リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

371. 雲蝶を訪ねて2泊3日の旅(6)曹源寺と秋葉三尺坊奥の院

2024年12月05日 | 旅行

▶石川雲蝶の旅3日目、最終編です。 



曹源寺の黄葉と紅葉のコントラスト

 

▶曹源寺の欄間には雲蝶の彫刻が2点、小林源太郎と言われる彫刻が8点あるそうです。

 貴渡神社を出たのは11時前でしたが、その後少し栃堀区事務所で区長の武士俣さんとお話をし、曹源寺についたのは11時35分頃。さほど遠くないところに曹源寺はありました。

 こちらにも大きな庭があり、美しい紅葉が楽しめました。広間も大変大きかったのが印象的なお寺でした。
 その大広間の廊下には合計8枚の欄間彫刻があります。内部も見せていただきましたが、この欄間彫刻に関心が向いていてあまり他の印象が残っていません。その中にきっともう2点の源太郎作品があったのではないかと思います。
 
住職のお連れ合いが東京の方で色々と話に花が咲き、奥の地蔵尊までご案内いただいたのはよく覚えています。「今度写真展をするときには連絡してください」と言われて大変嬉しく思いました。

 以下に豪華な2人の欄間彫刻を載せておきます。個人のお名前が写っていたり、余白に壁が大きく写る写真はその分を切り取りましたので、大きさはまちまちです。



三国志(唐人馬上の図) 雲蝶作


新田義貞公 雲蝶作



鶴に松の図 源太郎作


山鳥に松の図(雄雌) 源太郎作




新田義貞公 源太郎作








波に亀二匹の図 源太郎作


日本武尊命 源太郎作
 

  
延命地蔵菩薩



▶秋葉三尺坊奥の院

 曹源寺を出て秋葉三尺坊奥の院に午後1時頃到着。秋葉公園内ということで大きな駐車場があり、安心して車を停められました。奥の院もすぐそばに見えるのですが、人づてに聞いていたように周りを鉄の網でがっちり囲まれているため、撮影は大変難しい場所です。とくに私のように身長の低い人間には腕を精一杯伸ばして背中を反らせての大変な作業でした。辛うじて網の目からカメラを覗き、何とか写せたのが以下の写真です。ここは雲蝶と源太郎の共同制作だったとのことですが、看板の文章を頼りにご覧ください。



こちらが鉄の網に囲まれた秋葉三尺坊奥の院です。こぢんまりした建物でした。



















▶石川雲蝶の旅は終わりました。

 この日も曇り空で結構冷えていたので、すぐそばの食事処に入って鍋焼きうどんとラーメンを頼み、身体を暖めました。あとは帰路につくのみ。関越自動車道の途中で見えたこの山並みは何という名前なのか、ご存じの方は教えてください。湯沢インターの少し手前です。

 大変疲れましたが、見どころ満載の良い旅となりました。

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370. 雲蝶を訪ねて2泊3日の旅(5)貴渡神社 その2

2024年12月04日 | 旅行

▶石川雲蝶の旅3日目 貴渡(たかのり)神社の続きです。

 


貴渡神社の十二支の一つ まるで仲良くお喋りをしているような猿と蛇ですね。

 

▶今回も貴渡神社です。蟇股(かえるまた)に彫られた十二支の写真を紹介します。

 十二支がバラバラに組み合わされているようで、現地で見ただけでは十二支とはわかりませんでしたが、家に戻って拡大してようやくわかってきました。どんな考えでこの組み合わせにしたのか興味が湧きますね。人物像では激しく闘う場面も多く彫っている雲蝶ですが、動物には優しい眼差しを感じてしまいます。私の思い込みかもしれませんが。



貴渡神社の蟇股 


貴渡神社の蟇股 酉(とり)と未(ひつじ)
 


貴渡神社の蟇股 亥(いのしし)と戌(いぬ)
 


貴渡神社の蟇股 側面 


貴渡神社の蟇股 申(さる)と巳(み)


貴渡神社の蟇股 残っているのは辰(たつ)なのですが、それは前号に載せた大きな彫刻でしょう。これは何でしょうね?


貴渡神社の蟇股 寅(とら)と午(うま)
 


貴渡神社の蟇股 丑(うし)と卯(うさぎ)と子(ねずみ) 最後の2枚は左右連続の写真がありませんでした。 

 

▶以上で貴渡神社は終わり、次回は曹源寺と秋葉三尺坊奥の院に移ります。

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369. 雲蝶を訪ねて2泊3日の旅(4)貴渡神社 その1

2024年12月03日 | 旅行

▶石川雲蝶の旅3日目は貴渡(たかのり)神社から

 


この日のメインは貴渡神社でした。中でも気に入った1枚がこの繭を煮る女性像です。


貴渡神社ー私たちのために門が開けられています。感謝!

 

▶心配だったのは、貴渡神社がナビに入れられなかったことでした。

 貴渡神社を訪ねるには連絡が必要とのことで、ホテルルートイン見附を出るときにまず栃堀区にあるという事務所に電話をかけました。すると拝観許可を快くいただくことができました。Googleマップにもナビにも貴渡神社は出てきません。ただ、ナビに住所を入れたところ、およその目的地が出たので、大体の方角はわかりました。近くに道の駅R290とちおがあることがわかったので、まずはそこを目的地としました。

 ちょうど9時過ぎにホテルを出発。道の駅R290とちおには10時前に着いたと思います。入口にインフォメーションがあったので地域の細かな地図をいただき、貴渡神社のそばに郵便局があると聞いて更に南下すること10分ぐらいだったでしょうか。その郵便局の表示が見えてきました。ここで車を停めて郵便局員さんに貴渡神社の場所を聞いたところ、歩いてすぐだとのこと。それなら車はここに置いて見に行けると胸をなで下ろしました。さらに、郵便局のすぐ隣に今朝電話をした事務所があったのです。ここが本に書かれている駐車場だったのでした。

 いよいよ貴渡神社の彫刻を見にいきます。神社らしき建物が見えてきましたが、ドアが開いていません。よく見たら名前が違うのです。変だなぁと探しながら郵便局方向に戻ると、何やら物置のような建物が見えてきました。近づくと門が開いていて、中がその貴渡神社だったのです。裏から通ったために全然気が付きませんでした。

 

▶写真を選ぶのに困りました。

 ようやくたどり着いた貴渡神社。既に『越後の名匠 石川雲蝶』(木原尚、新潟日報事業社)で素晴らしい彫刻が見られることはわかっていたのですが、いざ中に入ると本当に圧倒されました。今まで何度も見てきた獅子の彫刻も、ここではより一層躍動感にあふれていました。そのため、ここに載せる写真を選ぶのには大変苦労しました。結局ほとんどの彫刻を載せることになりそうです。


