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レダック ピースボートに乗る 改訂版

2014-07-01 17:12:01 | 日記
③ アカバ港乗船、スエズ運河航行
 4/10 ペトラから約2時間で我々はアカバ港に到着した。港ですごい豪華客船が目に入ったが、これではない。その先に「オーシャン ドリームOceanDream号」が待ち受けてくれていた。それでも約3.5万t、長さ?200m、定員1400人、10階デッキまである。船員やピースボートのスタッフが待ちかまえてくれ、バスから降ろされた荷物を予定の部屋まで運びこみ、そこでIDカードを含む書類をくれた。ヤレヤレ、やっと着いた。左右に備え付けベッド、窓付き(窓の有無によってもお値段が違います)のこの部屋がもう75日間の家となる。早速、船内生活についての説明会が開かれた。
このツアーはNGOピースボートの企画に基づき、ジャパングレースという旅行業者と共同実施の形をとり、パナマ船籍のこの船を長期間チャータ―しているということになる。かつての旅行記を読むと、「海上ではやはり船長さんが一番偉く、酒癖が悪い乗客に下船命令を出し、港に置き去りにできるほどの権限を持っている」ようだ。
 すでに3/13に横浜から105日間の600名ほどのフル・クルージング組の人から聞いた話を二つ。①出港直後から3日間は大揺れで大変、至る所にゲロ用袋がおかれ、苦しみぬいたらしい。そういえば過去の旅行記でも、黒潮に逆流して進むのだから、日本から旅発つときが一番揺れが激しいらしい。②アラビア半島をまわる時、ソマリアなどの海賊騒ぎで自衛艦による護送という話があったが、あれは誠。日本の商船など6艘が集められ船団を組み、先頭を海上自衛隊の艦船が進んだという。その時には客室の窓も外からブラインドがかぶせられていたという。
 アカバを出港後、本船は、シナイ半島をまわり紅海を北上し、スエズ運河から地中海へと向かった。11日は、初めてのフルの洋上生活を送る。
 4/12 早朝5時ころ、船内放送が流れる。「今からスエズ運河に入る。一方通行なので北上する船のグループの4番目として順番待ちしているところ、船間距離1マイル、運河航行中のスピード15ノット程度」というようなことが説明された。(後部デッキから 後ろで順番を待つ船 乗客は8~10F のデッキで必死に写真を撮る。航行しはじめて3時間ほど経ち朝食の時間になると、押すな、押すな状態であったデッキ前方も余裕がでてくる。待てよ、一方通行なら長時間反対側は待つの? ソウナンデスネ、単線電車と同じなんですね、大きな駅では複線にしているように、南下・北上の交差は湖2つの大きな湖で行っている。右舷側はシナイ半島の砂漠が続き、左舷側はエジプトの道路・住居・畑?などが見える。近い所では、甲板から「オーイ」と叫ぶ乗客に向かい手を振ったり、トラックの荷台に乗る兵士たちが声を発するのが聞こえる。ピースボートのスタッフも、写真撮影のサービスをしてくれる。夫婦で嬉しそうにとったのがコレ。 途中で日本が技術供与してできたという「友好橋」をくぐる。「スエズ運河を抜けた」という放送があったのは15時半頃であったのだから、9~10時間かかったことになる。地中海に入ったのダ。しかし、冒頭で書いたように、テロの続くエジプトの寄港は取りやめになったため、代わりにトルコのクシャダスという街に寄港することになった。

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