リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

153. 15回目のドイツ旅行(1) デュッセルドルフへ

2018年10月14日 | 旅行

▶︎15回目のドイツ旅行(1) デュッセルドルフへ


飛行機から見下ろしたロシア


バスは貸し切り状態でした。

 9月7日は順調に成田空港に着き、前もって送っておいた大型トランク2個を引き取りました。家から空港までは一眼レフカメラや望遠レンズ、タブレットなどを入れた小さなコロコロトランクだけ持ち、背中には貴重品、パスポートや書類を背負っていきました。トランクを引き取ってチェックイン。トランクの重さは1個23kgまで。私の方は少しゆとりがありましたが、夫のトランクは25kgを越えていました。二人合わせて46kgを越えるのは確実だったので、夫の超過した分だけ手荷物に入れるしかないと思っていたのですが、私の方に詰め直せば大丈夫と言われてカウンター横で入れ直しました。どうやら小数点以下は切り捨てか四捨五入のようで、食料品を少しリュックに詰め直し、重い本を少し私のトランクに移して、二人とも23kgをややオーバーしたもののパスしました。

 フライトは順調でスーッと静かにフランクフルトに着陸。ここからは国内移動のJAL専用バスでデュッセルドルフまで歩みを進めておきます。この大型バスは無料なのがありがたい上に、この日は何と乗客は私たちだけの貸し切り状態。何だか申し訳ないような気分でした。少々クーラーが涼しすぎましたが運転手さんは半袖で運転しているのでこちらががまん。

 バスの終点、JALホテルから10分近く歩いたでしょうか。予定していたホテルを見付け、「古いけど駅からすぐ近くでこの値段ならしょうがないね」という宿でようやく荷を解いたのは夜の8時半を過ぎていました。急いで駅まで出て夕食をとり、翌朝のサンドイッチを買って戻りました。いつもながら費用節約のために、基本的に朝食無しで旅をします(朝食料金込みのホテルではいただきますが)。リーメンシュナイダー・ツアーをやって欲しいという要望もいただいているのですけれど、安いレストランかフードコート、あるいはテイクアウトで食事を済ませられる人でないと、私たちと一緒の旅は難しいかもしれませんね。


デュッセルドルフに来た理由。

 さて、初日にデュッセルドルフまで来たのは、夫がベルギーのGeel(ヘール) にある教会 Sint-Dimphna の祭壇を見たいと希望していたからです。ヘールまでは往復とも乗り換え3回、片道約5時間という鉄道の旅。ドイツは時間に厳しい国というイメージはとうの昔に崩れていて、ICやICEなどの長距離列車になればなるほど10~30分の遅れはザラです。ベルギー国内で一本でも予定していた電車に乗れなかったら、次はどの方向に向かえばいいのか予想が難しいのです。しかも帰りのルートは来た道とは違ってアントワープまで遠回りをして帰ってくるというのがドイツ鉄道の検索結果でした。無事に戻ってこられるのかどうかと、とても不安な日程でした。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

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