上2枚:正面向拝左右の獅子と獏 中:向拝中央の龍のアップ 下:正面全体


▶貴渡神社の彫刻の内容を簡単に説明しておきます。

 この内容は『越後の名匠 石川雲蝶』からいただいた知識です。拝観当時、まだこの本を読んでいなかった私は全体の繋がりはよくわかりませんでしたが、一つ一つの人物がとても穏やかで気持ちがなごみました。
 本によると、栃尾区で養蚕を推奨し、絹織物を始めた庄屋植村角左衛門貴渡を栃尾郷織物の祖神として霊を祀ったのがこの貴渡神社なのだそうです。知識のない私でも棚に並べられたのが繭だとはわかりましたが、最初に載せた女性像は繭玉を煮ているとはわかりませんでした。
 後から訪ねた栃尾区事務所では栃尾区長の武士俣幸村さんとお話を交わすことができました。
 武士俣さんのお話しによると、この貴渡神社の彫刻を、雲蝶は中国の人物像で彫ったので服装も日本人と違うこと、日本では繭玉は四角い籠に入れていたけれど、敢えて中国の丸い籠を彫ったことなどを伺い、更に理解が深まりました。

 このあと載せていく写真は羽目板の彫刻「蚕の飼育」と「機織り」の場面、脇障子の「繭煮」と「山桑摘み」の場面、そして最後が「戯れる十二支」となります。まずこの地域で盛んになったという栃尾郷の絹織物にまつわる場面を載せておきます。機織りの童子の後ろにある部屋の奥行きを感じさせる1枚は、雲蝶の力量に感銘を受けて載せました。十二支は次回に。

 

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368. 雲蝶を訪ねて2泊3日の旅(3)本成寺と塔頭、そして五十嵐神社

2024年12月01日 | 旅行

▶石川雲蝶の旅2日目 本成寺と塔頭、五十嵐神社




この日のメインは本成寺とその塔頭でした。写真上:本成寺 下:その中庭の紅葉

 

▶石川雲蝶の旅2日目はガッカリしたり感動したり…。

 まずは民宿の萬代から十日町市博物館へ。ここには国宝の火炎形土器が無傷のまま展示されていて、全部で14点あるとか。5000年前にこの地に住んだ人々が遺した土器などがザクザク出たというのですから、十日町は当時大きな文化都市だったと言えるのかもしれません。

 三条市まで移動して本成寺に着いたときに困ったのは、細い道路をくねくねと曲がりながら進まなければならなかったことです。ようやく駐車場にたどり着いたときはホッとしました。そして庭の紅葉と黄葉の見事なこと。ご高齢の方々が手入れをしているようでした。
 ところが、事務所に入ろうとすると、この日は行事のために雲蝶は見られませんと書かれているのです。雲蝶の赤牛は火災の難を免れた本成寺唯一の彫刻だというのですが、三津夫はもっとたくさんあったはずだとガッカリしていました。年上のライバルでもある小林源太郎の白牛もあるようですが、いずれにせよ堂内に入ることはできませんでした。
 仕方なく、庭や墓地を回って最後に雲蝶のお墓を見つけ、ようやく溜飲を下げることができたのでした。

▶本成寺の塔頭を回って、なかなかの収穫を得ることができました。

 その後は周りを囲んでいる塔頭へ。最初の蓮如院で、中に入るには許可がいるため電話をしました。「今どこですか?」と聞かれ、「実は門の前まできているのですが…」というと笑い出し、「はい、わかりました。」との返事。ホッとしました。しばらくしてガラス戸を開けてくださった住職さんは、簡単に説明をしてから廊下で作業を続けていらっしゃいました。私たちは火災の際に信徒さんたちが持ち出して難を免れたという雲蝶の猿の彫刻と、位牌をゆっくり拝観しました。雲蝶の位牌が蓮如院にあることは、よく読むと本に書かれていたのですが、そのときは頭に入っていなかったため、望外の喜びでした。これだけでも手応え十分です。

 その後は外回りの彫刻がほとんどで、一軒だけ要住院は彫刻が出品中で拝観は叶いませんでした。

 以下にお寺の名前と作品写真を載せておきます。


蓮如院:雲蝶の猿の彫刻と位牌

 


静明院:魚と波が今にも動き出しそうですね。

 


久成院:ここでは亀が何匹か彫刻されていました。

 

▶本成寺から五十嵐神社に回りました。

 本成寺の塔頭で見られる作品は全部見て回り、五十嵐神社に向けて出発しました。途中少し休憩を入れて約1時間後に到着。
 ただ、ここの駐車場の位置がよくわからず、裏手の保育園らしき駐車場に車を留めさせていただき、裏山から細いつづら折りの坂道を登りました。石があるものの滑りやすく、行きは三津夫が、帰りは私が足を滑らせてヒヤッとする場面がありました。ぐるっと回ると結構歩くようにも見えたのですが、皆さまもここを登るときにはお気を付けください。
 


五十嵐神社:下から鳳凰、獅子、一番上はわかりませんでした。

 

▶最後はホテルルートイン見附まで一気に走りました。

 この日は大変寒く、朝、民宿を出た時にはみぞれが降っていましたので、上衣もしっかり着込んでの旅でした。

 ホテルルートイン見附に着くと、女性も男性も1階に人工ラドンの温泉がありました。女性はキーカードを渡され、その番号がないと中には入れないというので、安全面にも配慮されているようです。私は体が冷えていたため、温めたくて温泉に行ってみると、他には誰もいません。本当にゆっくり入浴することができました。

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367. 雲蝶を訪ねて2泊3日の旅(2)西福寺・龍谷寺

2024年11月30日 | 旅行

▶石川雲蝶の旅1日目 西福寺の向拝彫刻です。

 


初日2番目に訪ねた西福寺の向拝・右 木目がえくぼのようにも見えます。

 


西福寺の向拝・左 



向拝・全体像



西福寺の向拝・中央アップ 烏天狗の目に迫力があります。


西福寺の向拝・烏天狗の上に見える彫刻アップ 暗いところでも目につくギヤマン 白い鳥は極楽鳥でしょうか。


西福寺の向拝・烏天狗の下にはこんなストーリーも彫られていました。


西福寺の向拝・左の側面 右側面はよく写せませんでした。

 

▶西福寺の内部については連れ合いのブログに詳しいのでご覧ください。

〔749〕1日目の続き、西福寺・龍谷寺を巡りました。〈雲蝶の旅 その3〉 - 後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

〔749〕1日目の続き、西福寺・龍谷寺を巡りました。〈雲蝶の旅 その3〉 - 後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

雲蝶観光の最大の目玉はなんと言っても西福寺です。永林寺からの車移動は容易かったです。赤や黄色の紅葉を楽しみながら車を走らせました。信号が少なく、車もまばらなので...

goo blog

 

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366. 雲蝶を訪ねて2泊3日の旅(1)

