晴れ、ときどき虹。

yaplog!から移行しました。

逆性せっけん

2007-06-04 22:17:47 | つぶやき
夕食の準備をした後、整骨院に行った。
ここ最近は、若いスタッフから(春からいる人ね)、磯谷式をしてもらう。

たまたま天気の話しをしていて、今から先、洗濯物が乾かなくなるのはイヤだねとか、そんな会話をしていた。

「洗濯物、室内干しされるんですか?」
「いや、タオルとか下着は乾燥機にかけて、ブラウスとかは室内に干してるかな?」
「においとか、気になりません?」
「ああ、そうやねー」
「TVで見たんですけど、すすぎの時に『逆性せっけん』を入れると、においがあまりしないらしいですよ」
「は?逆性せっけん?」
「はい」
「初めて聞いた・・・」

帰宅して、夜、寝る前に、早速調べてみた。
それこそ今日の午前中、「せっけん学習会」に参加しておきながら、「逆性せっけん」の話題なんて何一つ出たこと無かったのだ。

逆性せっけん。

まず、せっけんとは?
せっけんは・・・。
脂肪酸ナトリウム、若しくは、脂肪酸カリウムの事を指し、動植物の油脂から作られる。
界面活性剤であり、汚れを洗浄する力がある。
また、水に溶かしたときに、電離してイオンになる。
イオン性界面活性剤で、せっけんは陰イオンになる。
ほかに、陰イオンになるものとしては、シャンプーや合成洗剤が上げられる。
合成洗剤が人体や環境に及ぼす影響云々については、ここでは割愛。

逆に、水に溶かしたときに、陽イオンになるイオン性界面活性剤に、この逆性せっけんが含まれるのである。
ほかに、リンスや柔軟剤など。


ここで、ちょっと「ピーン」と来ませんか?

つまり、シャンプーをした後にリンスをする。
合成洗剤で洗濯した後に、柔軟剤を入れる。

マイナスに帯電している髪の毛や洗濯物を、プラス荷電してやることにより、髪の毛がブラッシングがスムーズになったり、洗濯物がごわつかなくなったりするのだ。

ちなみに「リンス」とは、「すすぐ」と言う意味だそうで。

逆性せっけんは、洗濯の際のすすぎに使用すると、細菌やカビと言った「ニオイ」の元と結合してしまう・・・よって、室内で干したときなども、ニオイが軽減される・・と言った感じになるのだろうか?
(出た!得意の憶測!!)


ただ、ここで注意してほしいのは、逆性せっけんには「洗浄能力はない」と言うことだ。
柔軟剤やリンスでは、洗濯物や髪の毛は洗わないのと同じことである。
また、せっけんと同時に使うことも禁物。
せっかくのせっけんの洗浄力も、逆性せっけんと同時に使用すると、せっけんの洗浄力も、逆性せっけんが持つ特徴も、ともに失われてしまう。


じゃぁ、逆性せっけんて、どこで使われているの?

逆性せっけんは、主に「消毒液」として使われていることが多い。
ただ、その使い方も誤ると、せっかくの効果が台無し!ということになる。



私は・・・。
洗濯物を室内に干すときは、粉せっけんをよく溶かした水で洗うのはもちろんのこと、酸素系漂白剤や重曹を入れる。
洗濯の後、すぐに干すことも重要だし、扇風機などで早く乾かす工夫もしている。


鬱陶しい今からの季節、頑張って乗り切って下さい!!



せっけん学習会

2007-06-04 14:21:39 | 生協日記
せっけん学習会に参加した。
写真は、せっけん歯磨き粉と、合成洗剤の歯磨き粉の比較実験。
せっけん歯磨き粉だと、ミミズは生きているが、合成洗剤の歯磨き粉(市販品、どこにでも売っている)だと、ミミズが苦しみだして死んでしまう。
色が変わっているのは、ミミズが体液を出しているから。

気持ち悪いが・・・。

歯磨きをした後、何か食べると味が変わる・・・・とよく言うが、それは、合成洗剤の歯磨き粉の中の成分が、味覚を感じる舌の「味蕾」の感覚を損ねてしまっているからである。

せっけん歯磨き粉なら、歯磨きした後の何か食べたり飲んだりしても、味は変わらない。


ほかには、せっけんシャンプーの実演などを、美容師さんを講師に招いてお話があった。


別に「せっけんバンザイ!!」とか「さすが、せっけん派生協!!」とか、自分の所属している組織をヨイショする気持ちはないのだが、やっぱり「水」なだけに、巡り巡って結局は自分に跳ね返ってくるので、そう考えると「気をつけなきゃなぁ・・・」と思う。