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うちのブログにも少なからぬ小沢一郎ファンがおられると思うので、ここからは読まない方がいいかもしれません。
私は1991年に弁護士登録したのですが、弁護士1年目のその年に早くも2つの憲法訴訟の弁護団に入りました。
一つが即位の礼・大嘗祭訴訟弁護団と言いまして、昭和天皇が亡くなり前の平成天皇が即位したときに合わせて100億円以上の費用をつかって高御座から天皇が即位を宣言するという儀式が国民主権を規定した憲法に反する、その後の大嘗祭は完全に皇室神道の儀式なのでこれは憲法の政教分離原則に反するという裁判でした。
もう一つが、湾岸戦争基金に日本が90億ドル(後に45億ドル増えて135億ドル、当時の金で1兆7000億円)を拠出するのは憲法前文の平和主義と憲法9条に反するという市民平和訴訟でした。
1000人以上の原告が集まり、澤藤統一郎先生が事務局長をされたこの市民平和訴訟の最大の「敵」はもちろんアメリカの親ブッシュ大統領と、自民党幹事長→官房副長官の小沢一郎氏でした。
だって、当時の海部首相を突き上げて多国籍軍への資金協力を強引に主張したのが小沢氏だったからです。
実に30年以上前から、わたくし、小沢氏がどんな仮面をかぶってどんな主張をしても本当の顔はタカ派で改憲派だということを疑ったことはありません(改憲論は隠そうともしないが)。
この人も凄い反社顔だ。仁義なき戦いの梅宮辰夫か!
「後方支援」が武力行使と一体化するという意味は、「後方支援」も参戦そのもので違憲だということ。
そんな小沢氏は橋下徹大阪府知事が2010年に大阪維新の会を松井一郎氏や馬場博幸氏らと立ち上げ、2011年に橋下氏が大阪市長に松井氏が大阪府知事に立候補するという初めての大阪ダブル選挙に勝利してからというもの、橋下氏にぞっこんほれ込み、橋下氏のことを一回たりとも批判したことはありません。
そして、橋下氏の数年間にわたる主張である野党各党による予備選構想をまた激賞。
予備選なんて不可能なことは橋下氏も言外に認めているのに。
さらに驚いたのは、もう15年も橋下氏をウォッチングしていますが、この人を「橋下徹先生」と呼んだ人は初めて見たことです。
小沢氏は橋下総合法律事務所の依頼者なんかい!
自民党支持層に並ぶ巨大な有権者層は、支持政党なしの無党派層。ここを取り込まなければ野党は自民党に勝てない。無党派層を分散させずに野党に引き込むには、本選挙で自民党対野党の二者択一に持ち込むしかない。だから本選挙前の予備選が必要か。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) May 28, 2023
① 最近、元大阪府知事の橋下徹先生が、野党間で次期衆院選前に「予備選」を導入する必要性を盛んに訴えておられますが、私自身も全く同感で、大いに賛同致します。橋下先生が指摘されている通り、野党が激突したら、そのまま自民が勝ってしまうことになり、これは先の衆院千葉5区補選でも明らかです。
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) May 30, 2023
②自民党に勝つためには、橋下先生が主張されているように、野党候補を一本化しなければなりません。重要なことは、野党の候補者選びを公明正大に行うことです。それには、本選挙前の予備選を実施することが最良の方法です。わが党もこの考えで、維新と候補者の調整をする決意をしなければなりません。
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) May 30, 2023
維新創設者の橋下徹氏が提唱し、立民の小沢一郎氏や泉健太代表らが賛同している野党予備選は機能しないことが確実だし、総務省に公職選挙法違反の「事前運動」にあたるとされて維新が大阪市長選挙で諦めた代物。
というわけで、立憲民主党が遅すぎる内閣不信任案を提出した6月16日、
「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」
の設立記者会見が行われ、会見場のひな壇に小沢一郎氏や鎌田さゆり氏などベテランから若手まで10人が並んだ、と聞いて第一感思ったのは
「ああ、維新も含めて予備選でもやって、野党共闘するということなのだろうな」
ということでした。
