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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

「ウェディング・プランナー」 結婚の前によ~~く考えてみよう!

2012年08月29日 | 映画

 

 なんだか、世の中、えらいことになっているそうですね。

 はい、もう、国内、国外の政治にあきれかえって、白けきって、現実逃避中の映画評論家「宮武嶺」こと弁護士徳岡宏一朗でございます。民主党も自民党もアホンダラ!とか、そんなに国民が橋下維新の会が好きならもう勝手にしろ!とか、日本も韓国も中国もそんなにケンカしたいならとことんやりあってまえ!!とは言いませんので、社会派ブログ再開はしばらくお待ちください。

 さて、4000本!は映画を見てきた私ですが、本日、ケーブルテレビで初めて観まして、また涙腺ゆるんじゃった映画がこちら!

 ラブコメ映画の佳作、「ウェディング・プランナー」です!


 幼い頃から花嫁に憧れていたメアリー(ジェニファー・ロペス)は、今やサンフランシスコでトップのウェディング・プランナー。けれど仕事に打ち込む余り、自分自身の恋はてんでダメ。ところが、ある事故から命を救われ、小児科医師スティーヴ(マシュー・マコノヒー)と出会い、デートをし、たちまち恋に落ちてしまうのだが。。。。。という、映画でして。

 いま、わたし、シナジースペースという会社の経営者セミナーに参加しているですが、人の最高の瞬間を演出するウェデイング・プランナー会社の女性社長さんとたくさんお知り合いになりました。そういう会社って、たくさんあるんですねえ。

 そして、この映画を観て、依頼者の一生に一度(のはず)のイベントを請け負うだけに、まあ、なんと失敗が許されない厳しいお仕事か、あらためて思い知らされました。


 とはいえ、こんなに美しくてナイスボディのジェニファー・ロペスが結婚したくてもできない女性、ってのが、あまりに現実感がないのがこの映画の弱点ですか。それで惜しくも、ラブコメランキング入りはなりませんでした。

ロマンティック・コメディ映画 ラブコメ洋画お勧めランキング ベスト10!改訂版!!

 

 さて、突然ですが、わたくしも人生が長くなりまして、この思うようにならない人生の中、

竹内まりや

 


夏目雅子

 

吹石一恵

 

 


イングリッド・バーグマン

 

本編のジェニファー・ロペス

 

 と、そっくりの女性たち(主観!)とことごとくアカンかったという暗黒歴史がありまして(ただし、小学生のころから遠視で乱視なので、そこんところよろしく。それにそんなにたくさん結婚して失敗した!っていうんじゃありませんよ、いくらなんでも。私自身は離婚経験ゼロです)。

 しっかし、弁護士として常に離婚事件を仕事で抱えており、最高で同時に6件やってたという経験から、一つだけ語らせてください。

「結婚する前に、よく考えろ!」

 


 なにしろ、離婚のご相談に来られた方に、なぜ離婚したいのかお聞きすると、そもそも結婚する前からここが気に入らなかったとか、結婚式当時のこれが許せないとかおっしゃる方が実に多い!

 それなら、ほんま、結婚する前にもっとよく考えてよ(と言いたいが言ったことはない)。

 そして、これは、街弁護士なら、いや離婚経験者なら誰でも同意していただけると思うのですが、

「離婚は結婚の10倍はエネルギーがいる!!」


 まさに、この映画「ウェディング・プランナー」でも、「この人は本当の一生の相手なのか」、「目の前のこの人は自分を本当に愛しているのか」、「自分はどうなのか」、と主人公含め何人もの男女が、人生究極の疑問にぶつかります。

 確かに、一生を添い遂げられる相手かどうかなんて、事前に判断できるわけありませんが、最初から「なんだかなあ」と思っている人と結婚してしまって、「やっぱり」だったというのは悲しすぎます。

 離婚は本当に大変です。多かれ少なかれお互いを傷つけることになります。

 無理して結婚生活を継続するのもそれはそれで不幸ですので、離婚するときは思い切ってした方がいいと思いますが、まだ結婚前の皆様は!

