安倍政権が2017年10月27日から、衆院での与野党の質問時間の配分を見直す方向で調整に入ったと報道されています。
たとえば、衆院予算委員会は現在、与党2割、野党8割の割合で質問時間が配分されており、割合は変動するが、野党に多くの時間を配分することを慣例としてきました。
野党が8割というと多いようですが、そもそも、予算案や法案については、与党は国会提出前に政府から十分説明を受け、質疑応答の時間もたっぷりとられ、与党が了承してはじめて国会に提出されているからなのです。
ところが、なんと、安倍政権は議席割合より多い野党の質問時間を減らすことを検討しているというのです。
あの加計問題で一躍有名になった萩生田光一・幹事長代行によると、安倍安晋三首相(自民党総裁)は27日、首相官邸で萩生田氏に
「これだけの民意を頂いた。我々(自民党)の発言内容にも国民が注目しているので、機会をきちんと確保していこう」
と指示したというのです。
これのどこが丁寧な説明をするという態度でしょうか。
菅義偉官房長官も同日の記者会見で
「議席数に応じた質問時間の配分を行うべきだという主張は国民からすればもっともな意見だ」
と述べたというのですが、国民は森友加計問題などの疑惑の徹底解明を求めている人が大半で、政府と与党同士のなれ合い質疑を増やしてほしいなどという話は聞いたことがありません。
今後、与野党で協議して配分を決めるといいますが、野党ならぬユ党の希望の党や維新の会は賛成しかねません。
国会における慣例の意味は重く、憲法につぐ国会法、内閣法などと同等の意義を持つ慣習も少なくありません。これを慣習法と言います。
もともと、議院内閣制をとる日本では政府と与党は一体化しやすく、野党の質問時間が減れば国会の行政監視機能が弱まることは確実です。国会審議での自民党公明党の質問時間など、自画自賛というか、安倍礼賛というか、全く無意味な内容のものばかりで聞くだけ無駄で、2割でも多いくらいです。
野党からの追及に困ってその質問時間を減らすなど言語道断。
ことは、議会制民主主義の根幹にかかわる問題です。
こんなことからでも独裁制に行きつきかねません。国民世論で絶対に押し返さなければいけない問題です。
今回の選挙で突然自民党の議席が増えたわけでもないのに、与党と野党の質問時間の配分を見直す合理的な理由がありません。
こんなひどいことを思いつくのは前代未聞。さすが、安倍政権の民主主義無視の危険性を表しています。
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10月28日 5時59分 NHK
来月1日に召集される特別国会で、野党側が、実質的な審議を行うよう要求しているのに対し、自民党は、野党側の出方も見極めて、柔軟に対応するとしている一方、これまで、野党側に多く配分されてきた質問時間を、議席数に応じた配分に改めるよう求めていく方針です。
衆議院選挙を受けて、政府は、総理大臣指名選挙などを行う特別国会を、来月1日に召集することを27日、持ち回り閣議で、正式に決めました。
与党側は特別国会の会期を来月8日までの8日間としたいとしているのに対し、野党側は安倍総理大臣の所信表明演説と、それに対する各党の代表質問、予算委員会での質疑などを行うよう求め、協議が続いています。
これについて自民党内からは「安倍総理大臣は『謙虚に、丁寧に』と繰り返し発言している」という指摘も出ていて、二階幹事長は、記者会見で、「与野党の合意が得られ、積極的に前へ行くということであれば異論はない」と述べ、野党側の出方も見極めて、柔軟に対応する考えを示しました。
一方、党内からは、これまで衆議院予算委員会などの審議で、野党側に質問時間が多く配分されてきたことについて、予算案や法案などに国民の理解を得るためにも、与党側も十分な時間を確保すべきだという意見が出ています。
このため自民党は、野党側との協議で、議席数に応じた時間配分に改めるよう求めていく方針ですが、野党側が、質問時間が十分確保できないおそれがあるなどと反発し、調整が難航することも予想されます。
野党質疑 短縮要請へ 首相、衆院選圧勝受け
安倍晋三首相(自民党総裁)は二十七日、自民党の萩生田光一幹事長代行と官邸で会談し、衆院選での与党圧勝を踏まえ、衆院予算委員会などの国会質疑で、野党の質問時間を減らし、与党に振り分ける方針を確認した。萩生田氏は予算委では与党一割、野党九割の比率で質問時間を配分してきたと指摘。「直近の民意を考えれば、国会のあり方を変えるべきだ。与党の質疑をきちんと国民の前で行い、法案の中身について理解してもらう」と語った。
国会法には時間配分の規定はなく、与野党が協議して決める。衆院では、予算委などの審議で政権をチェックする野党の役割に配慮し、質疑時間の七、八割を野党に譲ることが慣例となっている。安倍政権は慣例変更を野党側に求める方針。
首相は衆院選後の記者会見で「今まで以上に謙虚な姿勢で真摯(しんし)な政権運営に全力を尽くさなければならない」と語っていた。与党が数の力で質疑時間の変更を決めようとすれば、野党側の反発は必至。国民に約束した謙虚な政権運営とはほど遠い国会運営をすることになる。さらに森友・加計問題など、政府にとって都合の悪い問題の追及を避ける狙いがあると批判されることになる。
萩生田氏は「国会中継が一日あって、延々と野党の質問が続く。そうなると、与党の質疑を国民が見ない機会が増える」と配分見直しの必要性を強調した。 (中根政人)
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みんなで、騒いで、時間配分を野党8にしましょう!
