ロシア軍によるウクライナ侵略1000日。「ウクライナ国民にとって広範囲にわたる死と破壊、絶望の日々が続いた1000日間だ」(ディカルロ国連事務次長)。世界は今こそプーチン政権に即時撤退を要求すべきだ。
ロシアによるウクライナ侵略開始から1000日となるのに合わせて開かれた国連安保理の会合で
「ウクライナ国民にとって、広範囲にわたる死と破壊、絶望の日々が続いた1000日間だ」と述べ、これまでに600人以上の子どもを含む少なくとも1万2164人の民間人が死亡したと明らかにしたディカルロ事務次長。
ただし、実際の死者数はこれよりもはるかに多いとみられている。
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2024年2月24日にロシアのプーチン大統領がウクライナにロシア軍を侵攻させて侵略を開始してから昨日2024年11月18日でちょうど1000日になりました。
それに気づいてはいたのですが、ミニミニプーチンともいうべき力の信奉者たちが我が国内でも策動しているので昨日までに記事をアップできなかったことをお詫び申し上げます。
やはり日本国内の人権問題に取り組むことが日本による戦争開始を防ぐことにつながるので、我がブログとしてはロシアやイスラエルやトランプ米大統領のカテゴリを持ちつつも、どうしても日本の基本的人権と民主主義の記事が多くならざるを得ません。
なぜなら、何度も申し上げているようにプーチン政権が国連憲章に違反する侵略を開始できたのは、ロシア国内の市民の人権を徹底的に弾圧しているからです。
さらに、ロシア人軍による虐殺や処刑・拷問・強姦・原発攻撃・子どもたちの大量強制連行というジェノサイド条約違反の数々の戦争犯罪を続けていられるのも、それまでのプーチン政権によるロシア国内での人権弾圧と専制支配があったればこそです。
前大統領が「彼らの生活を虚構と現実の区別がつかないほどの悪夢に変えよう」と欧米諸国に対するテロを呼びかけ。ウクライナ侵略に抗議した19歳の少年を精神科病院に強制入院。プーチン政権は常軌を逸している。
ウクライナ侵略を始めてからは特にロシア国内ではそれほど強力な侵略戦争反対の声が挙げられないのも、プーチン大統領がさらに人権抑圧を進めているからです。
たとえば、ロシア帝国のピョートル大帝やソ連のスターリン礼賛がプーチン政権下で復活していることは何度か書きましたが、スターリン時代の政治弾圧を繰り返さないように強制労働収容所の歴史を伝えてきた博物館が11月14日に突如、事実上の閉鎖に追い込まれました。
この博物館は、政治弾圧による犠牲者の追悼式を行った直後に当局の圧力が掛かって閉鎖されたということです。
ロシアのプーチン政権がソ連時代の記念碑の撤去を進めたエストニア首相らを指名手配。ロシアでスターリン礼賛が復活。殺人犯を釈放して兵士に、ライバルは政治犯として投獄。ソ連時代に逆戻りするロシア。
11月12日には、小児科医の女性が子どもの患者に対し戦争が続く状況を憂う発言をしたことがロシア軍への非難に当たるとして、禁錮5年半の判決を受けました。
人権団体によりますと、こうしたロシア国内の政治犯はおよそ3000人に上るということです。
ロシアの独立系メディアは
「恐怖政治はもはや『歴史』ではない。私たちは今、まさに恐怖政治の時代を生きている」
と報じています。
2024年2月19日にドイツの首都ベルリンで行われた「ナワリヌイは英雄、プーチンは犯罪者だ」と唱えるデモ。
「プーチン大統領の天敵」ナワリヌイ氏の葬儀で数万人が「戦争反対」「プーチンなきロシア」「ロシアは自由になる」との声を上げる。数日経った今も墓参者と献花の列。ロシアの民主主義はいまだ死なず。
もちろん、ロシア軍の蛮行によりウクライナの民間人の犠牲は増え続けており、トゥルク国連人権高等弁務官は11月18日に、これまでに少なくとも子ども659人を含む民間人1万2162人が亡くなり、他に2万6919人がけがを負ったと指摘しました。
この死傷者数は国連機関がウクライナの支配地域を対象に集計しており、全領土の約2割に及ぶロシアの占領地を含めた実際の死傷者数ははるかに多いということです。
