晴れ、ときどき虹。

yaplog!から移行しました。

抱いた感情

2007-06-15 23:50:37 | 腰痛日記
午前中から事務所で仕事。
副委員長も私も、ともに弁当持参で電話掛けと報告書書き。
あ~あ、とうとう今週は「皆勤」だよ・・・。

まだ報告書は残っているし、来週は福岡まで行かなくてはならないし、ヘヴィな毎日ですなぁ・・・。


夕食の支度をした後、19時頃整骨院に行った。

「今日、娘は?」
「今、ドラえもん見てるよ」
「もう、落ち着いた?」
「うん、だいぶ・・・ね」
「『私のことキライなんやろ~!!』って言うぐらいやから、相当イライラしとったんやろうねぇ」
「うん・・・そうやね。でも、こうやって表に出すからまだいいよ。私みたいに出し切らんかったら、大変やもん」


先週、整骨院に行ったとき、久しぶりに娘を連れて行った。
もっとも、連れて行ったと言うよりも、ついてきたと言った方が正解なのだが。

そのときに、先生が「久しぶりやねー」と声を掛けていた。

「久しぶりに見たよ」
「うん、色々大変やったんよ。赤ちゃん返りしてね・・・」
「赤ちゃん返り?」
「うん」

赤ちゃん返り・・・。

先月、義叔母の法事があったのは、このブログにも書いていたのでご存じだろう。
そのときに、いとこが勢揃いしたのだ。

 長男夫婦(つまり夫と私)は、小学4年生の男児(息子)と年中の女児(娘)
 長女夫婦(義妹夫婦)は、生後8ヶ月の女児
 次男夫婦(義弟夫婦)は、年長の男児と2歳の女児

まぁ、夫の兄弟はそれぞれ家庭を持ち、子供達がいるワケなのだが、ウチの子供達が一番年齢も大きい。

それまで娘は「一番下の女の子」ということで、一番可愛がられていたのだが、ここに来て、義弟・義妹のところにも女児が生まれ、一番可愛がられていた「オイシイ部分」を、すべて持って行かれる形になってしまったのだ。

義弟一家は埼玉に住んでおり、滅多に会うこともないので、みんなが珍しいと言うこともある。
義妹のところは、待望の赤ちゃんということで、無条件にみんなが可愛がる。

娘は、そりゃ、「お姉ちゃんなんだから!!」と、自分でも張り切っていたのだが、無意識のうちに周囲の大人の反応がおもしろくなかったのだろう。

法事が終わって、それぞれ普通の生活に戻ったあと、しばらくの間、夜はいつも泣いていた。
「みんな、なっちゃんのことキライなんやろ~(泣)」
「なっちゃんのこと、かわいくないんや~(泣)」

何度も抱きしめて、「そうじゃないよ」と懸命に説く。
何が不安なのか、いつも「抱っこ抱っこ」と飛びついてくる。
5歳になったのに、未だに母乳を欲しがる。


そのことを、簡単にだが先生に話しをしたのだ。

もっとも、先生は独身だし(甥っ子や姪っ子はいるらしい)、頭では理解できても、目の当たりにすることはそうそう無いだろう。


私も、いろいろと多忙で(ホントそうだ・・・)、けっこうどころか相当疲れている。
背中に鍼を打たれる度、「痛っ」と小さく声が漏れる。


「明日、ダンナの実家で誕生会するんよ」
「は?誕生会?旦那さんの?誰の発案?旦那さん、何歳になるん?」

・・・先生、えらくこの話に食いつく・・・?

先生も、いろいろと話しをしていたが、そのとき初めて先生に対して「気の毒」というか「申し訳ない」というか「かわいそうかも・・・」というか、複雑な感情を抱いてしまった。

そんなこと、考えたことも感じたこともなかったのに・・・。

何と言うか、独身だからまだ身軽だろうと思っていたのだが、案外そうでもない。

隣の芝生は、青く見えるってことかな・・・。