なぜ、報道しないとガンガン抗議しよう!
http://79516147.at.webry.info/201702/article_238.html
日本会議
★小池百合子(都知事)日本会議=副幹事長・副会長を歴任
★長島 昭久(衆東京比例)日本会議
★笠 浩史(衆神奈川9区)日本会議、靖国
★松原 仁(衆東京比例)日本会議、靖国、神政連、新憲法制定議員同盟
★松沢 成文(参神奈川)日本会議、靖国
★中山 恭子(参比例)日本会議、靖国
※「日本会議」=日本会議国会議員懇談会、「靖国」=靖国神社に参拝する国会議員の会、「神政連」=神道政治連盟。
首相首班指名
渡辺周 日本会議
選挙最終日、日の丸が占拠した秋葉原。AS(あんな首相)氏は、政策を訴えるよりもむしろ、民進党(民主党)批判ばかりしていたそうだ。なんだか、日常、国会でやじを飛ばしていた方らしく、やじを飛ばすことの得意そうな人たちの多い場での活躍に見え、批判者は脇に追いやって、こんな人たちを遠ざけての演説だったようだ。産経新聞のトップを飾りえない光景だった。
非ノーマルを否定的には扱えない。でも、おたがいの多様性を否定するような非ノーマルに対してはどうするか(これは、世界史上の問題でもあったはずだ)。思うに、社会の多様性を否定する狭い国家観のうえに立った言論が、秋葉原にはあったわけで、非ノーマルが悪いのではなく、排他的な非ノーマルに問題があるのだろう。
この衆議院の解散総選挙で、野党に打撃が与えられたわけだが、臨時国会開催要求があっても応じない姿勢で、じぶんの国会難儀を突破してなきものとし、野党も希望がくわわらなければ衆議院では4分の1にもならない状況をつくったわけで、強者による横暴はつよまるばかり。憲法改正推進だとか、北朝鮮のおかげだとか、大砲臭がただよう。介護報酬削減だとか、高齢者医療費負担を原則倍にするとか、民衆の生活は、苦しくなるばかり。消費税をふやして教育福祉に向けると言っておいて、まずは福祉を削る。バターより大砲。
そして、批判を届かないようにするために、野党の質問時間削減の画策。
これはいわば恫喝ですよね。毅然としてがんばってほしい。野党諸氏、辻元さん、穀田さん、吉川さん…
国会での論議の重要性が、これまでにもなく増していると思う。多様な論議が保障されないで、政治が運営されていけば、あやういことはますます進み、政治の私物化も改まらないまま強化されかねない。
こんな恫喝には屈しないこと。市民としても、折に触れ、批判の声をあげたいものだよね。
詳細は→
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11月1日開催の特別国会に対する行動です。ご参加を!