 意地や見栄やその他もろもろで結婚するほど、もったいないことはありません。

 一回は、よく考えてみてね!

 

 

いやぁー、映画ってほんっとうに良いもんですね! さよなら、さよなら、さよなら!!

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7 コメント

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あれっ、イエティさんはI・バーグマンそっくりじゃなかった? (スクウォッター)
2012-08-29 01:30:25
確かに、結婚がゴールみたいなハナシが多いですね。
たいてい、その後の方が長いのに。そして、しみじみドラマが多いのも後者なのに。
さて、この後どうなるんやろと思う映画の1番は「卒業」ではないですかね。私はこの映画、名作とは思えない。
良家のボンボンが年増から娘に乗換えただけやないかい。
返信する
うふふ (ray)
2012-08-29 01:35:47
とても、バーグマンにふさわしい夫やないもん、ってそこは置いておいて。

「卒業」、あのバスに乗った後の二人の表情、とくにキャサリン・ロスの表情が暗示する者一発で名作とされていると思うのですが、はっきり言って、気色悪いし、後味も悪いし、私も好きじゃないです。
返信する
同級生女子が言った名言 (おーちゃん)
2012-08-29 10:58:26
ずいぶん、前になりますが高校の同級生から
こんな話を聞きました。

彼女曰はく、
「ぜんぜん、夫とは価値観が合わない。こいつ、
最低な男なんだよ」と

片付けはしない。いつもエラそう、お金に細かいなどなど

「じゃ、離婚しちゃうの!?」そう聞くと

「でもさぁ、あいつの手が私の肩に触れると
もう、メロメロになっちゃうの・・・」

これを聞いていた周りのみんなは爆笑しちゃいました。

人間関係に結構重要なファクターは「生理的に合うか
どうか」だと思います。こういう肉体系の単純な相性が実は重要なのかなぁと思った次第です(笑)
返信する
Unknown (K)
2012-08-29 13:32:17
結婚にほどほどの後悔はつきものという気もしますけどね(^^;。
いいとこどりってわけにもいかないのが結婚ですから。
返信する
ホフマンのその後 (だめお)
2012-08-29 17:56:47
はじめまして。 いつもブログオーナー殿の見識とセンス、(特に弱者への)想像力とユーモアには敬意をもった親しみを感じているものですが、その背景には

>さて、4000本!は映画を見てきた

と仰るご経験がおありなのですね!(… 負けた、たぶん) スクウォッターさんご提示の「卒業」の「その後」ではないでしょうが、ぼんぼんダスティン・ホフマンが大人になり、家庭を持ち(相手はキャンデスではなく、メリル・ストリープだが)、現実の人間世界で(人を愛するが故に)苦悩する、「クレーマー、クレーマー」(Kramer vs. Kramer) は、まさに離婚劇でしたね。  25セント玉を4個放り投げたら、2個は離婚経験者に当たるやろ、というアメリカでは、映画上映の1979年前後は、多くの観客にとって、まさにヒシヒシと身に迫るテーマだったと思います。  

映画自体がとっても好き、ということもないのですが、ダスティンも子役もよかったけど、なによりメリル・ストリープの憎たらしさと、ふと見せる愛の表情のすごさに舌を巻いた映画でした。  全体として、「卒業」の数段上を行く映画じゃなかったかなあ。
映画上映からしばらく、(ホフマンが苦戦しつつも、息子のために上達した)フレンチトーストがミニブームになったことを思い出します。

アメリカ「文化」が何周回か遅れでやってくる日本では、しかしながら、例えば児童虐待や、新「自由」(格差励行)主義者の横行のようには、まだ離婚は一般的、日常的とはいえない?(僕が知らないだけかも)  もちろん、社会保険や税制のククリがかなりの程度「功を奏している」と思いますが。

