晴れ、ときどき虹。

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入試総括’16(その4)

2016-03-08 23:50:37 | 子供達の日常
16年度から公立大学になる某Y理科大にサクラは咲かなかったが、某F大学はなんとかサクラが咲いた。
地元一のマンモス大学で、ここの卒業生も周囲に多くいるが、私はここの大学が母校でもなく、ましてや受験すらしなかった。

某大学校に続き、なんとか合格を勝ち得た息子は、束の間の幸せを味わってはいた。
だが、その後届いた書類に書かれている入学金始め、諸々の校納金の費用が軽く30万円近いので、私も夫も息子も「どうしようか・・・」と悩むばかり。

同じ県内でありながら、実は微妙に遠い・・・。

いやいや、それもだが・・・。
この30万という金額を、どうやって絞り出そうか?
いや、大学に払い込むのか??

払い込んで、とりあえず進学先を確保して、国立大に臨むのがいいのか、もうどうしたらいいのかわからなくなってきた。

そして・・・「もう払わない!!」ということで、進学先確保ならずまま、息子は国立を受験することになった。


国立大学、前期試験前日のこと。
息子から電話。

「お母さん、自転車がパンクした


・・・なんでよりによって、入試の、しかも本命国立の前日にパンクするんだよ??

息子の高校もよりのイオンまで車を走らせ、そのまま自転車売り場に駆け込み、パンクの修理をしてもらうことにした。

そして自転車屋さん曰く・・・。
「もう、この自転車も限界ですので、修理というか・・・買いなおされた方が・・・
「あと5日しか乗りませんから、とりあえずパンクの修理だけしてください!!」

とりあえず、国立合格発表までは、卒業式後もこの自転車に乗って高校に通うことになる。
前期で残念なことになっても、後期までは高校で自習するためだ。

なんとかパンク修理も終わったが、私の代車では自転車が積み込めない。

息子に私のジャケットを貸して、息子は小雨降る中自転車に乗って自宅まで帰ってきた。

あー、ほんと、ごめんなさい。
入試(しかも国立大)前日に、雨の中、自転車で帰らせてしまった・・・。


翌日、入試当日を迎え、朝から電車に乗って戸畑に向かった。



・・・・そして、半泣きして帰ってきて、布団から出てこなくなった。

夕飯も食べずに、そのまま自室にこもっている。

が!やっぱり空腹には耐えられず、夕飯食べてアイスクリームも食べていた。

まぁ、なるようになるさ。




と、いろいろあったが、無事に国立大学に合格することができた。
塾にもいかず、自力で大学合格したにも関わらず、今度は「ここの大学じゃないような気がする」とか、今更ながらに目が点になることを言っている。
それでも、自分が選んだ道だし、もし違うようならば、卒業してから模索してもいい。
今、結果を出そうと急ぐのはよくない。

今まで、なるようになってきたんだ。
なんだかんだで、私もいるし、息子には大事な友人も多いだろうし、無遅刻無欠席で高校生活をきちんと送ることができたという自負もあるだろう。

生きていると、きついこと、くじけそうになること、多々ある。
なにもない人生なんてない。


息子よ、今はともかく、頑張った自分を時にはねぎらえばいいよ。

大きく環境が変わった中で、戸惑うことも多いだろうが、いつでも私はあなたの味方だ。



記4月29日


入試総括’16(その3)

2016-03-08 23:42:02 | 子供達の日常
なんとか、国立大学の願書も無事に締め切りに間に合い、地元で一番のマンモス大学である某F大学の受験も迫ってきた。

先日、某Y理科大の入試が終わり、ここは16年度からは公立大学になるため、非常に志願者数が多かった。
学力的にはなんとかなっても、おなじぐらいの実力を持った生徒がわんさかと流れるため、難しいだろうと思っていた。

そんなある日、地元のコンビニから電話が。

「セブンイレブン○○店ですが」
「はい・・・」

コンビニから電話とは。
しかも、そんなにここの店には行ってない。

「○○くんは、いらっしゃいますか?」
「いえ・・・なにか?」
「あの、お店のコピー機に、某Y理科大の受験票がありまして・・・」
「はぁ??」
「日程を見たら、試験は終わっているようですが・・・」
「すみません!!本人に取りに行かせます!!(平謝り)
「必要な方ら、こちらで処分しますけど・・・」
「いえいえ、本人に取りに行かせます!!

