台風15号によって、所により311を上回る混乱が続いています。
当院は停電せず、水道も使えたのですが、停電によるワンちゃんのお預かりが多く、そんな時に限ってややこしい手術&入院もあって、大変でした。
佐倉市は停電によって水を汲み上げるポンプが使えず、私の住んでいる地域も断水寸前だったとのことです。
上の写真は、昨日、当院近くの側道から高速道路をまたいで撮ったものです――木はへし折れ、電柱は傾き、電線はあらぬ方向へ。
この場所の近くには軽トラが止まっており、この右方向に住む農家の方がもどかしそうな表情でたたずんでいました。
聞けば停電5日目なので、とても大変とのことでした――稲刈りの時期とも重ねってしまったのでストレスが多いのでしょう。
現場では、みなさんが懸命に作業してくれていました。
いつの時も、口先だけで終わりにできない現場は大変です。
今日、見に行ったら、作業している方は誰もおらず、電線も電柱もまっすぐです――農家の方も通電したのか。
このように現場の人々は頑張ってくれているのでしょうが、まだ一人のスタッフの家が停電したままなのです。
今日来た患者さんなんて、産婦人科で娘さんが出産したばかりなのに停電し、「実家が停電してないなら、実家の方へ…」と、何だか自宅で出産したみたいになってしまったそうです(鳴き声などのストレスか?高齢の猫が食欲不振と下痢で来院)。
何らかの病気などのため、ただでさえ大変な家庭もあるでしょうから、早く何とかなればいいのですが……。
◎被災した方の読み応えのある記事です。支援のためにも、明日は我が身という意味でも、ご一読を!…確かに電気が使えない災害時はキャッシュレスが成立しませんね→千葉県富津市で被災した「被災者」が想うこと | YUGALOG
実際に見てきた人によると、南房総の方は更に被害がひどいようです→「ちば台風15号災害支援基金」特設サイト