リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

150. 3冊目の写真集 ▶︎反応の続きです。

2018年08月29日 | 日記

▶︎反応の続きです。


ムラサキシキブ(コムラサキ)、再び


 反応で一番気がかりだったのは、提供をお願いした画像が満足いただけるような印刷に仕上がっているかどうかということでした。画像を提供してくださったのは、ブラウボイレン修道院、ヴォルフガング教会、ウルム博物館と修復士のユルゲン・ホルシュタインさんです。


🍀 ヴォルフガング教会には旅の日程がきつくて寄るゆとりがなく、本をお送りしました。すると、以下のようなメールが届きました。

 Sehr geehrte Frau Midori Fukuda,

 Ihr Buch ist bei mir angekommen – recht schönen Dank dafür.    
 Ein sehr gelungenes Werk – beste Gratulation!
 あなたの本が届きました。本当にありがとうございました。素晴らしいお仕事にお祝い申しあげます。
                                                                                
 Solche Kunst in der Kirche, hat man früher, als „biblia pauperum“ (←辞書に出ていません。)
 „Bibel für einfache Leute“, solche die zum Beispiel nicht lesen konnten, genannt.
 こうした教会の祭壇(文化財)は、以前は「ビブリア・パウペルム(?)」といって、聖書の読めない一般の人たちに聖書の内容を伝えるために作られました。

 Nochmals, schönen Dank für das Buch,                          
 und mit besten Grüßen aus St. Wolfgang                        
  もう一度、本についてお礼申し上げます。
 聖ヴォルフガング教会より心からのご挨拶を送ります。

 Tomasz Klimek
 Pfarrer

 *クリメクさんが送ってくださった写真は本当に美しく、ミヒャエル・パッハー作の大きな祭壇を詳細な部分まで見られる質の高いものです。現在の日本でこのパッハー祭壇の平日、日曜日、祝日と表情の違う祭壇の全部の様子を載せている本はまだ見かけません。(全部見尽くしているわけではないので、もしあったらごめんなさい。)パッハーの彫刻家と祭壇画家としての力量がうかがえる素晴らしい写真です。是非手にとってご覧ください。撮影したご本人がこうして感謝のメールを送ってくださるというのは本当に嬉しい反応でした。これも富士美術印刷の方々のおかげです。


🍀 ブラウボイレン修道院には行く時間が取れるかどうかはっきりしていなかったので、やはり郵送しました。その反応は以下のメールです。

 

Liebe Frau Fukuda,

heute erwartete mich hier in unserem Klosterladen "ein Päckchen aus Japan".
Ich habe es ganz gespannt geöffnet und bin sehr begeistert von Ihrem schönen Buch.
Fantastische Aufahmen - ein wahrer Schatz!
Vielen herzlichen Dank! ........

 

Andrea Lonhard
Klosterladen und Kasse

 今日、修道院に着くと日本からの小包が私を待っていました。私はとても興奮してそれを開き、あなたの素敵な本に大変感銘を受けました。ファンタスティックな写真、素晴らしい宝ものです。本当にありがとうございました。(後略)

*このアンドレアさんは私たちが行ける日はちょうど休暇中だそうで、受付の人にフリーチケットを用意させておくので是非お越しくださいとメールをくださいました。


🍀 ウルム博物館はすぐ近くのホテルに日曜日から2泊することが決まっていました。でもエヴァ・ライステンシュナイダーさんは日曜日には出勤されていないだろうし、月曜日は休館日なので、お目にかかれるかどうかうかがうメールを送ったのでした。すると、火曜日の朝早くなら出勤しているので、門の脇のベルを鳴らしてくれれば会えますというお返事をいただくことができました。この日はシュヴェービッシュ・ハルに電車で向かうことにして朝早く出発する予定でした。でもせっかくのチャンスですので、シュヴェービッシュ・ハル・ヘッセンタール駅まで迎えに来てくれるマリアンヌに少し時間が遅くなることを了解してもらって、朝のうちお目にかかって本を手渡しすることにしました。

 

🍀 ホルシュタインさんの工房はローテンブルクの城壁に囲まれた町の内側にあります。以前そちらに伺って画像をいただいたので、今回も訪ねて手渡すつもりでご予定を伺っているのですが、まだお返事が届きません。そこで、あらかじめ本をお送りすることにして、もし当日いらっしゃるようだったら手土産だけお渡ししようと思っています。


※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

 毎回このお断りを掲載するのは以前、友人が写った写真が勝手にGoogle画像頁に転載されていたからです。友人からは私のブログに載せる旨了解をもらっていますが、関係のないところにまで出ているというのは失礼なことです。画像はコピーできないように設定していますが、それでもコピーする人はするのだとガッカリしたため、しつこく書くようにしています。ご了承ください。

コメント
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