安倍自民党政権の暗部です。むしろ、これを機会に自民党の体質を暴いていくべき話なのです。
岩国市は2005年度から、2001年の芸予地震で耐震性が下がった市役所庁舎の建て替え工事を進め、本体工事費81億円のうち49億円を国の補助金でまかなう計画でした。
ところが、2007年度に35億円を補助してもらえば完成するはずだったのに、防衛施設庁は突然、全額カットを通告してきたのです。
(米軍基地は沖縄だけじゃない。広大な岩国基地)
人口15万人の岩国は「基地の街」です。臨海部の米海兵隊岩国航空基地に57機が所属しています。
もともと、市庁舎の補助金は、1996年の日米特別行動委員会(SACO)の合意で沖縄の負担軽減のため空中給油機12機を受け入れたことへの見返りでした。
そこへ、新たに空母艦載機を移駐させる日米両政府の再編方針が2005年10月に公表されました。
それで、安倍政権はさらに厚木基地の艦載機59機を2014年までに岩国に移駐する方針を閣議決定したのです。
(米軍再編でいきなり負担を強いられた岩国)
厚木基地では、艦載機が空母に夜間に離発着をできるようにするための、夜間「タッチアンドゴー」を繰り返すNLPという訓練が行われ、厚木基地騒音訴訟という有名な行政訴訟になっているくらいひどいものです。
そんなものは、平岡氏でなくても故郷に来てほしくないでしょう。
井原勝介氏が発議した2006年3月の住民投票では、市民の87%が厚木基地の艦載機受け入れに反対でした。合併に伴う翌月の市長選でも移駐案撤回を掲げた井原氏が自民推薦候補を破って当選したのです。
井原市長は「沖合移設は再編の受け皿になるための事業ではない。住民の意思も示されている」と、安倍政権のゴリ押しを突っぱねました。
(防衛省の予測でも米軍再編で一杯米軍機が来るととにかくうるさくなるんです!)
その結果が補助金カットでした。補助目的は、米軍再編に伴う地元負担への脅迫材料に使われたのです。
当時の安倍政権の久間章生防衛相は衆院決算行政監視委員会の分科会で補助金カットの理由を問われ、「(再編を)受け入れられないという市長さんの話が出て参りましたので」と堂々と答弁しました。
いいですか。まとめます。
沖縄の12機を受け入れるということで補助金が決まった。
ところが米軍再編でさらに厚木の59機受け入れろというのでそれは拒否した。
そしたら最初の補助金もカットになり、市庁舎の工事が途中で立ち往生、という話になったのです。
これは誰でも怒るでしょう?
井原氏は結局、安倍・福田政権の圧力に屈した市議会と、この市庁舎財源問題で対立して辞職。出直し選挙でも敗れることになりました。
実は、平岡法相は1999年に岩国市長選挙で、井原氏に負けているのですが、恩讐を超えて、今回この事件に触れたわけです。
平岡法相が激高したのは、質問した河井議員が広島選挙区で、2007年当時安倍→福田内閣の法務副大臣だったからです。だから、平野法相は「河井議員もご存じでしょう」と怒ったのです。
岩国に暮らす人々にとって共通の問題であり、誰もが本当は怒っていることなのです。
平岡法相は、閣内不一致として追及されないように、今回の怒りの発言を撤回しましたが、まだこのことで自民党から追及されるようなら、国民が自民党の理不尽を逆に追及すべきだと思います。
井原勝介ー草と風のノート
ウィキペディア 在日米軍再編問題 岩国基地への空母艦載機部隊移転
(沖合建設が進められ、2014年の厚木からの艦載機を受け入れる準備が進行している岩国基地)
安倍はろくなことせん!と思われた方は
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平岡法相、自民の追及に激高=衆院予算委が紛糾
27日午前の衆院予算委員会で、平岡秀夫法相(衆院山口2区選出)が地元にある米軍岩国基地への米空母艦載機部隊の移転に反対していた問題を自民党から追及されて激高し、審議が紛糾する場面があった。
2006年の在日米軍再編に関する日米合意では、神奈川県の厚木基地にある空母艦載機部隊の岩国基地移転が盛り込まれた。
自民党の河井克行氏が、日米同盟を重視する野田政権の閣僚として「不適格」とただしたのに対し、法相は自民党政権が移転に反対した岩国市の庁舎建設補助金をカットしたことに言及し、「暴挙に出たのはどちらか」と声を荒らげて反論。中井洽委員長が「議論ではなく、答弁を」と注意したため、法相は激高したくだりを撤回したが、艦載機移転については「賛成していないが、閣議で決まったことには従う」と答弁した。
河井氏は納得せず、野田佳彦首相に「法相を罷免すべきだ」と要求。法相が死刑執行に慎重姿勢を崩さないことや、過去に朝鮮大学校の行事に出席したことも併せて追及した。首相は「個別の政策について、皆が金太郎あめのように同じ意見とは限らない」と罷免を拒否した。(2011/09/27-13:35)
感心しましたので、サンプルとして残すことにして削除しませんが、内容はやはり単なる罵倒なので(笑)、次回からはスパム通報して削除しますからお気をつけください。
よって、米軍を、日本のアメリカ軍基地から、総て撤収させよ!
