いい天気。
朝、娘が登園し、バス停から自宅に戻ったばかりの時、義父から電話が掛かってきた。
この時間からとは珍しいな・・・と思い(我が家はナンバーディスプレイなので)受話器を取る。
「おはようございます」
「あー、あのね、炊飯器、新しいのがあるから、今日の昼、取りにおいで」
「ええ?」
以前から、未使用の一升炊きがあるということは、夫から聞いて知っていた。
義叔母が購入していたものだったが、義叔母は使うことなく亡くなってしまい、そのままだったらしい。
一升炊き・・・ということは、義弟一家が帰省して大人数になったとき用に準備していたのだろう。
前々から夫は「炊飯器が壊れたら、実家の一升炊きをもらうから」と言っていたが、勝手に決めてていいのか?と、半分聞き流していた。
「じゃぁ、12時ぐらいなら時間があるから、それぐらいにおいで」
「わかりました」
ということで、バタバタと洗濯物を干したり等で時間が経ち、お菓子屋さんで「お供え物」のまんじゅう数種類を購入。
昼時だから、昼食どうしようか・・・?
でも、コンビニやスーパーで総菜買うのもねぇ・・・。
だからといって、わざわざ手を掛けて持っていくのも、気を遣うだろうしねぇ・・・。
義父宅にあるやつで、チャーハンでも作ろうかなぁ・・・。
そう思いながら、夫の実家まで運転していく。
ちょうど12時頃、夫の実家に到着。
すでに玄関に、箱に入ったままの炊飯器と、これまた未使用のオーブントースターが置かれてあった。
「こんにちはー」
「おお!こんにちはー。これ、トースターもあったけど、使わないから持って帰んなさい」
「お父さんは使わないんですか?」
「ああー、いらんよ。これ、ゴルフの景品やし」
・・・この前のデジカメも、ゴルフの景品だったし。
まんじゅうをお供えし、居間で義父と話し込む。
「お昼、なんか作りましょうか?」
「いや、さっき食べたからいいよ」
本当に食べたのかどうかは、私にはわからない。
義父は、珍しく饒舌だった。
私と二人の時(滅多にないが)、そこまでしゃべったことなかったのに。
すごく楽しそうだった。
実際、義父の話は、めちゃめちゃおもしろかったし。
(TVのこと、免許証のこと、机のことなど)
「今度、いつ来るんだっけ?」
「15日です」
ちょうど1時になった頃、帰宅することに。
車を家の前まで回したら、義父が車内まで炊飯器とトースターを運んでくれた。
「気をつけてね」
「はい。ありがとうございました」
自宅に戻り、炊飯器を開けてみる。
さすがに一升炊きは大きい!
でも、現在の炊飯器よりも一回り程度大きいぐらいなので、困ることはないな。
夜、夫に炊飯器のことを話す。
朝のうちに、夫が義父に電話をしていたようだった。
「やっぱりいいねー、ご飯がちゃんと食べられるのは」
夫はご機嫌だった。
「オヤジ、俺のこと、なんか言ってなかった??」
「ううん。全然」
「・・・・・寂しい・・・」
義父自身、今日、いろいろ話して改めて思ったのだが、本当に忙しい人なのだ。
大病して寝込んでいるわけでもない、友人にも恵まれているし、地域の役員なども担っているし。
だから、急に行っても不在が多い。
私の両親が健康で、二人ともまだ仕事をしていて、それぞれ友人達にも恵まれているし、生活を楽しんでいるのはもちろん有り難いのだが、義父も、自分の生活を大切にしているのは、実の両親が元気なことと同様にとても有り難いんだね。
炊飯器とトースター、ありがとうございました。
大切に使いますね。
朝、娘が登園し、バス停から自宅に戻ったばかりの時、義父から電話が掛かってきた。
この時間からとは珍しいな・・・と思い(我が家はナンバーディスプレイなので)受話器を取る。
「おはようございます」
「あー、あのね、炊飯器、新しいのがあるから、今日の昼、取りにおいで」
「ええ?」
以前から、未使用の一升炊きがあるということは、夫から聞いて知っていた。
義叔母が購入していたものだったが、義叔母は使うことなく亡くなってしまい、そのままだったらしい。
一升炊き・・・ということは、義弟一家が帰省して大人数になったとき用に準備していたのだろう。
前々から夫は「炊飯器が壊れたら、実家の一升炊きをもらうから」と言っていたが、勝手に決めてていいのか?と、半分聞き流していた。
「じゃぁ、12時ぐらいなら時間があるから、それぐらいにおいで」
「わかりました」
ということで、バタバタと洗濯物を干したり等で時間が経ち、お菓子屋さんで「お供え物」のまんじゅう数種類を購入。
昼時だから、昼食どうしようか・・・?
でも、コンビニやスーパーで総菜買うのもねぇ・・・。
だからといって、わざわざ手を掛けて持っていくのも、気を遣うだろうしねぇ・・・。
義父宅にあるやつで、チャーハンでも作ろうかなぁ・・・。
そう思いながら、夫の実家まで運転していく。
ちょうど12時頃、夫の実家に到着。
すでに玄関に、箱に入ったままの炊飯器と、これまた未使用のオーブントースターが置かれてあった。
「こんにちはー」
「おお!こんにちはー。これ、トースターもあったけど、使わないから持って帰んなさい」
「お父さんは使わないんですか?」
「ああー、いらんよ。これ、ゴルフの景品やし」
・・・この前のデジカメも、ゴルフの景品だったし。
まんじゅうをお供えし、居間で義父と話し込む。
「お昼、なんか作りましょうか?」
「いや、さっき食べたからいいよ」
本当に食べたのかどうかは、私にはわからない。
義父は、珍しく饒舌だった。
私と二人の時(滅多にないが)、そこまでしゃべったことなかったのに。
すごく楽しそうだった。
実際、義父の話は、めちゃめちゃおもしろかったし。
(TVのこと、免許証のこと、机のことなど)
「今度、いつ来るんだっけ?」
「15日です」
ちょうど1時になった頃、帰宅することに。
車を家の前まで回したら、義父が車内まで炊飯器とトースターを運んでくれた。
「気をつけてね」
「はい。ありがとうございました」
自宅に戻り、炊飯器を開けてみる。
さすがに一升炊きは大きい!
でも、現在の炊飯器よりも一回り程度大きいぐらいなので、困ることはないな。
夜、夫に炊飯器のことを話す。
朝のうちに、夫が義父に電話をしていたようだった。
「やっぱりいいねー、ご飯がちゃんと食べられるのは」
夫はご機嫌だった。
「オヤジ、俺のこと、なんか言ってなかった??」
「ううん。全然」
「・・・・・寂しい・・・」
義父自身、今日、いろいろ話して改めて思ったのだが、本当に忙しい人なのだ。
大病して寝込んでいるわけでもない、友人にも恵まれているし、地域の役員なども担っているし。
だから、急に行っても不在が多い。
私の両親が健康で、二人ともまだ仕事をしていて、それぞれ友人達にも恵まれているし、生活を楽しんでいるのはもちろん有り難いのだが、義父も、自分の生活を大切にしているのは、実の両親が元気なことと同様にとても有り難いんだね。
炊飯器とトースター、ありがとうございました。
大切に使いますね。