ノーベル平和賞団体のマトビチュク代表「占領は戦争の一形態であり、そこでは暴力が続いています。強制移送、拷問、性的暴力、アイデンティティーの否定、強制的な養子縁組が起きるのが占領されるということです」
トゥルク氏は
「あまりにも多くの不合理な痛みと苦しみに満ちた1000日だ」
と強調して、ロシア軍の撤退を改めて求めました。
この点、プーチン大統領が侵略戦争開始初日にウクライナの首都キーウに侵攻して政権転覆を狙い、2020年9月の侵略開始の半年余り後にはもうNATOの東方拡大やらとはと全く無関係のウクライナの4州を強制併合宣言して自国の領土としてしまったことからも、ロシアの狙いがまさに侵略、つまりウクライナの領土占領にあることは明らかです。
ですからこの戦争を止めるのに、侵略されているウクライナに対して即時停戦を何万回唱えても無駄なのです。
侵略しているロシアが戦争をやめない限りウクライナ戦争は終わらないし、逆にウクライナがロシアの要求を飲んでもそれでプーチン政権が戦争を終えてくれる保証は何もないからです。
「プーチンの天敵」と呼ばれながら獄死したナワリヌイ氏の妻ユリアさん(中央)らが「プーチン 戦争をやめろ」「プーチンを止めろ!」というスローガンを掲げて2024年11月17日に実施したドイツのデモ。
ロシアのプーチン政権が侵略したウクライナ東・南部4州の「強制併合」を宣言してから丸2年。「プーチンの天敵」ナワリヌイ氏の死は毒殺だったとロシア独立メディアが報道。トランプ氏はプーチン氏と親しいと誇示
ロシアの反体制派ナワリヌイ氏がシベリアの刑務所=矯正労働収容所で死亡。懲罰房に27回入れられ絶え間ない寒さにさらされ3年間の拷問に苦しんだ。プーチン大統領の政敵として「殺された」「処刑された」が正しい
ところで、プーチン大統領は11月19日に、核兵器の使用条件を示した核ドクトリン(核抑止力の国家政策指針)を改定した大統領令に署名しました。
この新しい核ドクトリンでは、事前に大規模なドローンやミサイル発射に関する情報を得た場合にはそれだけで核兵器の使用が可能としています。
つまり、これまでロシアが核兵器を使用するのは核保有国に限られていましたが、対象となる国が拡大したことになります。
また、核を保有しない国が核を保有する国の支援を受けてロシアを攻撃した場合には、両国の共同攻撃とみなすことが新たに定められました。
すなわち、ロシアは核保有国同士の核戦争をためらわないという宣言です。これは世界の全市民に喧嘩を売ったと言えるでしょう。
このように、今回の核ドクトリンでプーチン大統領はウクライナを軍事支援する欧米も核攻撃の対象になるとしており、「核による威嚇」を一段と強めたことになります。
こういうことをプーチン政権が平気でできるのも、ナワリヌイ氏をシベリア送りにして死なせてしまったように、国内の反対勢力を根絶やしにしているからなのです。
ロシアから出国や亡命した反体制派や市民ら約1500人が2024年11月17日、ドイツの首都ベルリンで、プーチン大統領やウクライナ侵略に抗議する初めての国外デモを実施した。
ウクライナ軍がロシアのクルスク州に越境攻撃。軍司令部も設置。ロシアに侵略されているウクライナが反撃するのは国際法で認められた自衛権の行使であり、侵略と戦争犯罪を続けるプーチン政権に批判する権利はない。
ただし、これまでもプーチン政権は欧米がウクライナに戦車を供給するのに対して核を使うぞと威嚇をし、長距離ミサイルを供給するのにも核の威嚇、戦闘機を供給するのにも核の威嚇をしてきました。
今回はアメリカのバイデン大統領がロシアのクルスク州に展開するウクライナ軍が自軍防衛のために米軍提供の長距離ミサイルを使用することを許可したので、プーチン大統領はこのタイミングでまた核の威嚇をしたわけです。
もちろん、プーチン政権による核兵器を使用するぞという威嚇自体が国際法違反なのですが、こんなにオオカミ少年のように威嚇しつづけているのでは、その効果は限定的でしょう。
いずれにしても、核兵器廃絶を求めてノーベル平和賞を受賞した日本被団協が一番許せないの核兵器の威嚇と使用です。