2024年11月28日 | 旅行

▶石川雲蝶の彫刻を見に新潟へ行ってきました。



初日2番目に訪れた西福寺


▶石川雲蝶の彫刻について

 ブログ361号に書いたのですが、「越後のミケランジェロ」と言われている石川雲蝶という彫刻家がいます。
 写真展の初日に来てくださった方の中に雲蝶の彫刻を見てきた、感動したという方が2人もおられたのですが、ちょうど連れ合いがしばらく前から見たがっていたこの彫刻家の作品を私たちも見にいく旅を計画していました。写真展が終わって2週間経たないうちに出発したのですが、やはり噂に違わず雲蝶の彫刻も大変見応えのあるものでした。詳細は連れ合いが数歩先んじて書いていますので、そちらをご覧ください。


▶石川雲蝶の旅の日程

 以下に自分自身の記憶を留めるためにまとめた日程表を載せておきます。

 私たちが一番苦労したのは、ナビに目的地を入れることでした。なにしろ本をあちこち開いてまずは電話番号を入れるとほとんどのお寺や神社はすぐ出てくるのですが、中には出てこない神社もあり、あれこれさがしてようやく入力できたことがあったからです。もう一度訪ねたいとき、あるいはどなたか雲蝶の作品を見てみたいと思われた方がいたときに、せっかくメモした内容を捨ててしまうと勿体ないと思ったのです。私たちも取り損ねた写真を写しにもう一度ぐらいは行きたいと思っていますので、ここに載せておくことにしました。


**************************************
◆雲 蝶 の 旅◆
 2024年11月18日~20日

11月18日(月曜日)
  清瀬を7:08出発→ 途中で休憩を一度取る→堀之内ICで高速を下りる。 

(1)永林寺 魚沼市  10:55着
  
・演奏する天女像が有名
  ・欄間には鳥や様々な物語が描かれ、合計25点の絵画・彫刻がある。
  ・作品番号が実際の位置とバラバラで見つけにくかったのが残念。
  ・
蛙と牛の置物だけは撫でることができる。
  
・内部撮影一切禁止(販売用冊子あり)
  
・拝観客は最初私たちだけだったが後から二組ほど来た。
   〒949-7403 魚沼市根小屋1765 
   
☎025-794-2266 拝観・見学可

(2)西福寺 魚沼市 12:20着

  ・館内には女声のアナウンスが常に流れている。
  
・開山堂の天井には道元の物語彫刻があり、龍も彫られていた。
  ・開山堂の入口に大きな仁王像が一対立っている。
  ・内部撮影禁止(冊子あり)
  ・観光客がバスで大勢来ていた。
   〒946-0033 魚沼市大浦174 
   ☎025-792-3032  拝観・見学可

(3)龍谷寺 南魚沼市 14:16着  
  ・欄間彫刻2枚と障子を見る。
  
・内部撮影禁止
   〒949-7251 南魚沼市大﨑3455 
   ☎025-779-2020 拝観・見学可

  ◇この後、魚沼から十日町の越後妻有農家民宿 萬代へ行き、1泊
      〒949-8615 十日町市中条甲1369 
   ☎090-3145-0106 FAX025-757-1524

        *食事が美味しい! 特にご飯が美味しかった。


11月19日(火曜日)
(1)十日町市博物館
  ・国宝の火炎形土器40数点あり。
  ・展示に工夫がされていて見応えがある。

(2)本成寺  三条市
  ・雲蝶が住み込みで彫刻をしていた寺だが、焼けた後残ったのは赤牛のみ。
        (小林源太郎の白牛もある。)
  
・赤牛は行事のため拝観できず。雲蝶のお墓は見ることができた。
   〒946-0033 三条市西本成寺1-1-20 
   ☎0256ー32-0008 
拝観・見学要連絡(団体のみ受付) 

(3)本成寺の塔頭(外観はどこも可能 内部拝観に要連絡のものだけ☎)
  
・蓮如院:猿の置物 雲蝶の位牌  ☎0256-32-5203
  
・要住院(ようじゅういん):作品出張中   ☎0256-33-1886
  
・静明院(じょうみょういん):軒の上と両脇に彫刻ー獅子、本を読む老人など  
      ☎0256-33-3103
     ・久成院: 門に獅子、亀の彫刻    ☎0256-32-4866
     ・本照院  門に獅子、飛龍の彫刻   ☎0256-32-5220
     ・青蓮華院は見つからず   ☎0256-34-2688

(4)五十嵐神社  15:05着
  
・3枚の欄間彫刻:獅子と鳳凰はわかるが、あと一つはわからない。
   『越後の名匠 石川雲蝶』(木原尚)の37頁とは違う作品があった。
   〒955-0107 三条市飯田  
   ☎0256-46-4007

  ◇この後、ホテルルートイン見附 -中之島見附インター で1泊
   
〒954ー0112 新潟県見附市上新田町160−1 
   ☎0258ー61-5585 
   *お風呂が清潔で、ゆっくり入ることができて良かった。


11月20日(水曜日)
(1)貴渡(たかのり)神社 長岡市  10:18着
  
・栃尾郷織物発祥の神様を祀る神社:織物ができるまでの様子を彫っている。
  ・人物の表情がとてもよく彫られていて温かみがある。
  ・栃堀区事務所に駐車する。そのすぐ近くにある。
   〒940-0145 長岡市栃堀4344 
   ☎0258-52-3521 

(2)曹源寺  長岡市  11:35着
    ・上記貴渡神社から32分で着く。
    ・広い畳敷きの間に欄間が8箇所?:そのうち2箇所は雲蝶作、他は小林源太郎作。
          作者不明も多数あり。

    ・住職のお連れ合いが東京の方
    ・欄間彫刻を撮影(撮影OK)
    ・彼女の案内で奥の大きな地蔵尊のある一角へ。
     〒940-0241 長岡市北荷頃769甲  
          ☎0258-52-2791

(3)秋葉三尺坊奥ノ院 長岡市 12:58着
  
・雲蝶は烏天狗の3枚、源太郎が他の彫刻を担当した共同制作らしい。
  
・周囲を金網で囲っているため撮影には大変不向き。一眼レフなら編み目を通して撮影
   できたかもしれない。三脚を持ってもう一度訪ねたい神社 可能なら連絡をして門を開
   けていただきたいものだが…。 

          〒940-0227 長岡市谷内2(秋葉公園内)  
          ☎0258-52-2318(常安寺)

    ◇近くの食堂で昼食をとり、午後7時頃帰宅

**************************************

 次回からそれぞれのお寺や神社の様子を載せていきます。

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359. リーメンシュナイダー「マリア祭壇」に関する写真展がasacocoに紹介されました。

2024年10月17日 | 旅行

▶2024年10月17日号のasacocoに福田緑写真展No.3の記事が掲載されました。



会場の「カフェギャラリー縁(えん)」は秋津駅北口から歩いて1~2分です。皆さまのお越しをお待ちしています。

 

▶ありがたい asacoco の取材でした。

 こうした紙面に写真展の記事が掲載されるというのは本当にありがたいことです。今回は連れ合いと友人たちの支えで何から何まで進めている写真展なので、どれだけの方に見ていただけるのだろうと考えると気が重くなることもあるのですが、それでもおいでいただけた方とはたくさんお話を交わしたいと思っています。

