いや~びっくりしました!このタイミングでボブ・ディランがノーベル文学賞とは!!
Wikiにはノーベル文学賞候補になっているとか書いてありましたけど、私が書きたかったのはそういうキラキラにダマされないでね!…っていうことだったので、あえて書かなかったのです。
ノーベル賞といえば、権威好きな日本人には?最高峰のキラキラ度ですもんねぇ
でも、私が言いたいのは、権威とかがあってもハッタリだけのことも多いってことで、権威やキラキラが絶対ダメ!と言っているわけではないのです。
ノーベル賞やグラミー賞などというのは表面的なことであって、それを受賞しようがしまいが本当にすごい人はすごいんですから!
さらに言えば、受賞していない人の中に受賞したある種の人たちよりもすごい人がいるってことに気づいてほしいですね。
そんなこんがらがった思いはあるにせよ、私も心からすごい!と尊敬するディランの受賞を祝福したいと思います。
祝福ついでに、いくつか紹介します。
はじまりの日 | |
岩崎書店 |
ディラン後編でもふれたForever Youngという曲は人気があり、絵本にもなっているんですね。
イラストを描いたポール・ロジャースは、何かと問題発言が多いが一理ある?ジャズ・トランペッターのウィントン・マルサリスと一緒に絵本を作っています(英語版のみ)。
翻訳は、エリック・カールの作品なども訳しているアーサー・ビナードさんです。
こちらのブログ(http://d.hatena.ne.jp/redballoon/20130216/1361033740)によると、Foreverは「永遠」ではなく、「いつ、いかなる時も」、Youngは「若々しい」ではなく「はじまり」であり、「いつまでも若く」ではなく、「いつでもまた出発できるさ」という意味で「はじまりの日」なんだそうです。
ネイティブでないと微妙なニュアンスはわかりませんね? でも、いろんな解釈ができる方がおもしろいと思います。
まあ、こういうシンプルな原文は、ナイト キャット & ビジー ドッグのように英文も一緒に載せた方がいいのでは?
巻尾にあるポール・ロジャース自身の絵の解説には、ディランにまつわるミュージシャンなどが出てきておもしろかったです。
オー・マーシー | |
Bob Dylan | |
Sony Music Direct |
この作品は、U2の作品などで有名なダニエル・ラノワがプロデューサーなので、U2好きにオススメかな?
ラノワの弾くペダル・スティール・ギターがいい感じの曲や、Everything Is Brokenみたいな笑えてストレス解消になりそうな曲があります。
ネット上の様々な記述を読んでみると、ディランファンの中にも、結局は評論家などの権威の受け売りのようにしか感じられない人もいますから、そういうのに反発したくなる人もいるのでしょう(権威アレルギー?)。
それでもディランは、何度聴いても良さがわからないと感じつつ、何かすごい人な気がするし、いつかわかるようになりたいと思わせる何かを持っているアーティスト!
気になったらでいいから、何度でも歌詞も読みながら聴いてみて下さい!!