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大阪府内の来春の高校入試で、公私立高合わせた募集定員の総数が、上の表のように府内の受験予定者数より約2000人も少ないことがわかりました。
地域政党・大阪維新の会が府議会に提案した教育基本条例案が成立すれば、定員割れが3年続いた府立高が統廃合される、といういことで、今春入試で定員を満たせなかった多くの府立高が統廃合の対象となるのを避けようと、事前に定員減を求めたのです。
府内の公私立高の募集定員はこれまで、中学生の進学先確保のため、公立7割、私立3割の比率で事前に割り振り、受験予定者の総数を下回ることがありませんでした。全国ほとんどの都道府県も同様の対応なのですが、大阪では、維新の会代表の橋下徹・前知事が2011年度、「公私間の競争を促す」として、今春入試から公私間の枠が撤廃されました。
橋下大阪府知事・維新の会 違憲・違法の教育基本条例案提出 ハシズムの暴走激化
2011年度春は府内の受験予定者6万5190人に対し、公立が4万6440人、私立が2万1300人の募集定員で入試を実施。募集が受験予定者を2550 人上回る状態だったのですが、公立への進学者は定員を約 1500人も下回り、府立高(全日制)132校の3分の1にあたる42校が定員割れとなりました。
このため、府教委は、原則1校当たり240~400人だった府立高の定員を、来春から志望状況や高校の意向に応じて柔軟に設定する方針に転換せざるを得なくなりました。
各校の意向を聞いたところ、条例案の統廃合ルールを懸念し連続の定員割れを免れたい各校が、軒並み定員減を求めてきた。この結果、公立の募集定員の総数は4万3000~4万4000人と、来春の府内の受験予定者数約6万7000人の65%にとどまりました。
橋下・維新の会の教育基本条例案に、橋下府知事肝いりの委員を含め教育委員全員が総スカン
これに対し、私立側は当たり前のことながら、「学校の収容能力には限りがある」などとして、募集定員の総計は今春とほぼ同じ2万1400人に設定している結果、公私合わせても、府内の受験予定者数に約2000人足りない事態となっているのです。
このままでは2000人の中学生が自分の責任は全くないのに路頭に迷います。後先考えない、橋下・松井・維新の会の暴走の結果が、2000人の子ども達の涙なのです。
毎年11月中旬には、公私立高とも募集定員を発表するのですが、府教委は「このままだと全員の進路が保証されない」と、私学団体に、今年の実績に見合った定員増員の協力を求め、11月15日にあった府教委との協議で、私学側は急きょ来春の募集人員を増員することに決めました。その数などは、今月末、つまり「選挙が終わってから」発表するそうです。
ただ、私学団体は、私学全体で定員増を受け入れる方向で検討する方針とはいいますが、私学間に難易度の差もあり、どの学力レベル 定員をどれだけ増やすのか、調整が難航するだろうということです。
「『子どもが笑う』 とは皆さんが笑うことではない」橋下大阪府知事が女子高生を泣かせたハシズム全開討論
2000枚の桜の花びらが散る・・・・
もともと、松井一郎維新の会幹事長は、橋下前府知事でさえ府知事候補にするつもりのなかった人です。
府庁移転断念問題や、違憲違法で裁判必至の教育基本条例・職員基本条例など問題山積の大阪維新の会から大阪府知事になることを引き受ける人など誰もおらず、府知事立候補要請した人にことごとく断られて、誰か立てないといけないので幹事長がやらざるを得なくなったという「残り物」です。
橋下府知事の買った湾岸庁舎で1200億円の損害 維新の会、当然府知事候補に断られる
そんな松井候補は、当然、この「15の春」問題については選挙期間中全く触れていませんが、いつも橋下氏の影に隠れて、政策に関しては良くも悪くも自分の頭で考える力がないのでしょう。
彼ら維新の会の政策は、費用対効果や長い目で見た結果を考えないものばかりです。下の平松市政のもとでの大阪市の債務減少=財政状況の改善と、橋下府政での大阪府の府債激増=財政赤字の拡大を見れば、いかに維新の会が政治に関して無能かわかります。
まさに、見た目だけのポピュリズム(大衆迎合主義)。そのつけを払わされるのは府民・市民なのです。
松井大阪府知事と橋下大阪市長の維新の会コンビが当選なら「大阪」は破産する
府庁移転断念問題で大阪府民に大損させた橋下徹府知事・松井維新の会幹事長は大阪ダブル選挙に出る資格なし
大阪維新の会は府議会の過半数を占めています。維新の会では知事、大阪市長のダブル選で教育基本条例案の信を問うとしており、維新の候補者である松井氏が当選すれば、条例案は12月中旬の本会議で可決される可能性があります。