 そんな状況下で今回の写真展をasacocoさんが取り上げてくださったことには心から感謝しています。以下、この新聞社のウェブサイトからコピーさせていただきました。

「asacocoは、多摩東部・西部・南部朝日会のご協力で毎月第1と第3木曜日に朝日新聞に折り込まれて、約25万世帯に配布されている多摩の地域新聞です。 創刊は2010年10月14日。」

 今朝も24万世帯に配布され、関心のある方は中を開いて記事をご覧になっているのかと思うと胸が躍ります。

 

◆追記:asacocoのウェブサイトからバックナンバーで記事がクリアに見られます。

 連れ合いが教えてくれましたので紹介しておきます。

 http://asacoco.jp/backnumber/

から286号を選び、画面上でPDFを開くと、記事も写真もクリアに出てきます。
 ただ、彼のブログに書かれたリンクを直接開こうとしたらうまく開けませんでしたので、以下の画像を参考にして直接上記のウェブサイトを開いていただき、PDFをクリックすると、記事も写真もきれいに見られますのでお試しください(下の画像からは開けません)。

 

▶私と連れ合いの願い

 今回展示する予定のパネルは約40枚の内34枚が2023年に写してきた写真です。中でも私が力を入れたのは、2023年8月15日、夕刻5時からマリア祭壇上にうつろう光をおいかけた写真12枚です。なかなかクレークリンゲンまで行かれない方にも、また行けたとしてもこの時期に合わせて行くのが難しかった方にも、その雰囲気を少しでも味わっていただけたらというのが私の一番の願いです。

 もう一つは、連れ合いの三津夫の願いです。
 
リーメンシュナイダーと同時代、ヨーロッパの様々な地域で、他にも素晴らしい祭壇や彫刻を残した彫刻家がいるということを日本でお伝えしたいとかねてからずっと言ってきた連れ合いです。
 国分寺での2回目の写真展に故・植田重雄先生のご子息が見えていたことが受付名簿からわかりました。書かれていたメールアドレスから連絡を取らせていただき、お目にかかることができたのでした。その後、先生がご自宅に残された本を整理されていた息子さんから数冊のご本を譲り受けることができたのも嬉しいことでした。そのうちの一冊が『DER SCHNITZALTAR』(Herbert Schindler, 1978, Verlag Friedlich Pustet)という本なのです。訳すと『彫刻祭壇』。その中に今回展示するアダモフ(チェコ)のツヴェットル祭壇(註)もマウアー(オーストリア)のゴシック祭壇も会場にも持っていきますので手に取ってご覧ください。

 ただ、全部のパネルをかけられるかどうかはまだ不確定で、もしかしたらあまりにもキツキツになって数枚はカットせざるを得ないということもあるかもしれません。その節はご容赦ください。

 

▶清瀬市に写真展チラシを置ける公共施設がありました。

 このブログの記事357で、清瀬市の公共施設にチラシが置けなくなったと書きました。最初に訪れたところでそう言われて私は大ショックを受け、すごすごと帰ってきてしまったのですが、数日後に別の施設で連れ合いが数枚のチラシを持ち帰りました。それは市外にある音楽ホールなどで行われる有料で開催されるコンサートのチラシでした。それならなんで私の写真展のチラシが置けないのかということになります。「もう一度回ってみよう」と連れ合い。

 前回は打たれ弱い私一人でそのことばにショックを受けて帰ってきてしまったのですが、今回は二人一緒で回ることにしました。その結果、前回チラシを断られた施設にも他地域の美術館のチラシが置かれているのがわかり、私がこの前と同じように断られたところでいざ連れ合いの出番。「どうしてこちらは良くて」とその美術館のチラシを持ちながら「こんな政治色もない、しかもドイツと友好的な関係を持っている福田緑の写真展チラシはダメなんですか」とやんわり話し始めたところ、係の人も困った様子。次第に連れ合いの口調も厳しくなり、「やはりおかしいですよね」と受け取ってくれることになりました。

 その後、他の施設を回っても最初からあっさり受け取ってくれたところが4箇所、「預かって相談してみます」と受け取ったところが1箇所ありました。時間切れだったところには今日行ってくる予定ですが、結果的には相当な割合でチラシを置けたということになりそうです。

 私の打たれ弱さを反省しつつ、「写真展のチラシが置けなくなってしまった清瀬市」というタイトルについて、事実は違っていたことをここにお詫びし、訂正させていただきます。最終結果はまた後ほどご報告したいと思います。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015-2024  Midori FUKUDA

 

 

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357. 写真展のチラシが置けなくなってしまった清瀬市

2024年09月26日 | 旅行

▶驚きました…。



これは今も変わらず咲き続けてくれるペンタスの花

 

▶夢にも疑わないことが起こりました。

 台風16号が近づいているという天気予報で、今日、9月26日の内に清瀬市内の公共施設に写真展のチラシを置いてもらいに回ることにしました。写真展までちょうど一ヶ月なのです。
 写真展は今回が3回目ですが、今まで一度もチラシを拒否されたことはなく、20枚、30枚と置いてくることができました。受け取った事務の方が「わぁ、きれい!」と叫んでくださったこともありました。ここ清瀬市は、緑が多く、自然にめぐまれており、こうした温かな人柄に触れることも度々でしたので、引っ越してきて良かったと思っていました。住み始めてもう43年目になります。

 ところが最初の地域市民センターで受け付けにいた女性は私の写真展チラシを手に取ると困った顔で同僚の所に持っていって相談し始めました。「あら、どうしたんだろう?」と思っていますと上司らしき方が来て「個人のこうした催し物のチラシは置けなくなったんですよ」と言います。驚いてしまって、「でも今回は3回目ですが、今まではどこでも置いてくださったんですが」と答えると、「市内の施設で開催するものに関するチラシはおくことができるのですが、2年ほど前からこうした個人の展示などは無料であっても置いてはいけないことになりまして、申し訳ありません。」とのこと。驚くと同時に「ここまできたか」と思いました。

 振り返ってみると、前市長の急逝後の選挙で澁谷桂司市長になってから市議会の雰囲気もガラッと変わりました。今年の3月には市内に6館あった図書館がいきなり2館に減らされるという議案がでてきたのでした。しかも一部の議員には直前まで全く知らされずです。こうした議会の陰険な進め方には驚きを通り越して怒り心頭。その前後の市報を見てもどこにも「図書館を6館から2館に減らします」ということばは見あたらないのです。「家庭が図書館になります」とか、「地域市民センター内の図書館がサロンになります」とか、「日本で初めて無料宅配サービスで本を借りたり返したりできます」とか、いかにも図書館が利用しやすくなるというイメージを振りまきながら、事実をきちんと伝える文章は見つけられません。市民の多くはまだ図書館が6館から2館に減らされるという事実を知らないままのようです。


