社会不適応者の箱庭。

ハイったり鬱ったりしながら生きているイキモノ・五十海(いかり・♀)の適当な日々を綴った『どうでも』なシロモノ。

05月29日。鮫小紋の誘惑。

2008-05-29 | 着物のこと
 本当は100円ショップを覗きに行くついでに、冷やかしに寄っただけだったのよ。
 それがね、捕まっちゃったんだな、コレが。
 最初、女性らしい反物を進めてくれたんだけど、私はそれが好きじゃなくて、『男物の反物で仕立てるとどう?』って話から黒地の鮫小紋と、グレー系の格子柄を羽織にして、赤く色付いた紅花をちょっとくすませたような全通の帯と言うコーディネートに。
 格好良いのよ、コレが。
 着物が鮫小紋だから、帯で大分雰囲気が変わるの。
 お婆ちゃんになっても着れますね、この感じは。
 で、開店セール中だったのでコレで仕立てて6万4千円弱で出来上がると。
 ポリっぽくないけどポリなんで、安いんだけど。
 正規の値段は怖くて買えません。
 帯だけで、この倍以上するんだもの。
 『福沢さんが6人か~』
 『一点に付き、福沢さん2人で解放しましょう』
 等と、人がいないのをいいことに人質ごっこをする店員2人と私。
 『大丈夫です、ちょっとストッキングを被って銀行に』
 『鞄と』
 『包丁を持って、6万でいいんですって…』
 …物騒です。
 その時、お客さんの足が途絶えてたんで、店の方全員と5人でワイワイと…。
 こーんな帯揚げとか、こーんな帯締めとか、それともこんなー、みたいなね。
 楽しいです。
 え?この後どうなったかって?
 それは、秘密です。