世界で唯一、もう2年以上も核兵器を使うぞと言い続けているプーチン政権の異常さは際立っています。
トランプ米大統領候補の言うように「ロシアのやりたいように」させたら(フォーブス誌)。「ロシアの軍人による強制性交の被害に遭ったウクライナ人には、妊娠中だった16歳の少女や、83歳の老婆も含まれる。」
さて一方北朝鮮はロシアに対して1万人以上の軍隊を派兵し、ウクライナが越境攻撃を続けるロシア西部クルスク州ですでに戦闘に参加しているとされます。
そもそも北朝鮮がロシアに弾薬を供給していること自体がロシアも賛成して成立した安保理決議違反で国際法違反ですが、ロシア軍の違法な侵略に加担する北朝鮮軍の行動もまた違法であり、世界の緊張を高めるものです。
ところが、金正恩朝鮮労働党総書記が11月15日に軍幹部に対して行なった演説ではウクライナ情勢について、米国を批判し、かつ
「多くの国が巻き込まれる危険な領域に進んでいる」
と述べたと朝鮮中央通信が伝えているのですが、それはお前のことやろ!というほかありません。
世界で最も人権が抑圧され、言論の自由が迫害されていて国民の反対運動など起こるべくもない北朝鮮が、自国の兵士を犠牲にして遠くロシアの地で死なせてしまうことも辞さず、専制国家であるロシア軍に加担しているのは世界の危機を象徴していると言えるでしょう。
2024年6月21日、プーチン大統領から贈られたロシア製リムジン「アウルス」を運転してご機嫌の北朝鮮の金正恩氏。
【#ウクライナに平和を】北朝鮮がロシア軍によるウクライナ侵略に軍隊を派兵。イーロン・マスク氏がプーチン政権と2年間秘密裏に交渉して親露派陰謀論者のドナルド・トランプ候補を支持。これぞ「悪の枢軸」だ。
北アフリカのスーダンでは、2023年春から国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の内戦が続いていて、国連によるとスーダンの人口の3割近くにあたる1400万人超が国内外に避難しています。
そしてスーダン全土で人道危機が深刻化し、性暴力などの被害も数多く報告されています。
まさに、ウクライナがロシア軍に2割の領土を占領され、そこで市民が迫害や性暴力を受け、人口の4分の1にあたる1000万人以上が国外に避難しているのと全く同じ状況なのですが、プーチン政権は紅海での軍事拠点確保などを目的として、スーダン国軍へ武器支援をしているんです。
ところがスーダン政府と対立しているRSFは、ロシア政府傘下の民間軍事会社として有名なあのワグネルの支援を受けています。
つまり、ロシアはスーダン内戦の双方の当事者に支援してマッチポンプで大儲けして、かつアフリカ大陸への影響力も保持しているわけです。
だから、国連安保理の理事国の中で中国さえ賛成しているのに、ロシアだけがスーダン停戦決議に反対して葬り去ってしまったのですから、こんなプーチン政権にガザ停戦決議を何度も阻止してきたアメリカを批判する資格さえ全くないのは明らかです。
トランプ政権が誕生したら、プーチン政権はもうアメリカを批判する必要もなくなるのだろうが(-_-;)。
親露派トランプ氏のウクライナ戦争即時停戦論が判明。現在の前線を非武装地帯にしてロシアの占領地を固定化。ウクライナはNATOに加盟せず中立化。「ロシアのプーチン大統領の和平案のようだ」(NYタイムズ)。
さて、ロシア軍は侵略開始1000日を前にした11月17日に、ウクライナ各地のエネルギー施設などを対象に大規模攻撃を実施しました。
イスラエルがガザ侵攻でやった食料・水・エネルギーの遮断がジェノサイドと評価されているように、ロシア軍が侵略初期から続けているこのウクライナのエネルギー施設への攻撃自体がジュネーブ条約に反する戦争犯罪です。
前述のトゥルク国連人権高等弁務官は、このロシア軍の冬に向けた攻撃でキーウ市の他に15州が被害を受けたとして
「冬の電力不足は特に高齢者や障害者、低所得世帯や国内避難民の健康と福祉に多大なリスクを与える」
と非難しました。
首都キーウ中心部の独立広場では軍事侵攻で戦死した兵士の名前が書かれた国旗などが立てられていて、訪れた人たちが、花を手向けて亡くなった兵士を追悼する姿がみられた。