 
そして今日は、私の写真展のような無料の文化行事のチラシさえ置けないと言われてしまったのでした。年々文化度が低くなっていく清瀬市に暗澹とした気持ちになりました。木々も伐採され、緑もずいぶん減ったようです。大好きだった清瀬が遠のいていくのは寂しい限りですできる範囲で行動していかなければと改めて思った出来事でした。

 トップ写真のペンタスは7月に買った花ですが、今でもこうして可憐な花を咲かせてくれています。心痛む日々、このような花を見ると少し気持ちが和らぎます。爽やかなままの清瀬であり続けて欲しいと心から思います。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015-2024  Midori FUKUDA

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355. 写真展では私たちの本をお安く販売します。

2024年09月05日 | 旅行

▶「写真展のお知らせ」に書いておきたかった本の話です。

 


これは今まで発行したリーメンシュナイダー写真集です。左上から1巻目、2巻目と並んでいます。
 2008年以来、
教会や美術館を回るときに持ち歩いた1,2巻目は特に表紙がすり切れています。

 

▶上の写真は今まで自費出版してきた5冊のリーメンシュナイダー写真集です。

 9月4日に発送した「写真展のお知らせ」で書くつもりでいたのは、この写真集の2~5巻(初巻は完売)と、下に写真を載せた教育関係の本7冊について、「写真展においでいただいた方にはお安く販売します」というお知らせでした。どの本を選ばれても構わないので、何冊かまとめてお買い上げいただくと冊数に応じて以下のようにお安くなります。ご自宅でゆっくり眺めていただきたくて、このように設定いたしました。

・1冊お買い求めの方…… 5,000円
・2冊お買い求めの方…… 9,000円
・3冊お買い求めの方……  12,000円
・4冊お買い求めの方……  15,000円

 

▶下の写真は主に退職してからまとめた教育実践の本です。


こちらは教育実践記録です。


『劇遊びを遊ぶ』は小池タミ子さんと平井まどかさん共編、『ことばで遊ぼう 表現しよう』は日本演劇教育連盟の仲間と福田三津夫の共著、他4冊は三津夫の著書です。右下の本だけ福田緑著です。
 
どの本をお選びの場合でも、合計の冊数でのお会計とします。

・1冊お買い求めの方…… 1,500円
・2冊お買い求めの方…… 2,800円
・3冊お買い求めの方…… 3,900円
・4冊お買い求めの方…… 4,800円
・5冊お買い求めの方…… 5,500円
・6冊お買い求めの方…… 6,000円
・7冊お買い求めの方…… 6,300円

 
▶その他の販売品について

・「リーメンシュナイダー資料集」改訂版…… 200円
・クレークリンゲン、ヘルゴット教会用チャリティー絵はがき…… 1枚100円、
6枚セット500円

なども販売する予定です。絵はがきの純益は2025年の旅で、もう一度クレークリンゲンに行って手渡ししてきます。
皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。

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353. FMラジオ TOKYO854「ゆったり小平」に出演します

2024年08月18日 | 旅行

▶9月13日(金曜日)に地域のラジオ番組に生出演することになりました。


 これはそのラジオ局の番組紹介最新号です。


▶「きよせの環境・川まつり」でのことでした。

 清瀬では毎年7月に「きよせの環境・川まつり」が開催されます。この「きよせの環境・川まつり」(以下:川まつり)に友人と私は2016年から参加しています。環境問題の一つとして清瀬市内の公園や児童遊園の放射線量を測定し、結果をこの川まつりで展示して、子どもたちにも保護者の方々にもより安全な遊び場所を伝えたいと考えているからです。はじめは2011年の福島原発事故後に天野登さんが多くの仲間たちと放射線量調査を始めたのですが、家庭の事情などが重なって段々メンバーが減り、私たちが弟子入りした年は天野さん一人で調査をしては発表していたのでした。現在は私の友人と一緒に実働4名の小さなグループ「放射能から子どもを守る会・清瀬」で調査活動を続けています。

   今年は7月27日の土曜日にこの川まつりが行われ、そこに取材に来ていたクルメディアの小梶雅善さんに写真展の案内を手渡したところ、「10月末に写真展を開催するのなら、その少し前にラジオでリーメンシュナイダーの話をしませんか」と声をかけてくださったのでした。2022年の4月にNHK「ラジオ深夜便」で話したときは事前収録でしたので安心して話すことができたのですが、今回は生放送なので大丈夫かなとちょっと心配です。でも30分間リーメンシュナイダーの話をさせていただけるということで楽しみにしています。もしお時間の取れる方は9月13日正午から30分間「ゆったり小平」という番組ですので、お聴きいただければ嬉しいです。

 無料ラジオのアプリをインストールできるそうで、私もスマホに入れてみました。その説明もここに載せておきます。


 これは「FMプラプラ」の無料アプリインストールの説明です。

 私がこの無料アプリを初めてインストールしたときは音量調整がうまくできず、ずっと鳴り続けているのでどうしたらよいかわからずにアンインストールしてしまったのでしたが、その後メールで教えていただき、動画と同じように「FMプラプラ」のアイコン上の▶マークを押せば音が出て、同じアイコンを押せば音が止まることがわかりました。皆さんならそれぐらいすぐおわかりかと思いますが、私はあまりラジオをスマホで聞いたことがなかったので慌ててしまいました。

 無事に皆さんに楽しい話をお届けできるよう、準備をして参ります。

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352. 「福田緑写真展 No.3」のチラシができました

2024年07月21日 | 旅行

▶やっとチラシができあがりました。





これは私が送った原稿の画像です。チラシはまたちょっと違います。


▶反省、反省!!

 届いた箱から取り出したチラシを見て反省で手が震えました。あ~、やっぱり素人仕事だった…。

 写真展のチラシは第一回目にプロの方にお願いして作っていただきましたが、その原稿を元に第2回目写真展の原稿も自分で手を入れて何とかきれいな原稿ができたので、今回も大丈夫だろうと更に改定したものでした。
 ただ、2021年に原稿を作ったときにはさほど心配しなかったのに、今回は文字数が増えたので、これでちゃんと画面に収まるだろうかととても心配でした。そのため、フォトショップでトンボのガイド線も入れて作ったのですが、実際にそれがどのように印刷されてくるのか今一つピンと来ていませんでした。そのため印刷会社の方で原稿を見て内容が切れてしまうようだったら連絡をいただくという仕様で入稿したのでしたが、何も連絡が無かったため大丈夫だったかなと思いつつ箱を開いて見ると(この写真では見えにくいのですが)、用紙一杯一杯でキツキツ感この上なし。一番残念だったのは表面中央のマリアに微かに日が差していて私のパソコンではちゃんとお顔が見えるのですが、印刷された後ではほとんど見えないぐらいに全体が暗めでした。その微妙なと明暗はもっと自分で判断しなければいけなかったのです。三津夫に「マリアの顔が暗いね」といわれて一度は全体を明るめに直してみたのでしたが、それだと重厚な雰囲気が薄められてしまうため、元のままで入稿しました。今後はもっと気をつけなければなりません。