「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」の設立呼びかけ人に名を連ねた、立憲の衆院議員は以下の通り(敬称略)
阿部知子、稲富修二、小川淳也、小沢一郎、鎌田さゆり、菊田真紀子、手塚仁雄、松木謙公、谷田川元、湯原俊二(柚木道義と原口一博が欠席)。
手塚とか松木とかも悪い人なんですよね? kojitakenさん、評論お願いしますm(__)m)。
そこに小川淳也立民前政調会長も並んでいて
「現在の党に単独で(政権交代を)実現しうる十分な力量がないことは謙虚に真摯に認めつつ、他の野党とも十分に連携すべきだ」
と強調したと聞いては、なおさら立民も共産も維新もごっちゃまぜにした構想だろうと確信を強めたわけです。
なにしろ、小川氏と言えば前回2021年の衆院選で、自分の選挙区に立候補しようとしていた維新候補のところにノコノコ行って、出馬を辞退してくれと言ったことをすっぱ抜かれて大恥をかいた人ですから。
ええ人過ぎるのかバカなのか。
あるいはその両方なのか。とにかくリーダーの器ではない。
この記者会見について、朝日新聞は
『立憲に「非泉」の動き 小川淳也氏、小沢一郎氏ら野党候補一本化訴え』
と表題をつけて、
『立憲は5月、将来的な候補者調整などの選挙協力につなげたいとの期待から、維新と続けてきた国会対応での協調を白紙に戻した。泉氏は他党との候補者調整について、「維新ともやらない。共産党さんとも、基本やっぱりやらない」と発言。野党候補の一本化路線と決別し、「選挙は独自でやる」とも言い切った。
だが、急激な軌道修正には、地方組織も含め党内から不安の声が上がっていた。
この日の会見で、小沢氏は、「候補者の一本化、野党間の話し合い協力というのは大事だと思っている人が、僕は大多数だと考えている」と指摘。「(野党)各党が全部立てたんでは自民党に勝てるわけがない」とも話した。
泉執行部との本格的な路線対立ともなりかねない動きに、泉氏はその後の会見で「ぜひ話を聞いてどんな知恵があるのか考えたい」と応じた。だが、今後の党内対立の火種になりかねない事態だ。』
と、泉執行部と対立しかねない動きだとしています。
悪法が全部成立してから提出した、あなたの内閣不信任案もなんだったんですか。
立憲民主党が内閣不信任決議案を防衛費増額財源確保法案とLGBT理解増進法案という2大悪法案の参院本会議での採決前に出すのか、可決後にアリバイ的に出すのかで、立民が維新の後塵を拝するのか否かが決まる。
小沢氏と言い、小川氏と言い、日本共産党との関係も良い人たちなので、この野党候補統一の動きは共産を排除するなという意味も含んではいるのでしょう。
現実的には、維新の方から排除されているのですから、立民と維新の選挙協力なんてありえません。
しかし、橋下大好き人間の小沢氏の頭の中には維新との協力さえ念頭にあるのは間違いありません。
維新との連携・共闘に未練たっぷりの泉健太執行部をやっと維新から引きはがすことができたのに、また維新との共闘まで考えているのなら、小沢・小川氏らは立民の新たな獅子身中の虫です。
というか、かつての剛腕、政党を作っては壊す名人の政党ぶっ壊し屋小沢一郎氏は、また枝野氏がせっかく作った立民を分裂させて新党結成とか考えてるでしょ。
ええ加減に引退せえ!
参考記事
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
維新と国民民主を野党扱いするマスメディアは、それだけで報道能力が高くないと判断して差し支えない。
kojitakenの日記さんより
小沢一郎、橋下徹の衆院選前野党間予備選導入の提案に「全く同感」「大いに賛同」(呆)
OZ議員やIZ議員の予備選発言に関して、立憲民主党の支持者にもっとも求められる能力は「スルーする力」だろう。(田中信一郎氏)
前夜―日本国憲法と自民党改憲案を読み解く | |
現代書館 |
日本国憲法と自民党改憲草案を序文から補則まで、延べ40時間にわたり逐条解釈し、現在の世界状況を鑑み、両憲法(案)の根本的相違を検討した画期的憲法論。細かいことばの解釈、250項目にわたる詳細な注釈で、高校生でも、分かりやすい本。 |
司法研修所同期の枝野君に対してそれほど高評価ばかりしてきたわけではなく、半年ほど前にも
立憲民主党前代表の枝野幸男氏がまた衆院選での消費税減税公約を「政治的に間違いだったと反省している」。泉健太代表を引きずり降ろさないといけない時にトンチンカンなことを言うエダノンはしばらく休んどけ!