プーチン大統領がウクライナとの停戦について、ロシアが国際法に違反して強制併合したウクライナ4州からウクライナ軍が撤退することが前提と演説。即時停戦論者はウクライナの領土放棄が前提になることを認めよ。
さらに忘れてはならないのは、プーチン政権がウクライナ侵略戦争を始めたことによる環境破壊です。
アゼルバイジャンで開催中の国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)で、ウクライナのフリンチュク環境保護・天然資源相が11月19日に明らかにしたところによると、ロシア軍の侵略によるウクライナでの環境被害額が推計で710億ドル(約11兆円)に達したというのです。
戦闘や火災などに伴う温室効果ガス排出量も1億8000万トンに上るということです。
ロシア侵略開始から1000日の節目に記者会見したフリンチュク氏は、ロシアが2022年2月の侵攻開始以降に、ウクライナに6500件以上の環境犯罪を行ったと指摘し、ロシア軍による戦闘で東京都の面積の約14倍に当たる3万平方キロの森林が破壊され、地雷などの爆発物によって13万9000平方キロに及ぶ土壌が汚染されたと非難しました。
ロシア軍のみならずイスラエル軍によるガザ侵攻などの中東戦争でもとてつもない自然破壊が行われてますが、アメリカのトランプ次期大統領がそんなことにはお構いなくプーチン政権とネタニヤフ政権を支持できるのは、トランプ氏自身が人権軽視であるばかりか、オイルダラーを背景にした地球温暖化否定の陰謀論者だからなんです。
うちの常連コメンテーターの秋風亭遊穂さんにコメントで教えていただいたんですが、トランプ政権の次期国防長官に内定しているヘグゼス氏(FOXニュースの司会者出身で、性的暴行事件を起こしたことをワシントンポストにすっぱ抜かれ中)は、気候科学を「宗教」と呼んでいるそうです。
それはリベラル派が「神を演じたい」と思っていることを示していると言っており、また、気候研究はアメリカ社会に政府の統制を課すための左翼の巨大な陰謀だとも述べているそうです。
Trump pick for Defense secretary voiced climate denial as Fox commentator (E&E News 2024/11/14)
https://www.eenews.net/articles/trump-pick-for-defense-secretary-voiced-climate-denial-as-fox-commentator/
ロシア軍が侵略しているウクライナ戦争でロシアに肩入れするトランプ米大統領候補を応援するため、全米でフェイクニュースを拡散するプーチン政権。嘘を何とも思わないトランプ・プーチンとその信者は世界のガンだ。
秋風亭さんによると、トランプ政権次期国防長官予定のこのヘグゼル氏は著作の中で、
(1)交戦規則の制限からジュネーブ条約まで、戦場で戦闘員を束縛する政策、法律、条約を軽蔑し、そうした法を遵守しない敵に対しては時代遅れだ
と示唆し
(2)日本に原爆を投下したアメリカ人については、「彼らは勝った。誰が気にするだろうか」
とも述べているそうです。
What to know about Pete Hegseth, Trump’s pick to serve as defense secretary (AP 2024/11/14)
https://apnews.com/article/who-is-pete-hegseth-trump-defense-secretary-2e2bdd16c8e90f5d037f763cfadbde94
(1)について、秋風亭さんは、侵略されているウクライナに即時停戦を求める自称リアリストで群馬女子大教授の「野口和彦氏にも通じるものがある。」と注記されています。
まさに「今こそ停戦を」と言い続けながらもう1000日という即時停戦論は、法の支配なんて無視しないと主張できるはずがないということなんです。
だからこそ、トランプ氏とイーロン・マスク氏は大のウクライナ戦争即時停戦論者なわけですから。
編集後記
秋風亭さん、ありがとうございました!