 「今後」と書いたのは、リーメンシュナイダーの亡くなった日が1531年7月7日なので、2031年(できれば7月頃?)には是非清瀬で「リーメンシュナイダー没後500年記念写真展」を開催したいと思っているからです。果たしてその時まで私は元気で生きているのかどうかわかりませんが。
 それまでにあと1~2回は写真展ができるかどうかというところですが、できるようであれば、また皆さんにもっと上出来のチラシでお知らせしたいものだと考えています。

 今回のチラシは今まで写真展に来てくださった方には郵送したいと考えています。まだ先の話なので9月から本格的に郵送作業を始める予定ですが、もしここにも送ったらどうかなどのご意見、ご提案がありましたら遠慮無くお知らせください。

 ※お詫びです。今まで写真展にきてくださった方や絵はがきを注文してくださった方々の名簿を作っているのですが、今回打ち出してみたら何と合計599名にものぼることがわかりました。皆さま全員に送る手間と料金が膨大になるとわかりましたので、申し訳ないと思いつつ、名簿にある清瀬市・東村山・東久留米の方にはメールか郵便でチラシと開催のお知らせを送ると、変更させていただきました。ただいまその作業中です。


▶カフェギャラリー縁について

 会場の「カフェギャラリー縁(えん 「みどり」とよく間違えられるそうです)」は前回のブログでお知らせした参考ウェブサイトで書かれているように、86歳という高齢の藤澤瑩子(えいこ)さんという方がお一人で営業しているカフェです。以前一度ホームページを見たのですが、今はホームページを作ってくれた方とうまく連絡が取れないようで、会場予約を申し込む段階になっていくら探しても見当たりませんでした。
 ただ、2023年に書かれた記事で大変好意的なレポートがあり、これを見ていただければ皆さんにもおいでいただけると判断しました。1階がカフェで珈琲は美味しいと評判です。以前、食事にきたことがある人はカレーが美味しいといっていました。ただ、今は藤澤さんのお耳の聞こえがよくないようで、大きな声で何回か叫ばないと注文ができないかもしれません(^_^;)。私たちが写真展の契約をしに訪ねたときも、大きな声で呼んでも返事がなく、しばらく待ってようやく姿を見かけてお話することができたのでした。そこは大目に見ていただき、是非珈琲を飲んだりお食事もしてくださいませ。

 第1回写真展でいらしてくださった皆さんとあれこれお話しできたのは私にとって大変貴重な時間でした。
 今はコロナもまたピークを迎えているようですが、開催は10月末。涼しくなって患者数も減っていることを祈りつつ、このカフェギャラリー縁でもゆっくりお茶や珈琲を飲みながらリーメンシュナイダー談義を交わしたいと願っています。ギャラリートークは今回は予定しておりません。

 場所は西武池袋線秋津駅の北口から1~2分です。人によっては1分では足りないかもしれないと思って160mと書いておきましたが気持ちとしては駅を出て右方向を見ればすぐです。お車の方は、秋津駅北口前に大きなコインパーキングもありますし、カフェギャラリー縁のすぐ斜め前にドラッグストアの駐車場、少し先の踏切を左に曲がればスーパーいなげやの駐車場があります。お買い物をすれば2時間ぐらいは無料で停められます。

 ということで、今からご予定いただけると嬉しいです。多くの皆さまのおいでをお待ちしております。

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351. 「福田緑写真展 No.3 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち」を開催します。

2024年07月19日 | 旅行

▶前回の続きです。


の可愛い花の名前はペパーミントツイストです。

 

▶同時代の彫刻家「作品資料集」に目をつぶる理由とは??

 それは今年、3回目の写真展を開催することにしたからです。あと何回ドイツに行けるかわかりませんが、クレークリンゲンのヘルゴット教会に寄付をしたいと始めたチャリティー絵はがきがまだ結構残っているので、人気で完売してしまった聖母子像・女性聖人像の絵はがきを現在焼き増し中です。この絵はがきをなんとか全部売り切って、もう一度だけヘルゴット教会に寄付を納めたいのです。

 そのため、以前から清瀬市内で写真展を開いて欲しいと要望のあった仲間たちにも気軽に来てもらえるように、「福田緑写真展 No.3 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち」を以下のように計画しました。

  ◆日時 2024年10月26日(土)~11月6日(水) 木曜定休
      午前11時~午後6時30分

  ◆会場 カフェギャラリー縁 
      東京都清瀬市野塩1-300-5
      ※ホームページは現在ありませんが、以下のウェブサイトでお店の様子が詳しく紹介されています。

カフェだけじゃない!多目的スペースがある『カフェギャラリー縁』

カフェだけじゃない!多目的スペースがある『カフェギャラリー縁』

清瀬市の秋津駅北口から徒歩1分の「カフェギャラリー縁」は、アートやイベントを楽しむことができる魅力的な場所です。1階のカフェは美術作品や装飾で溢れており、コーヒー...

Mediall(メディアール)

 

  ◆展示内容 マリア祭壇の「光の奇跡」(2023年8月15日撮影)を中心に、ここ2~3年の旅行で見たインパクトの強い同時代作家の作品も紹介します。

 

▶チラシは前回のブログをアップしてから頑張って作り、昨日ようやく印刷会社に入稿しました。来週届いたら早速ここにアップします。

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350. 「リーメンシュナイダー作品 2023年版基礎資料」完成!

2024年07月02日 | 旅行

▶ようやく出来上がりました(画像と文章を追加してあります)。

 


 この資料集改訂は大仕事でした。

 

▶今回の資料集で最終版として、あとは補完版を作って行きます。

 今まで何冊この基礎資料を作ってきたのかよく覚えていないのですが、少なくとも4回は作成したと思います。以前は確かもっと小さなB5判で作っていた記憶があるのです。でも2019年版を作った後で都市名に続く教会と博物館名のアルファベット順が間違っていることに気が付いたため、今回は大改訂をしたのでした。今回の基礎資料はA4版で102頁です。頁を間違えないように印刷するのはとても神経を使いました。約3週間かかって、ようやく今日のお昼にできあがりました!