という記事を書いたこともあるんですが、時代が悪くなりすぎて、野党政治家にも碌なのがいないので、相対的にケジメだけはちゃんとあるエダノンにまた期待せざるを得ません。
泉健太代表の次がこれまた「容維新」の野田佳彦元首相かもしれない、それに対抗するのが同じく容維新の小沢一派か、などと言う事態では!
(こんな妖怪や怪物たち相手では、西村智奈美さんには荷が重いというか、ここで代表になっていただくのはお気の毒かも)。
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立憲民主党の小川前政務調査会長や小沢一郎衆議院議員らが記者会見し、次の衆議院選挙で党単独での政権交代は困難だとして、小選挙区での野党候補の一本化を目指すと訴えました。
16日に記者会見した立憲民主党の小川前政務調査会長や、小沢一郎衆議院議員らは、党内に「有志の会」を立ち上げたことを発表しました。
次の衆議院選挙で、党単独での政権交代は困難だとして、小選挙区での野党候補の一本化を実現し、自民党に勝利したいとしています。
小川氏は「泉代表が『候補者調整を行わない』と発言してから、党内にさまざまな違和感や危機感が広がった。党の執行部には、虚心坦懐に何が日本の政治にとってベストなのかを最優先に検討を求めていきたい」と述べました。
また、小沢氏は「野党各党が候補者を立てて自民党に勝てるわけがない。党内では、候補者の一本化や、野党間の話し合いと協力が大事だと考えている人が大多数だ」と述べました。
小川氏によりますと、党所属の衆議院議員12人が呼びかけ人となっているほか、賛同者は、党所属の衆議院議員の半数以上にあたる53人に上るとしています。
ただ、野党の中でも、日本維新の会は選挙協力はしないとしており、実現は容易ではないとみられます。
候補者調整をめぐっては泉氏が5月15日、共産との選挙協力を「やらない」と明言。共産は反発し、立民との競合を辞さずに小選挙区での擁立を積極的に進める方針を示しており、調整の見通しは立っていない。
この日の会見で、呼びかけ人の小川淳也衆院議員は「泉氏の発言で党内に明示的、暗示的にさまざまな違和感や危機感が広がった。それが今回、1つのうねり、大きな動きになった」と説明。「日本のため、国民のため、何が日本の政治にとってベストかを最優先に、党執行部にさまざまな検討を求めていきたい」と語った。
小沢氏は「各党が全部候補を立てたのでは自民党に勝てるわけがない。一本化や野党間の協力が大事だと思っている人が大多数だ」と述べた。
「有志の会」呼びかけ人の立民衆院議員は以下の通り(敬称略)。
阿部知子▽稲富修二▽小川淳也▽小沢一郎▽鎌田さゆり▽菊田真紀子▽手塚仁雄▽原口一博▽松木謙公▽谷田川元▽柚木道義▽湯原俊二
立憲民主党の小沢一郎氏や阿部知子氏(衆院12区)ら同党の衆院議員12人が発起人となり、次期衆院選で野党共闘の実現を掲げる「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」が16日に発足した。
同会の設立趣意書では「次期衆院選で立民が単独で政権交代を果たすことは困難」とし、小選挙区で自民に打ち勝つには野党候補者の一本化が必要と訴えた。
小沢氏ら発起人は同日、国会内で会見し、執行部以外の所属衆院議員50人以上から賛同を得たとした。阿部氏は取材に「巨大化する与党に対抗するため、分断化が進む野党をまとめて候補者を擁立することが野党第一党である立民の役割。自公政治をただす共闘をするべきだ」と話した。
次期衆院選を巡っては、泉健太代表は5月15日のBSフジの番組で、日本維新の会や共産党との選挙協力は「やらない」と否定。「選挙はまず独自でやるものだ」と述べたことに党内外から反発の声が上がり、野党共闘か独自路線かで党内が揺れている。(三木 崇)
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ただ自国維公の反対と歩調を合わせ、棄権という逃げる卑怯な手段を使ったのは事実ですから、弁解の余地はありません。
国会審議や内閣不信任案を茶番とけなし、理由が立憲が嫌いだからと賛成しない。
これじゃあ、悪党の維新やゆ党の国民民主と同類ですし、戦っているフリをしているのはお前らだろうと言われても仕方がないですよ。
とにかく、れいわの大人げない態度には呆れました。
