新型ウイルスの蔓延😷
私たちの心配をよそに
春は春のペースで訪れます。
「旧堀田古城園」の庭にも
紫蘭が芽吹き育ち始めました。
かわいい紫蘭の芽を守るべく
信玄公!?が目を光らせています😉
さて、
紫蘭(しらん)と言えば芝蘭(しらん)
芝蘭と言えば、北条夫人です。
(無理矢理ごめんなさい🙇)
音は同じでも
芝蘭と紫蘭はまったく別のもの。
芝蘭の「芝」は
中国古来より縁起が良いとされる、
香りのよいきのこ
芝蘭の「蘭」は、蘭ではなく、
古来より神草で芳香を発するキク科!
ともに入手困難、貴重なもの✨
その芝蘭にたとえられたのが
信玄の四男、勝頼の妻である
北条夫人です。
織田軍に追い詰められた勝頼は、
正妻(信長の養女)の息子・信勝とともに
今の山梨県甲州市にある天目山で自害しました。
没後、
恵林寺の快川紹喜は
北条夫人を芝蘭にたとえ
その淑徳をたたえた、と伝えられています。
北条夫人の戒名の由来
「家語に曰く、
善人と居るは芝蘭の室に入るがごとし、
久しくしてその香を聞かざるも、自然これと化す。
善人あに異人ならんや、淑女君是なり」
快川紹喜「蘭渓字説」(県指定文化財)より
戦国大名武田家でも
ともに生きた女性たちのことは
あまりわかっていません。
わずかに残るエピソード
信玄ミュージアムのトイレで
ささやかにご紹介しております。
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