 昨日この頁をアップロードしてから、連れ合いに「内容が全然わからないから具体的な写真を入れた方が良いよ」と言われました。それもそうだと思い、ちょうど昨年初見だったバンベルク大聖堂博物館の部分をアップしておきました。2番目の写真、5頁右上が大聖堂博物館についての記述を追加した部分。3番目の写真、一番左上にその聖母子像を作品通し番号(013)として入れてあります。記事と写真があまり離れすぎても見にくいし、かといって近づけようとすると記事がバラバラでまとまらなくなるし、配置が難しく頭を悩ませています。 

 訪れた教会や博物館・美術館はそれほど増えてはいませんが、三津夫にも見せながら「もうほとんど見られるリーメンシュナイダー作品は見ちゃったね」と心の区切りが付きました。ただし、来年はニュルンベルクのゲルマン国立博物館で新発見の「復活のキリスト」を拝観する予定です。

 あ~、でも私は本当は同時代の作家たちのこうした基礎資料も作っていたのでした。特に『新・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』の執筆中は、やはりこうした一覧表がないと不便だったので作らざるを得なかったのです。そしてその後の旅ではたくさんのこうした彫刻を拝観してきたので、それも補完していくとなったら膨大な作業になってしまいます。今は目をつぶることにします。その理由は次回書くことにします。

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349. 野村和子さんからの投稿「カタロニア北部・ロマネスク教会群への旅」

2024年06月16日 | 旅行

▶今回はリーメンシュナイダー友だちの野村和子さんからの投稿です。


この写真は野村和子さん撮影のサグラダファミリアです。

「サグラダファミリアの写真、皆さんが気に入ってくださるので、お裾分けいたします。
 高窓から入る自然光が虹色のステンドグラスを通して、天国のような空間を演出しているのです。ガウディは、この光を生み出すために、光学を学んだりして、天才ぶりを発揮しました❗️
ガイドブックには、混雑するから午前中に見てくださいと書いてありますが、この光の饗宴は、午後でなければ見られません。」という野村和子さんからのメールに添付で送られてきた写真です。


▶野村和子さんとは?

 和子さんとは2015年2月からのお付き合い。「クレークリンゲンのヘルゴット教会を訪ねたときに泊まれる宿を教えていただけませんか」というメールをいただいたのがきっかけでした。私が日本で初めてのリーメンシュナイダー写真集『祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』を丸善プラネットから2008年に出版したのを読んでくださって連絡されたのだったと思いますが、もしかしたらもっと後の写真集だったかもしれません。とても嬉しくて近くの宿をお教えした記憶があります。

 その後、旅のコースについて相談を受けたり、私が実家に帰るときに通りかかる場所にお住まいの和子さんのお宅を何回か訪ねてはリーメンシュナイダーについてのお喋りを楽しんだり、写真展を開催するとお友だちと見にきてくださったりしたのでした。

 そんな和子さんから今年、素敵な旅をされたとメールが届きました。ロマネスク美術を訪ねて回った和子さんは何人もの天使に助けられたといいます。これは是非皆さんにも紹介したいと思って掲載のお許しをいただきました。以下にご紹介します。旅した場所はスペインのバル・デ・ボイだそうです。参考までにウィキペディアの記事のリンクを以下に載せておきます

バル・デ・ボイ - Wikipedia

バル・デ・ボイ - Wikipedia

 

 

 以下、和子さんからの投稿です。


◆カタロニア北部・ロマネスク教会群への旅(2024年4月15日ー23日)

                        野村和子 (フリーライター)

 ロマネスク様式は、11世紀後半から12世紀にかけて西ヨーロッパで広まった美術建築様式で、厚い石造りの壁と堅牢な構造を特徴としています。窓やドアは小さく、防御的な要素としても機能していました。石柱やアーチには、聖書の物語などを描いた精巧な彫刻が施されました。ゴシック様式の尖ったアーチとは異なる半円アーチを多用し、教会の正面入り口扉の上部にも彫刻が施されました。

 人里離れた修道院や小さな村の聖堂に至るまで、内部壁面には、聖書の物語や教義、動植物や幾何学模様などのフレスコ画が描かれました。一見ほほえましく稚拙にも見えるそれらの彫像や絵画は、各地の文化の豊かさ、深い宗教性を伝えてくれます。

 スペインのロマネスクは、800年続いたイスラム統治の結果、イスラム文化の影響を色濃く受けました。イスラム文化の装飾手法や空白を埋めつくす幾何学的造形などが加わり、他の地域には見られないエキゾチックな光彩を放っています。
(国立西洋美術館ロマネスク美術写真展カタログ、スペインロマネスクアカデミー・勝峰昭氏の論考などから抜粋)

 ***  

   スペイン、カタロニア州北部の山村には、世界遺産とされている9つのロマネスク教会があります。1987年、写真家の田沼武能氏はこれらの教会を撮影し、写真集『カタルニア・ロマネスク』を出版なさいました。当時それを見た私は、いつかこの教会群を見たいものだと、漠然とながら願うようになりました。

 2020年の初めには具体的な旅行計画を立て、フライトとホテル、バスまできっちり予約を済ませたところ、コロナウイルスの世界的パンデミックのため、4月には渡航禁止となってしまったのです。その後も、いつかは必ず行くのだと思いつつ月日が流れていきました。

 2023年の暮れ、私は不覚にも路上で立て続けに3回も転んで、右脇腹の肋骨を1本折ってしまいました。初めての骨折で、さすがに自分の老化を実感した次第です。こんな調子では間もなく海外旅行に行けなくなる、との危機感を持った私は、今年(2024年)こそ、懸案事項だったスペインに行こうと思いました。4月には主人がドイツとスイスに9日間出張することがわかりました。85歳の主人を、一人留守番させて海外に行くのは無理だと思っていた私にとって、千載一遇のチャンス到来です。

 こうして4月15日から23日までの旅行計画を立てました。円安のため、ホテル代は4年前に計画した時と比べて2倍です。ただ、フライトはコロナ蔓延当時と比べて値段が少しは下落しており、最安値のエミレーツ航空にしました。

 バルセロナは治安が悪く、特に地下鉄では、旅行者はひんぱんにスリやひったくりの被害を受けているとの報告があります。一人旅の私は大いに気を付けなければなりません。でも、それにも限界がありますから、神様に守っていただこうと思いました。

 
 聖書(詩篇91篇10節)にはこうあります。

「禍はあなたに臨まず、悩みはあなたの天幕に近づくことはない。これは主(神)があなたのために天使たちに命じて、あなたの歩むすべての道であなたを守らせられるからである。」

 この聖句を旅日記に貼り付けて出発しました。

 ***

 ロマネスク教会が点在しているのは谷間(バル・デ・ボイ)のいくつかの集落で、人口は全部集めても1000人余りです。村の民宿で2泊しました。過疎地帯ですから、小中学生は一日一往復のスクールバスで30分かけて町の学校に通います。このバスには、一般の人も有料で乗せてもらえます。