松井氏は
「必ず成立させる。児童、生徒に生き抜く力を付けさせるためだ」
としていますが、まさに子ども達にとってはこの条例のせいで生き抜くのが大変なサバイバルになってしまったのです。
松井候補のマニフェストの目玉がカジノと教育基本条例案です。「カジノを含む統合型リゾート施設の立地を促進し、エンターテインメント都市を目指す」というのですが、カジノなんて大阪に誘致したら教育環境が最悪になるのがわからないのでしょうか。
実は教育のことも子ども達のことも、全く知らないし眼中にもない松井府知事だけは阻止しないと、大阪の子ども達の未来は真っ暗です。
橋下徹・松井一郎氏の維新の会 大阪ダブル選挙マニフェストの経済政策がまたカジノ誘致
大阪市を解体する維新の会の大阪都構想は大阪市の財源を奪ってカジノ・土木事業につぎ込むための独裁体制だ
(越えてはならない矩を越えようとしている男)
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何のための受験?
本当に勉強したい人間なら働きながら夜間でも行けばいい。
少なくとも民主主義を守るのは国民の義務とされていたのではなかったか?民主主義を破壊しようとする橋下の政策の問題点を追求して広く国民・市民の前に知らしめることこそが社会の木鐸たるマスコミの役割ではなかったのか?
教育の問題でもそう。民主主義社会を担う市民を育成することこそが教育の目的なのだから、今日の社会においては希望者については高等学校までの教育は保障してしかるべき時代になってきているのと思うですが。
橋下の政策を批判することもできないマスコミには失望を禁じえません。
大阪府民で教育者なら、この生地がおかしいということはすぐに気付きますが、一般人はこれを読めば誤解しますよ。
もう既に大阪府驚異区委員会から正式な来年度の募集人数は発表され、その結果は公表されています。
最終的には、大阪府内の受験生総人数よりも100名以上多い枠が確保されています。
ただし、公私間比率は例年に比べ私学のほうが若干上がっていますが、それでも65:35です。
むしろ現実の受験生の入学状況に併せた決定になっていますので、問題はありません。
はっきり言って、この生地はすぐに削除しないといけないレベルです!!!!!
参考URL
皆様の声に回答しました!(高校募集定員について)
http://www.pref.osaka.jp/fumin/fusei_iken/kaitou-pickup-01.html
平 成 24 年 度 大 阪 府 公 立 高 等 学 校 募 集 人 員
http://www.pref.osaka.jp/attach/6221/00000000/H24_boshuu.pdf
大阪府、高校募集人員を発表…公立45,320人・私立23,800人以上2011年11月15日(火) 18時34分
http://resemom.jp/article/2011/11/15/5056.html
みんなの進路指導室
http://shinroroom.blog13.fc2.com/blog-entry-524.html
塾長のモノローグ
大阪府公立高校募集定員⑤
http://ritzjuku.blog95.fc2.com/blog-entry-353.html
大阪府教委と府内の私学団体でつくる府公私立高校連絡協議会は15日、大阪市内で開いた会合で、来春の高校入試の募集定員を公立4万5320人、私立2万3800人以上と決めた。
曲がりなりにも弁護士なんだから、事実を確認してから記述したらどうですか宮武さん。
「中卒で仕事がないのは自己責任」
「人生疲れたら生活保護がある」
↑
まあ、橋下元知事はこんなこと言ってましたからね(苦笑)
良いんじゃないですかぁ。
大阪の民度で選べば・・・
ウィキペディアによくまとまっています。
「禁止されている選挙運動」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%B8%E6%8C%99%E9%81%8B%E5%8B%95#.E7.A6.81.E6.AD.A2.E3.81.95.E3.82.8C.E3.81.A6.E3.81.84.E3.82.8B.E9.81.B8.E6.8C.99.E9.81.8B.E5.8B.95
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日本国民はびびらないで、もっと自由に自分の意見を言うべきですね。
私学枠ふやすとは、民間丸投げなのですよ。