秋風亭さんのコメントで記事を一本書かせていただいていいでしょうか。
本当は白井邦彦先生にお願いしたようにご寄稿をお願いいしたいので、ぜひメッセージ欄からご連絡をm(__)m
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【安全保障理事会】ロシアのウクライナ侵攻1000日に合わせて会合 国連
日テレNEWS 2024/11/19
ロシアによるウクライナ侵攻から1000日となるのに合わせて、国連の安全保障理事会が会合を開き、対応を協議しました。
国連の安保理会合はロシアによるウクライナ侵攻から19日で1000日となるのに合わせて開かれました。
ディカルロ事務次長は「ウクライナ国民にとって、広範囲にわたる死と破壊、絶望の日々が続いた1000日間だ」と述べ、これまでに600人以上の子どもを含む、少なくとも1万2164人の民間人が死亡したと明らかにしました。ただ、実際の死者数は、これよりもはるかに多いとみられています。
会合にはウクライナのシビハ外相も出席し、「プーチンが望んでいるのは、平和ではなく戦争だ」と強く非難するとともに、機能不全に陥る安保理には改革が必要だと訴えました。
一方、ロシアの国連大使は、アメリカがウクライナに対し、長距離ミサイルを使用してロシア領内を攻撃することを容認したと報じられたことについて、「自殺行為だ。ヨーロッパ全体を深刻な結果へと引きずりこもうとしている」と、けん制しました。
(2024年11月19日放送)
デモ参加者は「戦争をやめろ」「プーチンに法の裁きを」「ロシアに自由を」と叫びながら、ロシア大使館までデモ行進した。
ユリアさんのほか、ロシアと米国などによる8月の身柄交換でロシアの刑務所から釈放された反政権活動家のカラムルザ氏、野党指導者だったヤシン氏が主導した。
ドイツにはロシアからの亡命者やウクライナからの避難民が多く暮らす。ロシア出身のアンドレイ・サドチコフさん(29)は「プーチン政権を倒し、ロシアを変えるには国際社会の力が必要だ」と訴えた。(共同)
ロシアの政治弾圧進む“強制労働”伝えてきた博物館 事実上の閉鎖 侵攻開始から1000日
11/18(月) 22:08配信
テレビ朝日系(ANN)
"ロシアの政治弾圧進む“強制労働”伝えてきた博物館 事実上の閉鎖 侵攻開始から1000日"
ロシアによるウクライナへの侵攻が始まってから1000日。ロシア国内では政治弾圧が急速に進んでいます。
博物館は政治弾圧による犠牲者の追悼式を行った直後、当局の圧力が掛かり、14日から閉鎖されています。
12日には、小児科医の女性が子どもの患者に対し、戦争が続く状況を憂う発言をしたことがロシア軍への非難にあたるとして禁錮5年半の判決を受けました。
人権団体によりますと、こうした政治犯はおよそ3000人に上るということです。
ロシアの独立系メディアは「恐怖政治は、もはや『歴史』ではない。私たちは今まさに恐怖政治の時代を生きている」と報じています。
国連安全保障理事会で18日、スーダン内戦における民間人の保護と敵対行為の停止を呼びかける決議案の採決があり、ロシアの拒否権行使で否決された。ロシアは内戦当事者双方と関係を持つ。全15理事国のうち米中を含む14カ国は決議案に賛成していた。
北アフリカのスーダンでは、2023年春から国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の内戦が続く。国連によると、人口の3割近くにあたる1400万人超が国内外に避難した。全土で人道危機が深刻化し、性暴力などの被害も数多く報告されている。
RSFは、露政府傘下の民間軍事会社ワグネルの支援を受けてきたとされる。露政府は同時に、紅海での軍事拠点確保などを目的として、武器支援を通じてスーダン国軍への影響力も強めている。
今回の決議案は、双方に敵対行為の停止や人道支援の実施へ向けた対話を呼びかける内容で、英国とシエラレオネが提案した。
否決を受けて、議長を務めたラミー英外相は「グローバルサウス(新興・途上国)のパートナーであるかのように振る舞うプーチン(露大統領)は恥を知れ」と非難し、「どれだけのスーダン人が殺され、女性がレイプされ、子どもが飢えなければならないのか」と言葉を強めた。
ロシアのポリャンスキー国連次席大使は会合で「個々の理事国の意見を安保理の決定を通じて押しつけるべきではない」と拒否権行使を正当化した。ロイター通信によると、スーダン外務省はロシアの対応を歓迎する声明を発表した。【ニューヨーク八田浩輔】
ロシア領に長距離ミサイル攻撃 米政権の容認後初―後方の弾薬庫標的か・ウクライナ