 2日目は1380メートルの山村に建った教会に、歩いて登ることにしました。スタート地点がすでに1000メートルくらいあるし、1時間余りで着くと書いてありましたから。ところが半分まで登ったものの、どうにも疲れて道端の石に座っていたら、軽自動車に乗った壮年天使がやってくるではありませんか。手を挙げると停まってくれて、何も言わずに教会まで連れて行ってくれました。その村には人の気配がなく、商店もタクシーもないので、帰りは同じ山道を歩いて下り始めました。でもやはり30分ほどで疲れ果てて座り込んでいたら、2人目のワーキングウーマン天使登場‼️麓まで乗せて行ってくれました。
 3つの教会を見た後、宿まで30分の道を歩き出したものの、きつい登り坂でやはり疲れはてました。それで、やってきた小型車に手を挙げたら、小学生の息子さんを連れた30代のお父さん天使が停まってくれました。私の宿の近くに住んでいるとのことで、宿のそばまで連れて行ってくれました❗️
 極めつけは3日目の金曜日。スクールバスに、今日は子供たちが一人も乗らない日だったらしく、私が1分早くバス停に着いて手を上げていれば停まってくれたのに、誰も乗る人がいないと思った運転手さんは、私の10メートル先をさーっと通り過ぎてしまいました。Oh my God!次の集落まで30分歩いて、電話でタクシーを頼むしかないと思いつつも、たしかその村は昨日ひとっ子一人見たことがなかった。果たしてタクシーなんて頼めるのでしょうか? 車が2台通ったのでヒッチハイクを試みたけど停まってくれず、暗澹たる気持ちになりました。

 ところが3台目の車に手を挙げると、停まってくれたのです!今度はサングラスをかけた太めのマダム天使で、英語が上手です。途中の町で息子さんとお店を経営しているとのこと。マダムはその日、バルセロナ行きのバスが停まる町に仕事で行くそうです。私はその町にスクールバスで行く予定でしたから、なんて好都合なのでしょう。神様とそのマダム天使に大感謝しました。もし彼女がいなかったら、旅行計画は大幅に狂ってしまうところでした。

 こうして世界遺産の教会群9か所のうち、公開している6つの教会を見終えることができました。10~11世紀に、このような教会に集っていた村人たちの素朴な信仰を思いました。

 教会の壁画はどれも傷みが激しいので、修復保存のため20世紀の初めにバルセロナのカタルーニャ美術館に移しました。今現地にあるのはすべてレプリカです。村人たちは、当然ながらそのことをとても寂しく思っているそうです。

 ***

 今回の一人旅を振り返ってみるとき、私はバルセロナでスリなどにも会わずにすんだし、聖書が約束したように、確かに、何人もの天使たちが私の足を守ってくれたことを実感した次第です。

 なお、世界遺産に指定されている9つの教会名と場所は下記になります。
Taull(タウイ)地区
     〇 Sant Climent de Taull(サン・クリメント教会)
     〇Santa Maria De Taull(サンタ・マリア教会)
Boi(ボイ)地区
     〇Sant Joan de Boi(サン・ホアン教会)
Erill la vall(エリル ラ バル)地区
    〇Santa Eulaliad’Erill la Vall(サンタ・エウラリア教会)
Barruera(バルエラ)地区
  〇Sant  Feliu de Barruera(サン・フェリウ教会)
Durro(ドゥーロ)地区
     〇 La Nativitat de Durro(ラ ナティビタ デ ドゥーロ)教会
   L'ermita de Sant Quirc de Durro(サント・キルクの庵)
Cardet(カルデト)地区
  Santa Maria de Cardet(サンタマリア教会)
Coll(コル)地区
  Santa Maria de I' Assumpcio de Coll(聖母被昇天聖堂)

〇は現在公開している6つの教会。

  下記、現地のロマネスクセンターのサイトを開くと、日本語でこれらの教会についての情報を得ることができます。 Centreromanic.com
  とにかく交通不便な場所ですから、出かける前に野村にお声をかけてくだされば、バルセロナからのバスの時刻表などもお知らせできます。


▶何と素敵な旅だったことでしょう!

 和子さんは無事に6か所の世界遺産の教会を見て回ることができて何よりでした。

 連れ合いと私はドイツ後期ゴシックの彫刻を訪ねられるところはほぼ訪ね歩き、次はどこへ行こうかと考えているところですが、ロマネスクに強い興味を持ってカタログを眺めている我が連れ合いは、今後はロマネスク彫刻を見て回ると意気盛んです。和子さんが訪ねた場所を私たちもいずれ訪ねるかもしれません。その時は良い宿などお教えいただこうと思っています。でも日程的・体力的に難しければ是非カタルーニャ美術館には行ってみたいものです。

 私たちの旅でも度々「お助け人(びと)たち」(=和子さんの「天使たち」)に恵まれてきました。こうした旅は忘れられませんね。これからもどうぞ良い旅を!

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348. 「リーメンシュナイダーを歩く旅」の思い出(8)まとめ

2024年06月12日 | 旅行

▶今回は今までの18回の旅のまとめです。


この画像は私の個人的な基礎データの表紙です。

 

▶339回分のブログを最初から読み返して、ようやく最後まで読み切りました。

 3月21日から今日まで、途中の文章に間違いや齟齬がないか振り返りながら339回分のブログを読み直してきました。途中の旅の記録は大分抜けていましたが、残っている記録だけでも我ながらよくこれだけたくさんの教会や美術館を訪ねてきたものだと感心するやら呆れるやら。特に心に残った部分については7回のブログで触れてきましたが、独りよがりだったのではないかと今はちょっと反省しています。

 最近の旅については結構細かく書き込んでしまいました。余程リーメンシュナイダーや同時代の彫刻などに興味のある方でないと長ったらしくて読む気にもならないかもしれません。申し訳ないと思いながら、それでも読んでくださる方が少しでもいるとしたらと思うとつい長くなってしまうのです。いつまで続けられるかわかりませんが、エネルギーと時間が持てたときには書いていきますので、時々お訪ねいただけると嬉しいです。


▶「リーメンシュナイダー2023年版 基礎資料」を作ります。

 コロナの前までは旅に出ると、新しく見たリーメンシュナイダー及び関係者の作品について、トップ写真のように「リーメンシュナイダー作品○○版 基礎資料」としてまとめてきました。毎回は忙しすぎたので3回ほど改訂してきたのでした。
 ただ、コロナ明けの2回分はまだリーメンシュナイダー作品新発見を上記のデータに加えていません。これから修正版を作ります。これが結構大仕事なのです。全頁に表でまとめた地名ごとの作品を動かしていくので頁構成が難しい。「そんな苦労をして一体誰が見るの?」って思うのですが、私がリーメンシュナイダーを追いかけながら歩いてきた軌跡のまとめでもあり、今まで踏ん張ってきました。でも2020年の旅からは新作発見も少なくなりましたし、今回で最終改訂版としてまとめ、今後の旅での新発見は巻末に加えることにしようと思っています。

 それにしても、どなたかリーメンシュナイダーに情熱を持ってくれている研究者をご存じないでしょうか? 今でさえ「以前この美術館で見られた作品がもう行方不明になっている」ということが多発しているので、万全のデータとは言えなくなってしまいましたが、少なくとも私が見たものはこの時点でここにあったという記録にはなると思うのです。いわば私のリーメンシュナイダーに関する終活ですね。この自作の一覧と、本やパンフレットなどの資料もありますので、いずれそうした方にお譲りしたいと思っているのですが。



ようやくオリーブの枝に2粒の実(?)がついたようです。風が強くてなかなかうまく写せませんでしたが…。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015-2024  Midori FUKUDA

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