10歳は、二分の一成人式らしい。
本来の成人式が20歳なので、その半分ってところか。
しかし、息子が10歳で、あと10年で成人式を迎えるとは、よく考えたら末恐ろしい・・・
まぁ、自分ももうすぐ、ダブルスコアになってしまうんだけどね・・・。
で、その二分の一成人式だが・・・。
息子が学校から「10年の生い立ち」をもらってきた。
その用紙に、それまでの出来事などを記入していき、親が感想を書き込んでいく。
息子が
「お母さん、僕、生まれた時の身長と体重、どれぐらいやった?どんな赤ちゃんやった?」
久しぶりに母子手帳を引っ張り出し、身長や体重を見てみる。
「あんたはね~。いっつも抱っこされていたっけ。1歳前から歩き始めたけど、しゃべるのはホントに遅かったなぁ・・・」
たしかに、息子は運動能力というか、立ち始めたり歩き出すのは早かったのだが、いつまで経っても言葉が出ず、けっこう心配した。
いつまでも母乳を飲んでいて、娘が生まれる直前、幼稚園に通い出す前にやっとやめたほどだった。
「ふ~ん」
息子は、相変わらず汚い字で、プリントの空白を埋めていた。
「ちょっと見せて」
「いや!恥ずかしい!」
「恥ずかしいやなかろうもん。汚い字で書いとるほうが恥ずかしいばい!!」
息子からプリントを取り上げて、読んで見た。
まず0歳から1歳。
赤ちゃんが寝ている挿絵の横に、息子が・・・。
「このころには歩き始めました」
・・・おい!
「ちょっと!あんた、これはなんね!!」
「だって、歩き出したの、早かったって言ったやん!!」
「あんたねぇ、赤ちゃん時代が全然ないやん!!生まれていきなり立って歩くヤツがあるか!!
お前は馬か!!書き直し!!」
「あ”~~~
」
よく見ると、小学2年生の項目も「このころからうるさいです」と。
小学3年生の項目は「漢字がやばいことになっています」と。
「ああ~~!!もう!!全部書き直し!!」
「あ”~~。僕、こんなん書くの、好かんも~~ん」
・・・息子、切れ長の奥二重の大きな目に、涙を一杯溜めている。
「わかった。うん。あんたがこんなこと苦手なのは、お母さんはよく知っているから。ね、やけん、ちゃんと書こうね」
「うん・・・」
なんとかできあがったのだが・・・。
どうやら学校で、この二分の一成人式、何らかの形であるんじゃないかな?
やっと仕上がったプリントを見ながら、相変わらず手が掛かる息子でも、大きくなっているんだなぁ・・・と、改めて思ってしまった。
このまま元気に素直に、そして困難に立ち向かえるような、青年になって欲しい。
本来の成人式が20歳なので、その半分ってところか。
しかし、息子が10歳で、あと10年で成人式を迎えるとは、よく考えたら末恐ろしい・・・

まぁ、自分ももうすぐ、ダブルスコアになってしまうんだけどね・・・。
で、その二分の一成人式だが・・・。
息子が学校から「10年の生い立ち」をもらってきた。
その用紙に、それまでの出来事などを記入していき、親が感想を書き込んでいく。
息子が
「お母さん、僕、生まれた時の身長と体重、どれぐらいやった?どんな赤ちゃんやった?」
久しぶりに母子手帳を引っ張り出し、身長や体重を見てみる。
「あんたはね~。いっつも抱っこされていたっけ。1歳前から歩き始めたけど、しゃべるのはホントに遅かったなぁ・・・」

たしかに、息子は運動能力というか、立ち始めたり歩き出すのは早かったのだが、いつまで経っても言葉が出ず、けっこう心配した。
いつまでも母乳を飲んでいて、娘が生まれる直前、幼稚園に通い出す前にやっとやめたほどだった。
「ふ~ん」
息子は、相変わらず汚い字で、プリントの空白を埋めていた。
「ちょっと見せて」
「いや!恥ずかしい!」
「恥ずかしいやなかろうもん。汚い字で書いとるほうが恥ずかしいばい!!」
息子からプリントを取り上げて、読んで見た。
まず0歳から1歳。
赤ちゃんが寝ている挿絵の横に、息子が・・・。
「このころには歩き始めました」
・・・おい!
「ちょっと!あんた、これはなんね!!」
「だって、歩き出したの、早かったって言ったやん!!」
「あんたねぇ、赤ちゃん時代が全然ないやん!!生まれていきなり立って歩くヤツがあるか!!

お前は馬か!!書き直し!!」
「あ”~~~

よく見ると、小学2年生の項目も「このころからうるさいです」と。
小学3年生の項目は「漢字がやばいことになっています」と。
「ああ~~!!もう!!全部書き直し!!」
「あ”~~。僕、こんなん書くの、好かんも~~ん」
・・・息子、切れ長の奥二重の大きな目に、涙を一杯溜めている。

「わかった。うん。あんたがこんなこと苦手なのは、お母さんはよく知っているから。ね、やけん、ちゃんと書こうね」
「うん・・・」
なんとかできあがったのだが・・・。
どうやら学校で、この二分の一成人式、何らかの形であるんじゃないかな?
やっと仕上がったプリントを見ながら、相変わらず手が掛かる息子でも、大きくなっているんだなぁ・・・と、改めて思ってしまった。
このまま元気に素直に、そして困難に立ち向かえるような、青年になって欲しい。