甲府市内にお住いの方から郷土資料として書物をご寄附いただきました。
ありがとうございます!
「先祖から大切に守り伝えられてきた」とのことです。
重要文化財に指定されている甲府市藤村記念館にて
展示しておりますのでご覧ください!
國史画帖大和櫻(こくしがちょうやまとざくら)
日本史の中で特に有名な場面を描いた書物。
山梨関係では、山本勘助最後の激戦や
川中島で戦った上杉謙信と武田信玄が繊細に描かれています。
半年で100回増刷されるほど人気を集めました。
◆発行者 竹内省吾(東京市神田区)
◆発行所 省文社(東京市神田区)
◆昭和10年(1935)8月25日発行
※展示資料は昭和11年2月14日百版です。
正続文章軌範獨學講義(せいぞくぶんしょうきはんどくがくこうぎ)
国語(文章)の教本です。
東京の松栄堂で製本され、全国の書店で販売されました。
山梨では柳正堂書店・五明堂書店の名が掲載されています。
◆発行兼印刷人 大草常章(東京府)
◆編集者 森昌作(東京府)
◆明治25年(1892)1月26日出版
日本外史(にほんがいし)
漢文で書かれた日本の歴史書。
文政年間(1829頃)に22巻が刊行されました。
幕末から明治時代にかけて多く読まれた書物です。
武田氏に関係する場面も詳しく書かれています。
◆著者 頼久太郎(頼山陽)
◆明治16年(1883)2月出版
※『校刻日本外史』は、頼の没後に出版され、川越藩が巨万の富を得るほどのベストセラーとなりました。
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