当初は野党の切り札になると期待してたんですけどね…。
さて本件ですが、私は小沢一郎を全く信用していません。
いったい、何がしたいのでしょうか。
意味不明ですよね。
野党一本化って言っても、実際協力できるのは共産と社民だけでしょ。
不信任案に反対するエセ野党と何をどうするのと。話になりませんよ。
枝野代表の時も色々、不満があったんですが、今思うとあの頃の方がよっぽどマシだったですね、立憲は。
野党を応援する無党派としては憂鬱な日々が続きます。
少し話がずれますが、憲法学者の小林節氏は『憲法を生かすためには適度な改憲(改正)が必要』という意味での"本来の改憲派"でした。
※政治学者の故小室直樹氏も同様の『憲法を機能させる』ことが大切で、憲法自体を変えなくても、『ナチスの全権委任法』みたいな憲法を機能不全にされたら憲法があっても意味がないとずっと主張されていました。
そして、消費税増税のような『庶民の生活を圧迫する悪政策』は『国民の生存権を脅かす明確な"憲法違反"の法改正(改悪)』だから、国民は"革命を起こしてもいい"という主張もされていました。
話は小林節氏に戻って、自民党改憲案作成のブレーンになった際に『自民党改憲派』が『憲法は国民を権力の暴走から守る盾』という意味を全く理解しておらず、『憲法を骨抜きにすることしか考えない』ポンコツ揃いだったため、『自民党の改憲に断固反対に鞍替え』されたのは有名な話です。
(※小沢氏は『本来の改憲派』なのか、『憲法を機能不全にさせたい安倍元首相のような壊憲派』なのかは冷静に見極めたいと思います。)
かく言う私も『本来の意味での改憲派』ですが、安倍政権以来の『憲法無視』を踏まえると、改憲して『"立法""行政""司法"の三権』から独立した『憲法裁判所』を設置して、『明確な憲法違反の法律や行政行動』は停止させることができる権限を付与し、『明確に憲法の精神に違反の改憲(自民案の緊急事態条項など)』も差し止めることができるようにさせる…というのはどうかと思います。
(※日本国憲法自体は非常によくできた憲法だとは思いますが、『機能停止を阻止する機能』が付いていないことが最大の問題だと思っています。)
日本憲法の三原則『主権在民』『基本的人権』『平和憲法』の原則に反する改正(改悪)は無効であるというのが"近代憲法の精神"からは当然の話のはずですが、今の壊憲派はそんな"都合の悪い正論"は無視して、
『国民投票を様々なインチキ』によって骨抜きにしようとしていますよね。
小沢氏にはあまり期待しすぎずに『国民投票の骨抜き』"最低投票率の撤廃"や"広告の自由化"等等には注意したいですね。
『政府の信頼を地に落とす』ために仕込んでいた❓としか思えないくらいのやらかしようです。
間違って持ってしまった皆さまは『速やかに返納』しましょう‼️
※小沢氏が本当に『適切な方針』で動いていたら、もちろん、そうでなくても『立憲大勝』となるくらいのやらかしですね。(苦笑)
https://twitter.com/80syaku/status/1669059046933135360?t=pQZzEPqdmIblfNhc3c5V3Q&s=19
☆石納
@80syaku
·
『 マイナンバー欠陥!廃止レベル!
マイナンバーカードをスマホ写真画面で見ると、マイナコードが見えてしまいます。
このマイナコード簡単に盗めます。
銀行紐付けで、銀行情報も盗めます。』
その多くが、新しさだけであったり、数合わせであったりでした。
民主党が政権交代を実現させた2009年、選挙では「コンクリートから人へ」をスローガンとしてガソリン税の減税など、市民生活をどうするのかを考える政策を訴えていました。
この政権交代は、民主党・鳩山政権をつぶそうとする官僚、自民党、民主党内悪人集が寄ってたかって足を引っ張り、2012年12月の総選挙で終了しました。
小沢一郎さんは、2009年の政権交代に大いに貢献された方です。しかし、彼は「政権交代さえすれば政治が浄化される」と考えているようで、政権交代が目的化してしまっています。
知り得る限りでは、これと言って主軸となる政策は示されていません。これでは下手をすれば政権交代が実現しても、政策は後退、ということになりかねません。そうなれば益々政治不信が大きくなって投票率の下落が進んでしまいます。
民意を無視する政権が続いてしまうということです。