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本当は東京高裁の一票の格差判決のコメントを書くべきなんでしょうが、去年の広島・大阪高裁より出来が悪いので萎えました。東京はいつもそう。
弁護士も事件を放置して懲戒を食らう人がいます。オーム事件で有名になった横山さんとかね。
普通の弁護士は1日でも締め切りに遅れたら裁判所や依頼者から怒られるんですから、警察や裁判所などお役所はいいなあという感じです。
2年も放置したら、完全に弁護士バッジを失います。
裁判所もこういうことやったら、私設の事件屋に降格とか、警察も警察署丸ごと、自警団になるっていう処分があるといいですね。怠慢な自警団も困り者ですが。
家裁怠慢事件ですが、家裁が監督するのは無理なんですよ。調査官にやれったって事件数に比べて調査官が少なすぎます。7000万円もあったら息子が使っちゃうことは十分考えられるので監督できないなら弁護士を不在者管財人にするしかなかったでしょう。
警察怠慢事件ですが、警察が怠慢だと人が死にますからね。ストーカー事件とか。ほんとに責任重大です。かつて神戸でも大学生が暴力団に拉致されたのに警察が動かなかったという痛ましい事件がありました。
警察はとことん犯罪の立件を嫌がります。意外でしょ?立件しちゃうと検挙できない可能性が出ます。検挙率を下げないために市民からの告訴・告発を極力受け付けないという本末転倒な役所になってます。検挙率は各署で競争してますから。検挙数を上げるんじゃなくて母数を減らそうとするんです。
警察に告訴にいってご覧なさい。冷たいですよ!脅される時もあります。結局弁護士が入ってあげないとだめなんです。
しかし、司法の世界がこれだけ怠慢なので、私のような人間も生息できるのかもしれません。
・・・あかんがな
家裁怠慢訴訟:原告の主張認め国に賠償を命令 東京地裁 2月24日
不在者財産管理人の次男(42)に金を横領されたのは、東京家裁八王子支部が監督を怠ったためとして、東大阪市の男性(72)が、国に約6100万円の賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、約1900万円の支払いを命じた。松並重雄裁判長は「家裁支部職員が次男の管理状況の調査を怠ったのは違法」と述べた。
判決によると、男性は72年に妻と離婚し、次男と三男は母方の父母が引き取った。三男が95年に交通事故死したため、男性に保険金など約7000万円が入ったが、男性の行方が分からなかったため、家裁支部は97年、次男を不在者財産管理人に選んだ。
家裁支部は10年後の07年、男性の居所を把握して財産の管理状況を通知したが、次男が02~03年に約1600万円を着服していたことが判明した。判決は「01年以降、次男が管理報告書の提出要請に応じなくなったのに、監督義務のある家裁支部が2年以上も放置したため損害が生じた」と認め、弁護士費用などと合わせ支払いを命じた。【伊藤一郎】
捜査怠慢訴訟:2審も死亡の因果関係を認める 賠償を命令 毎日新聞 2月24日
東京都足立区の新聞販売店従業員寮で04年、段ボール箱の中から小出亜紀子さん(当時24歳)の遺体が見つかった殺人事件を巡り、両親が東京都に2000万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は24日、全額の支払いを命じた東京地裁判決(08年11月)を変更し、1000万円の支払いを命じた。柳田幸三裁判長は1審同様「警視庁が適切に捜査していれば殺人を防止できた」と指摘し、捜査の怠慢と死亡の因果関係を認めた。
事件では、元朝日新聞販売店従業員の本間直人受刑者(30)と交際相手だった女(25)=当時19歳=が小出さんを約1カ月間監禁して暴行。04年1月に凍死させたとして、ともに殺人罪などで懲役13年の実刑判決が確定している。
高裁判決によると、多摩中央署は遺体発見の1カ月以上前に小出さんの母親や友人から捜索願の提出を受けるなどしたが、捜査を始めなかった。柳田裁判長は「母親らから得た情報で慎重に検討すれば、監禁の可能性が高いと判断できた。捜査しなかったのは不合理で違法だ」と判断した。一方で「小出さんは当初、自らの意思で本間受刑者宅から立ち去ることができたが、そうしなかった」と述べ1審より賠償額を減額した。
記者会見した父親(56)は「言いたかったことはほぼ認められた。警察は判決を謙虚に受け止め二度とこのようなことがないようにし、謝罪してほしい」と述べた。警視庁の吉田宏彦訟務課長は「判決を重く受け止める。今後の対応は内容を精査して決める」とのコメントを出した。