そこへ、何も知らずに息子が帰宅。

「あんた、あそこのセブンイレブンに、Y理科大の受験票コピーしにいったやろ?」
「うん」
「そこに忘れとるよ。さっき電話があった。明日、学校の帰りに取りに行きなさい!!」
「ああ??」

・・・入試も終わって、受験票もコピーを取ったので安心したのか・・・原本忘れとるやないかーーい!!

「でさ、F大学の受験票、来た?」
「今度の土曜日やろ?」

要綱を見たら、1月末には届いている・・・はず。

「1月末には届いているはずだよ?」
「ええー!」

ずっと気になってはいたが、未だに受験票らしきものを見ていないので、さすがに心配になった。

夫に相談したら・・・
「そういえば、F大学から受験の要綱みたいなハガキがあったはずだけど?」
「うん。あったよね?捨ててないし、たしか本人に渡したよ?」

息子にそのことを伝えると
「これ、違うと思うんだけど・・・」とハガキを出した。

よく見たら、下からめくれるように、切れ込みが入っている。

ペリペリと、ゆっくりはがすと、受験番号が出てきた!!

・・・・・・・・。

「あんた、これ、受験票や!!もう、とっくに届いてるやん!!」


・・・まったく、こいつは!!

なんでこうも、おバカなんだか。


そして、F大入試当日。
駅まで送っていったが、無事に帰宅できるかが心配。
変な気を起こさなきゃいいがな・・というのと、とにかく電車に乗れないからなぁ。
博多までは行けても、今度は地下鉄空港線に乗り換えて、地下鉄も天神から七隈線に乗り換えるのだが、空港線と七隈線は交錯した場所にないので、天神駅の端まで歩いて行ってから改札をくぐるのだ。

まぁ、マンモス大学だし、受験生であふれかえっているだろうから、大学には行けても・・・。
今度は会場まで行けるだろうか・・。

心配していても仕方ない。

そして夕方、友人と合流したと連絡があり、ホッとした。

これで、ちゃんと帰ってこれる!!(そこですか)

記4月29日







入試総括’16(その2)

2016-03-08 22:47:43 | 子供達の日常
さてさて、年が明けて1月。

息子はセンター試験も何とか無事に?終え、1月下旬の三者面談に挑むことになった。

この日はとんでもない積雪で、公共交通機関のバスがアウトだったので、私は駅から息子の高校まで歩いて行ったのであった。

正直、もう二度とごめんである。

まぁ、それはともかく・・・。

三者面談で、なんとか国公立大学も決めて、願書を手配することになった。

何を言ってもなしのつぶてで、自分の将来をどう考えているのか、私にははっきりと見えない中で、やっとぎりぎりになり願書到着。

願書は受験する本人が記載しないとならないが、いかんせん息子は、象形文字のような解読不能に近い文字を書くので、いろいろ心配していた。

夫が出張で不在なため「ちゃんと願書を書いているかどうか、しっかり点検しておくように」と、なぜか私に重々に釘を刺していたが、そんなの息子に言ってくれ!である。

さすがに私も「あんたちゃんと書いたね?」と何度も様子を見に行くが、なんとなくピンと来ていない、相変わらずの息子。

書いた願書を見せてもらったが、なんと修正テープで書き直しをしている。

「・・・・・あんた、これマズイんじゃない?」
「え?だって、文字じゃなくて記号だし、ここは修正テープでもいいんじゃないの?」
「要綱見せてよ」
「はい」

・・・・・・・・いやいやいや、いかんでしょ!

この手の書類の修正は、二重線に上から訂正印でしょ!!

