事実を報じていないとはねえ(苦笑)。
何を考えているのだろうか?「GDP=産業力」では無い事ぐらい常識なのにアメリカのGDPがでっちあげとか言い出しているし。しかもロシアの産業力がアメリカに勝っているとか常識では考えられない話を平気で書いているが本当にロシアが産業面でも軍事面でもアメリカに勝っているのならそもそもウクライナで2年も戦争しない。2008年の南オセチア紛争はわずか5日で終わった。それが今回の戦争は既に2年だ。戦略策定の時点であの時より諜報能力が劣化しているしロシアの最新兵器が欧米の旧式兵器でどれだけ撃破されたか。パトリオットミサイルなんてトルコがS400に切り替えるぐらい旧式だと思われていたのがロシアのミサイル攻撃で一定の成果を出していて、むしろS400が思った程の成果を出していない誤算があったり、ロシアの最新鋭戦車がドイツのレオポルトに撃破されたりしているのだからロシアの武器の評価がどれだけ下がったか。産業面でもロシア企業が新たに自動車を製造しても制裁の影響でシートベルトが付いていない、とかそんな話があるぐらいだ。そういえばロシアのキエフ侵攻が頓挫したのもロシア軍の用車両が中国製のタイヤを付けていて途中でパンクしたから、というのもったはずだ。上記リンク先の記事の酷さは驚きだが一番凄いのは「プーチンは兵員をできるだけ減らさず戦争の目標を達成しようとしている」と書いている事。何の冗談だろうか?悪い冗談である。そもそもエマニエル・ドットがソ連崩壊を予言したと書いているがソ連の崩壊なら長谷川慶太郎も予言した。その長谷川慶太郎が毎年のように北朝鮮の崩壊を予言し北朝鮮の崩壊を見る事も無く5年も前に亡くなっている。北朝鮮はまだあるのに。オカルトと現実の狭間にいるような学者になってしまったエマニエル・ドットはメディアからすれば使いやすいのかもしれないがキワモノ学者のトンデモ記事にしても質が低いんじゃないのかねえ?せめてこの考察に具体的な数字を出してもらえば良かったのに。