日時:11月1日(水)12:00〜13:00
場所:衆議院第2議員会館前
共催:安倍9条改憲NO!全国市民アクション
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
特別国会
1日 開会
2日 総理指名
3日 休
4日 休
5日 トランプ来日
6日 トランプ
7日 トランプ
8日 閉会
なんじゃこりゃ
(ツイッター投稿者)
戦後、最も国会が開かれない1年になりそうな気配です。
通常国会は最短で150日と決まっています。
今年は延長0日だったので、冒頭解散の1日と合わせて、現在合計151日間。
報じられている特別会(8日間)を足しても159日間。
これは戦後最短かも…。
さすがにこれは酷すぎるのでは。
(弁護士 小口幸人)
11月1日召集の特別国会では、当然、十分な会期をとって、所信表明、代表質問、衆参予算委員会などを行い、一連の国政私物化疑惑の究明、内外の重要課題について審議を行うべきです。「丁寧に説明」と言いながら、
来年の通常国会まで半年以上も国会を開かない
という異常事態は絶対に許されません!
(志位和夫)
そして野党の質問時間を削減。
これに維新、希望も同調して強行か?と。
あり得る。
フザケルナヨ \\\٩(๑`^´๑)۶////
現行のバランスのまま野党の質問時間から維新、希望を排除して、連中には与党タイムに質問してもらうのがいい。
時間が足りないというのなら、国会開催日を増やせばいいじゃん。
経費を含め年俸2億円も支給されているんだから。
見れなくなっていて、自分のパソコン音痴のせいかもしれないですけど、署名とかだったらしたいと思って。
慣習になったのか?
五十五年体制の悪癖だ、河野洋平の親父が議長の時にほざいた失言じゃね?などと世襲議員問題と絡ませて『だから改革なんだよ』と捉えたり、元来多数決が民主主義だから比例配分するのはむしろ正しいくらい。せっかく当選した多くの自民党議員が野党に押しやられて質問できないのも変じゃねえか?というのは政権支持層にありそうな疑問、批判の声かもしれない。
しかし少しだけでもよいから考え直してほしいものだ。もし自民党議員ばかりが質問タイムを仕切りまくるとどうなるか?
安倍晋三ばんざーい、すごいぞ自民党ショーの
花ざかりとなり、あとは各議員の地元利権屋や信者たちへのアピール発言としての『お願い』
を軸とした軽い政府への注意と意見でおしまいの連続ということになるだけだろう。
そして翌日各紙の政治面はこうした議員どもに
大きく割かれることになる。
これで時の政権への様々な疑問、問題点を追及できますか?
採決をはじめ様々な点で与党側が有利になっている(そこで選挙の勝ち負け分は示されている)のに加えて質疑タイムすら七割与党っていいのか?
おそらく橋下徹の考えかたが素晴らしいみたいな人には馬耳東風だろう(笑)。
民主主義はとにかく多数決だ!
一人でも数が多い方に従うのが民主主義の真骨頂なのだ!悔しかったら多数派になればよい!
というような価値観の人が果たして民主主義者と呼べるかは、疑問というより邪道だろう。
国会とは『民意の縮図』を明示する場である。
小選挙区という四割取れるかどうかな程度の得票率で「首位になったのであんただけ当選!」と圧倒的なその他の声を無かったことにするシステムは明らかに邪道だ!
これをもって『民意の縮図』と言えないからこそ、各紙の追跡調査でも実は自民党の得票率は
低いのだと語られるのだ。
そんないびつなシステムで勝ちまくった政党に
議会では比例配分で質疑タイムを与えるって?
盗人に追い銭(怒)。
嫌な言い方を敢えてすると、仮に自民党のやりたい放題で質疑タイムも七割自民党、公明党に
チンピラ維新と小池百合子に銭もプライドも差し出した希望の奴等が加算されて計八割いくらということになれば(笑)、ますます国会なんか
要らない、あの役立たずでゴマすりどもに税金なんてくれてやるな!と議員定数削減の意見に説得力を増させることになろう。
そうなればそんな与党議員を倒せという流れよりも(笑)これまた政治の妥協で『削りやすい』比例議席により削減のウェイトが占められるのも想像に難くない。
こうして国会がどんどん『民意の縮図』から遠ざかり、議会不要論、下手をしたら新体制を求める声すらも出てきたりして。
緊張感なき国会なんて翼賛会と変わりない。
野党に七割というのは、やはり知恵なのだ。
嘘だらけの自民党公明党は国会で言っても実行するのは軍国化だけだ!傀儡政治と私利私欲だけだ!
>自民党の質問ほど聞いていて無駄な時間はない
ギャグのつもりで言ってるの?頭不自由だね。
そもそも何故与党の質問時間が短くなって野党のそれが長くなったのか、理由は民主党政権時代にまでさかのぼるんだけど、安倍憎しの信者たちは聞く耳持たないだろうね。