・・・・・・・そして、案の定、出張から帰宅した夫は、この願書を見て激怒した。

「なんかお前!!こんな修正テープとか絶対にだめ!!これ、高校入試だったら、高校は絶対に受け取ってくれんぞ!!」


あーあ、ほれ見ろ、言わんこっちゃない。

教職員で何度も願書を書き、点検し、学校に持っていくことを仕事としてやってる夫は、もうわが子が書いた願書を見て卒倒する思いだっただろう。

実際に、記載不備で願書を受け取ってもらえなかったことある。

もう、新たに願書を取り寄せる時間もない。

「お前どうするんかーー!!」

あー、夫、怒ってるわーー。

翌日、私立大学の入試が控えているというのに、怒鳴られてメンタルボロボロの息子は、布団をひっかぶって泣いている。
もう、入試どころじゃないわなぁ・・・。

願書自体は、大きな書店で売っているが、これを書きなおして郵送するとなれば、いよいよ間に合わない。

とりあえず、前期に受験する大学が本命なので、これはなんとか丁寧になるようにどうかこうかするとして、後期の大学はカッターと砂消しゴムで、修正テープを少しずつはがしながらボールペンで記載して二重線を引き訂正印を押した。

「明日、博多まで受験に行くやろう?それから、戸畑の大学まで行って、ちゃんと窓口に願書を持って行って、受け付けてくれるかどうか聞いてきなさい」
「・・・・わかった」

なんで入試前日に、こんなことで息子は怒鳴られてるのだ??

願書には、センター試験のバーコードやら自分の顔写真やら、その他領収書やらいろいろ準備したり貼り付けるものもある。
大学近所の郵便局も調べさせ、明日、願書を戸畑まで持って行って受け付けてもらえるよう、その準備に追われていた(入試はどうなった??)

翌日。
某Y理科大の入試。
メンタルぼろぼろで、試験会場に向かった。
幸い、試験は午前中で終わるので、午後からは博多から戸畑に向かうことができたようだが・・・。

・・・・・息子のiPadtouch、途中で電池切れ。


私は仕事中だったので、気が気でない。
まず、あいつは電車に乗れないので、博多から戸畑には行けても、帰宅できるかどうかがわからない。
相当に念押しして路線も教えていたのだが、過去に乗り間違えているので、願書もだがそっちが心配(入試はどうなった??)

夕方、なんとか息子は無事に帰宅。

「あんた、願書どうなった?」
「ああ、ちゃんと受け取ってもらえたよ」
「・・・はぁ・・・よかった・・・」

ひとまず安堵。

後期の大学の願書も送ったので、なんとか願書締め切りには間に合いそうだ。

「無事に帰れてよかった」
「あ、電車乗り間違えて、西小倉に行ってしまった」

・・・・・はぁ??

まぁ、無事に帰ってきたからいいや・・・。

それにしても、期待を裏切らないやつである。

・・・ちなみに、某Y理科大は落ちました。

そして、まだまだ続く・・・。


記4月29日


入試総括’16

2016-03-08 22:29:46 | 子供達の日常
冬は受験生にとってはつらい時期であり、早く春が来てほしいと切に願う日々である。
そんな息子も、高校から先の進路を考える時期になり、早くこのつらい冬を抜け出したい一心の毎日を送ってた。

まず11月。

理系男子クラスの息子は、国立大学を狙っている。
同様の生徒も多数いるが、そこでセンター前の度胸試しに・・・と勧められたのが、某大学校だった。
もっとも、けっこうなレベルの難関な学校なので、本命ならともかく、そこの学校を受験することなど全く視野にもなかったので、私も家族もびっくりした。

試験は、北九州市内の某予備校だったが、前日、息子と夫は会場近くのホテルに宿を取り、前泊することになった。
息子が高校から帰宅して、ばたばたと宿泊の準備をする。
予定していた時間よりも2時間近く遅くなって自宅を出発。