本間受刑者と女、女の母親の計3人は1審で都とともに賠償を命じられ控訴しなかった。このため、控訴審段階の被告は都だけだった。【銭場裕司】
弁護士も事件を放置して懲戒を食らう人がいます。オーム事件で有名になった横山さんとかね。
普通の弁護士は1日でも締め切りに遅れたら裁判所や依頼者から怒られるんですから、警察や裁判所などお役所はいいなあという感じです。
2年も放置したら、完全に弁護士バッジを失います。
裁判所もこういうことやったら、私設の事件屋に降格とか、警察も警察署丸ごと、自警団になるっていう処分があるといいですね。怠慢な自警団も困り者ですが。
家裁怠慢事件ですが、家裁が監督するのは無理なんですよ。調査官にやれったって事件数に比べて調査官が少なすぎます。7000万円もあったら息子が使っちゃうことは十分考えられるので監督できないなら弁護士を不在者管財人にするしかなかったでしょう。
警察怠慢事件ですが、警察が怠慢だと人が死にますからね。ストーカー事件とか。ほんとに責任重大です。かつて神戸でも大学生が暴力団に拉致されたのに警察が動かなかったという痛ましい事件がありました。
警察はとことん犯罪の立件を嫌がります。意外でしょ?立件しちゃうと検挙できない可能性が出ます。検挙率を下げないために市民からの告訴・告発を極力受け付けないという本末転倒な役所になってます。検挙率は各署で競争してますから。検挙数を上げるんじゃなくて母数を減らそうとするんです。
警察に告訴にいってご覧なさい。冷たいですよ!脅される時もあります。結局弁護士が入ってあげないとだめなんです。
しかし、司法の世界がこれだけ怠慢なので、私のような人間も生息できるのかもしれません。
・・・あかんがな
家裁怠慢訴訟:原告の主張認め国に賠償を命令 東京地裁 2月24日
不在者財産管理人の次男(42)に金を横領されたのは、東京家裁八王子支部が監督を怠ったためとして、東大阪市の男性(72)が、国に約6100万円の賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、約1900万円の支払いを命じた。松並重雄裁判長は「家裁支部職員が次男の管理状況の調査を怠ったのは違法」と述べた。
判決によると、男性は72年に妻と離婚し、次男と三男は母方の父母が引き取った。三男が95年に交通事故死したため、男性に保険金など約7000万円が入ったが、男性の行方が分からなかったため、家裁支部は97年、次男を不在者財産管理人に選んだ。
家裁支部は10年後の07年、男性の居所を把握して財産の管理状況を通知したが、次男が02~03年に約1600万円を着服していたことが判明した。判決は「01年以降、次男が管理報告書の提出要請に応じなくなったのに、監督義務のある家裁支部が2年以上も放置したため損害が生じた」と認め、弁護士費用などと合わせ支払いを命じた。【伊藤一郎】
捜査怠慢訴訟:2審も死亡の因果関係を認める 賠償を命令 毎日新聞 2月24日
東京都足立区の新聞販売店従業員寮で04年、段ボール箱の中から小出亜紀子さん(当時24歳)の遺体が見つかった殺人事件を巡り、両親が東京都に2000万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は24日、全額の支払いを命じた東京地裁判決(08年11月)を変更し、1000万円の支払いを命じた。柳田幸三裁判長は1審同様「警視庁が適切に捜査していれば殺人を防止できた」と指摘し、捜査の怠慢と死亡の因果関係を認めた。
事件では、元朝日新聞販売店従業員の本間直人受刑者(30)と交際相手だった女(25)=当時19歳=が小出さんを約1カ月間監禁して暴行。04年1月に凍死させたとして、ともに殺人罪などで懲役13年の実刑判決が確定している。
高裁判決によると、多摩中央署は遺体発見の1カ月以上前に小出さんの母親や友人から捜索願の提出を受けるなどしたが、捜査を始めなかった。柳田裁判長は「母親らから得た情報で慎重に検討すれば、監禁の可能性が高いと判断できた。捜査しなかったのは不合理で違法だ」と判断した。一方で「小出さんは当初、自らの意思で本間受刑者宅から立ち去ることができたが、そうしなかった」と述べ1審より賠償額を減額した。
記者会見した父親(56)は「言いたかったことはほぼ認められた。警察は判決を謙虚に受け止め二度とこのようなことがないようにし、謝罪してほしい」と述べた。警視庁の吉田宏彦訟務課長は「判決を重く受け止める。今後の対応は内容を精査して決める」とのコメントを出した。
本間受刑者と女、女の母親の計3人は1審で都とともに賠償を命じられ控訴しなかった。このため、控訴審段階の被告は都だけだった。【銭場裕司】