稲敷資料館日々抄

稲敷市立歴史民俗資料館の活動を広く周知し、文化財保護や資料館活動への理解を深めてもらうことを目的にしています。

江戸崎中学校2年生、職場体験(その一)

2013年08月23日 | 日記
8月22日(木)。

この日から2日間、江戸崎中学2年生が2名、資料館に
職場体験にやってきました。

職場体験の一環として、彼らの活動内容を、ブログにて
紹介してもらいたいと思います。



江中2年のI.Tです。

初日は、まず、あいさつをしました。
それから、職員のMさんに館内の案内をしてもらいました。
第一収蔵庫、第二収蔵庫、第一展示室~第三展示室、そして
企画展示室、資料閲覧室などを見せてもらいました。

一番最初のお仕事は、第一収蔵庫の除湿器に溜まった水捨て
でした。

水を捨ててから、外に出て野外展示の赤い丸ポストや
機場のディーゼルエンジン、稲妻雷五郎の銅像と茶屋を
見学して、銅像の周りの草抜きをしました。

それから、中に戻り、展示室のガラスケース磨きをしました。





次に、寄贈を受けた資料の水洗いをしました。


資料は縄文時代の土器の破片や石器の破片やシカやイノシシの
アゴの骨や、実際に作った土器や土偶などのレプリカがありました。


ここまでで午前中の作業は終了しました。


午後からは、日本刀の取扱説明を受け、
実際に日本刀のお手入れをしました。

お手入れしたのは、古刀の脇差と現代刀の刀です。

最初に古い油をふき取ります。


次に打ち粉を刀に打ちます。


そして、刀に付いた打ち粉の粉を和紙でぬぐいます。


刀に付いた古い油がきちんと取れているか、確認します。


そして、刀身に新しい油をひきます。


お手入れが終わったら、刀を鞘に納めます。


刀の出し入れは、刃を上にして、反対側の棟を滑らせるように、
鯉口から鞘の中に納めていきます。


刀のお手入れが終わってから、午前中にやった
乾燥させた寄贈資料の取り込みをおこないました。


これで、職場体験の一日目は終了しました。


感想としては、刀が重かったです。