自宅を出てまもなく、息子から電話。

「スリッパ忘れた」
「はぁ?スリッパ、デミオに積みっぱなしだし(当時デミオは修理工場にいた)」
「わかった」

ということで、もう100円ショップも開いていない中、夫は息子のためにトライアルでスリッパを購入したらしい。

ああ、もう、どこまで手がかかるんだか・・・・・。

いやいや、実は今だからこれが序の口だと思うのだが・・・。

さて、恐ろしい量の夕食は、回転ずしだったそうだが、いい思い出だったかはわからない。
息子曰く「ありえん量、お父さんが注文した」とのことで・・・・。

夕食も食べ、夫は息子を載せて、試験会場である某予備校前に車を停めた。
後部座席に座る息子に「あれが、明日受験する会場だから、ちゃんと覚えておくように」と・・・。

夫が車を走らせたら、後ろから「そこの筑豊ナンバーの○○、止まってくださーい」と、赤色警告灯をつけたパトカーが現れたのだ!!

「はぁ??」
わけが分からず、夫は言われたとおりに車を寄せる。
パトカーから警官が下りてきて、なんと夫は連れていかれた!!

息子・・・・「お父さんが捕まった・・!!やべぇ!!」

ひとり車内に残された、明日が試験の息子。

夫は、パトカーの後部座席に乗せられ、隣にはぴったりと警官が座る。

「さっき、私たちを見て、目をそらしたでしょ?」
「はぁ?」
「あそこに停めてたんですが、私たちに気が付いて・・・」
「いえ、明日が某大学校の入試で、会場が某予備校なので、息子に明日はここで受験だって教えていたんですが」
「そうなんですか??」
「はい」
「なにか身分を証明できるものはありますが?」

荷物もなにも持たず、そのままパトカーに乗り込んでしまったので、免許証がない。

「あ、保険証があります」

宿泊先の宿は、福利厚生で利用できるので、すぐに取り出せるようにと、保険証をポケットの入れていたようだった。

「え?学校の先生なんですか?」
「はい」
「ああ、そうなんですね」
「パトカーには全然気が付いてません。ただ、会場を息子に教えていただけです」

夫は、職務質問をされたのだ。

パトカーを見て目を逸らしたので、怪しいと呼び止められたらしい。
でも実際は、パトカーがそこにあることも知らず、単に会場を指さすために息子がいる後部座席を見たために、目を逸らしたと思われたらしい。

「わかりました。息子さんは?」
「今、乘ってます」


そして・・・。

パトカーから、警官と一緒に降りてきた夫。

車のドアを開け、警官から「明日の試験、頑張ってね」と、激励されたそうな・・・。

その甲斐があったかどうかは不明だが、周囲の予想を見事に裏切り、息子は某大学校の一次試験に合格した。
ただ、本命ではないので、二次試験は受験しなかった。

最初の入試で、すでにびっくりエピソードが語られるほどだが、まだまだ息子の爆笑?困難?苦痛?は続く・・・。


記4月29日


2016年03月07日のツイート

2016-03-08 00:00:00 | Twitter



  • おはようございます(*´∀`)
    Posted at 07:42 AM




  • 某自動車メーカーのラジオCMが、ほんとに嫌い。もっといい発想はないのかと、聞くたびに思う。
    #fmfukuoka

    Posted at 08:35 AM




  • どうひっくり返しても足りないから、覚悟はしてる。頑張った結果だから真摯に受け止めよう。
    Posted at 08:40 AM




  • レミオロメンの「3月9日」がラジオから流れているが、この日は祖母の命日だわ。
    Posted at 08:41 AM




  • 今日は午前中代休で昼から出勤です。
    Posted at 08:42 AM




  • 息子、本命さくらさくー\(^o^)/
    Posted at 10:18 AM




  • あちこち連絡終わり、高校にも報告に行ったので、昼から出勤します。
    Posted at 11:31 AM




  • 帰宅ったー。
    Posted at 05:25 PM




  • 長い一日だった。
    Posted at 11:23 PM




  • また一からのスタートだ。
    Posted at 11:24 PM




  • おやすみなさい(^_^)/~~
    Posted at 11:24 PM



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