ところで、この邦題はペケですねー>Ray殿。 なんのこっちゃわからん。 包装紙が少し色褪せてたから、店員のお辞儀の角度が浅かったから返品する、という文句の多いおっさんの話と違うのにねー。
返信する
「社会派ブログ再開はしばらくお待ちください」とのことですが (村野瀬玲奈)
2012-09-02 00:29:11
...私は次のような寓意をこの記事に読み取りました。笑

>なにしろ、離婚のご相談に来られた方に、なぜ離婚したいのかお聞きすると、そもそも結婚する前からここが気に入らなかったとか、結婚式当時のこれが許せないとかおっしゃる方が実に多い!
>それなら、ほんま、結婚する前にもっとよく考えてよ(と言いたいが言ったことはない)。

なにしろ、政治のブログに来られた方に、なぜ解散総選挙したいのかお聞きすると、そもそも前回投票する前からここが気に入らなかったとか、公約違反のこれが許せないとかおっしゃる方が実に多い!
それなら、ほんま、投票する前にもっとよく考えてよ(と言いたいが言ったことはない)。



>確かに、一生を添い遂げられる相手かどうかなんて、事前に判断できるわけありませんが、最初から「なんだかなあ」と思っている人と結婚してしまって、「やっぱり」だったというのは悲しすぎます。

確かに、民意を託せる政党かどうかなんて、事前に判断できるわけありませんが、最初から「なんだかなあ」と思っている候補に投票してしまって、「やっぱり」だったというのは悲しすぎます。
返信する
村野瀬玲奈さまへ (浪速姫)
2012-09-03 15:32:54
 「『社会派ブログ再開はしばらくお待ちください』とのことですが 」の読み取り、ほんに秀逸でおわします。

 プロポーズのことばは千差万別でしょうが、「マニフェスト」があることも多いですよね?

 「ぼくはきみを一生幸福にするよ」や「きみを守り抜くよ」、「あなたのためならなんでもするわ」……(かなり古いか)

さてさて、
「地域政党・大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)幹事長の松井一郎大阪府知事は1日、民主党の松野頼久元官房副長官や自民党の松浪健太衆院議員ら5人と大阪市のホテルで会談した。
 出席者によると、松井氏は5人に、次期衆院選に向け維新が9月中旬の結成を目指す新党への合流を打診。5人とも前向きな意向を示し、新党は国会議員5人以上という政党要件を確保する見通しがついた形だ。」

と報道されていましたが、この「結婚」はどうなりますかしら。 やはり「維新」が婿殿でしょうね。

 嫁に行きたいというのがたくさんいて婿殿は選び放題の「新関白宣言」
 

 お前を党に加える前に言っておきたい事がある
 かなりおかしな話もするがおれの人気を知っておけ。
 おれより前に出てはいけない
 おれより後に来なくちゃいけない
 うそは上手くつけ いつもヘラヘラしてろ
 できる範囲でかまわないから 
 忘れてくれるな浮気も出来ぬ男に
 国を仕切れるはずはないってこと
 お前にはお前にしか出来ないことはないから
 おれの言うことに口出しせず黙っておれについてこい

 中央財界と関西財界どちらも同じだ大切にしろ
 既得権益かしこく守れたやすいはずだ媚びればよい
 人の悪口堂々と言え
 それからつまらぬ雑誌は読むな
 おれは浮気はする たぶんすると思う
 するんじゃないかな ま 必ず覚悟はしておけ
 政治は独りで決めるべきもので
 国民がみんなで考えるものではないはず
 お前はおれのところへ党を捨ててくるのだから
 帰るところはないと思え たとえ捨てられても

 党が衰え 支持率減っても
 おれより先に逃げてはいけない
 たとえばわずか5人でもよい
 おれより早く党を抜けてはいけない
 何にもするなおれの指示以外は
 涙のつぶが頬をつたっても
 お前のおかげで要件整ったと
 おれは言うからきっと言うから
 忘れてくれるなおれの愛する者は
 愛する者は政財界の旦那だけ
 忘れてくれるなおれの愛するものは
 愛するものは旦那のくれる利益のみ
 

 素敵な映画のお話に野暮を言いました。
 


 
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