この前提を考えずに、政治は思想だとか、相でないとか言って、この観点に立って右とか左とか言っても、全くの無意味に過ぎない。
これは、日本最大の政治、外交問題でしょう。ray様の記事は、正しい!
結局大臣は「反対か賛成か」という簡単な質問すら答えることをできなかった。
どっちなのでしょうか?
大臣となったら沖縄、岩国、厚木という地域を超えて我が国の国防を考えるべきではないでしょうか?。
この答弁で私は平岡さんには大臣になる器がないと感じました。
blog主さん、「厚木基地では・・」がとても気になる一文です。じゃー厚木の人たちは夜な夜な騒音で悩まされつづけていいのでしょうか?。
平岡さんと同じくとてもココロが狭いと感じます。
また自民党時代の暴挙とおっしゃるけど、八ッ場ダムなどの地元の意見も聞かないままイキナリ止めようした民主党政権もなんら変わらないと感じます。
いや、厚木からの移転の方が、国防・アメリカとの外交上必要であったと感じさせますが、いかがでしょうか?
湾岸戦争やイラク戦争で活躍しましたね。
日本を防衛するためなら、基地から戦闘機が飛べば良いのであって空母は要りません。
沖縄、岩国、厚木という地域を越えて国防を考えるとおっしゃいますが、現実に誰かは被害を受けるのです。できるだけ地域の負担を小さくすること、本当に専守防衛に必要な物に限るように発想するのは当然ではないでしょうか。
東京で消費する電力を供給するために福島の人が犠牲になりました。
そんなことが何度も起こらないように、必要悪は必要最小限にする柔軟な発想と努力が必要だと思います。
最終的には本当に日米安保が友好条約を超えて軍事同盟として必要なのかをも含めて。
というお考えと「そんなものは、平岡氏でなくても故郷に来てほしくないでしょう。」は繋がらないのでは?
また、こういう結論付け方は一方的で、八ッ場ダムと繋がるものを感じさせます。
>できるだけ地域の負担を小さくすること、本当に専守防衛に必要な物に限るように発想するのは当然ではないでしょうか。
おっしゃるとおりですが・・・
blog主さんも平岡さんも「艦載機なんて岩国に来て欲しくない」だけであって、艦載機が専守防衛に必要かどうかは考えておられませんね。
もしそこまで考えておられたなら、厚木に艦載機があるときから問題にされておられたはずです。
>岩国に暮らす人々にとって共通の問題であり、誰もが本当は怒っていることなのです。
岩国ではなく兵庫県にお住まいのblog主さんが、そこまで言い切れるのに不思議さを感じます。
また図にあるように岩国からは大型ヘリ8機がグアムに移動しますね。これは地域の軽減にはならないということでしょうか?
>平岡法相は、閣内不一致として追及されないように、今回の怒りの発言を撤回しましたが、まだこのことで自民党から追及されるようなら、国民が自民党の理不尽を逆に追及すべきだと思います。
という結論からは、レスに急に取り上げられた「専守防衛に何が必要か、日米同盟が必要かといった」といった問題と繋がりませんね。
blog主さんが記事を書かれたおりは、単に平岡さんを援護したかっただけではないでしょうか?。
記事内容は素晴らしいと思いますが、文章の端々に無理な援護が感じられてもったいないと感じました。
鉢呂前経産相と同じです。
私にとっては個人はどうでも良いことなんですよ。
9月30日の原発ヨウ素を読んでからここまで読まして貰いました。もう少し内容を吟味して貴論を評価しようと思っています。ただ大まかには頷ける内容です。しばらくはお気に入りに入れさせて貰います。
しかし焦点をずれさせない程度にですが、司法・法務の官僚横暴に基本はありますが、反面期ずれ程度でひっかけられる小沢もだらしないし、そもそも論的には不動産に熱を入れないで秘書に住宅福利厚生面で手当を厚くしておけば
、攻撃する方は別に探すんでしょうが、より国民の負託に応える政治家と言われるのですよね。
岩国でももともとそんな箱物を税金で立てようとしなければ、市財政の負担増も経るわけですからと考えていました。
それから、もともと先入観で色眼鏡で他人様のブログで議論を吹きかけな単純な者ですからよろしくね。
では。
これからも時々吹きかけてください。