侵攻から1000日の節目に記者会見したフリンチュク氏は、ロシアが2022年2月の侵攻開始以降、ウクライナに6500件以上の環境犯罪を行ったと指摘。戦闘で東京都の面積の約14倍に当たる3万平方キロの森林が破壊され、地雷などの爆発物によって13万9000平方キロに及ぶ土壌が汚染されたと非難した。
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さて、私が注目している人物に、2016年の大統領選で、B・サンダースの支持表明までした Tulsi Gabbard 氏(民主党を離党し今やトランプ党、プーチン信者)、FBI解体論者の Kash P. Patel 氏がいます。いずれ突っ込もうと思っています。
その他の注目点として、forward紙が挙げていた親イスラエルの人物たち。
そのforward紙が Pete Hegseth 氏の十字軍に触発されたタトゥーを複数入れていることを伝えています。宗教を都合良く解釈する極右思想がそこに刻まれているのでしょう。
Pete Hegseth, Trump’s defense secretary nominee, has multiple Christian and Crusades-inspired tattoos
https://forward.com/fast-forward/675325/pete-hegseth-tattoos-christian-crusades-trump/
今回も最大の殊勲者でしょうね
まあトラ公が恩赦しなきゃ脱税、詐欺の犯罪者に過ぎんのですが(笑)
あと秋風亭師匠が書いておられる次の国家情報長官、トゥルシー・ギャバードも要注目人物ですね
少し高市早苗に似てるかも知れません
あれも民主党のパトリシア・シュローダーの事務員から始めましたから
あのダメ親父スティーヴ・バノンをその魅力でメロメロにしてるようですね
シリアのアサドと会見するなど行動力もあります
年は若いですが高市よりはかなり格上でしょう
アメリカを見て思うのは、悪党でもそれなりに懐が深かったり一抹の魅力を感じさせることですね
ギャバードもハリウッド映画に出てくる悪役美女みたいです
翻って日本は、今頃斎藤元彦みたいな小悪党に振り回されてるなんてどんだけ周回遅れなんですか(合掌)
再来年のアベンジャーズ ドゥームズデーを字幕なしで理解できるようになるという目標ですwww
そのころには英文のニュースもすらすらと読めるようになると思うのですが!?それまではぜひお助けくださいませm(__)m
では秋風亭師匠、師匠のコメントをつなぎ合わせてトランプ批判の記事を一本書いてみます!
ただ、たまにおかしな訳をすることがあります(文脈がつながらないのでわかります)。その際はDeepleでチェックをします。そのDeepleもちょっと長文になると、たまにスコーンと訳抜けしたりします。他の翻訳サイトでも president の訳にブッシュやオバマを引っ張ってしまうなど誤訳がありました。AI翻訳と言っても気が抜けません。
国際政治に関する情報は、やはり英語を基本に得ていかないと、遅れたり抜け落ちたりして全体像を捉えにくくなります。それを感じるのが、腐敗を告発する kleptocracy のような邦訳文献の数が少ないことで、洋書にあたらないとなあ、と思っています(ここで止まっていますが)。トランプやプーチンがのさばる素地をつかめると思います。
娘さんから Native English が勉強出来てうらやましいです。がんばってください。
あなた方は『イスラエルとともに“中東大戦争”突入』 ➡ 『ウクライナより第三次大戦リスクが絶大な暴挙』に“ウクライナに投じていた予算等々”を全力投球するつもりなのでしょうが!!
ここで、バイデン側が『俺たちは“シオニスト一体政権”であるあんたがたとは違う!』と言えばまだいいのですが、“シオニストと盟友”の“ショッカー”バイデン政権では口が裂けても言えないでしょうね…。
※“シオニストと一心同体”“ゲルショッカー”トランプ政権と日本は早急に距離を置くべきですが、石破首相は『トランプ氏との会談を早急に切り上げた』そうですね。
“まだオバマ氏が大統領なのにトランプ氏と会談してオバマ氏を激怒させた”ポンコツ安倍政権の失敗から少しは学習されたようです。
https://news.livedoor.com/article/detail/27584001/
☆トランプ氏の長男「バイデン政権と軍産複合体が第三次世界大戦を始める」と主張
2024年11月18日 18時26分 東スポWEB
〇 バイデン大統領は17日、ウクライナ軍が米国から供給された長距離ミサイルを使ったロシア領内への攻撃を承認した。
すぐにトランプ・ジュニア氏はXに「軍産複合体は、私の父が平和を築き、人命を救う機会を得る前に、第三次世界大戦を確実に起こしたいようだ。数兆ドルを確保しなければならない。人生なんてくそくらえだ! バカ者め!」と投稿した。