リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

197. リーメンシュナイダー写真展、最終日

2019年12月07日 | 自己紹介

▶リーメンシュナイダー写真展は最終日を迎えました。


12月6日のギャラリートーク。福田三津夫+私。写真は木村まきさん撮影。


◆12月6日は3回目のギャラリートークでした。

 福田三津夫は私の連れ合いです。約20年間、リーメンシュナイダーを追いかける旅の80%ほどを同行してくれました。二人とも何故か中世の彫刻に惹かれ、目的地については相談しながら決めています。ただ、リーメンシュナイダー作品については私、中世の同時代の作家については三津夫が主導権を握るという違いはありますが。そんな旅の中で築いてきたドイツの友人や博物館の関係者との友情も大いに旅を助けてくれています。そんな内実をざっくばらんに語りました。あまり学術的とは言えないかもしれませんが、お互いがどんな作品に惹かれながらこの写真展にたどり着いたのか、背中を押してくれた木村まきさんも写真を撮影しながらではありましたが皆さんにご紹介して約1時間。時間がもう少しあったら良かったねと言いながら締めくくりました。

 

◆男性だと思っていました。

 会期中、何人かの方から、「福田 緑さんって男性だと思っていました」と驚かれました。そのため、「お名前は何て読むのですか?」と聞かれたことも。そういえば日経新聞の私の写真はショートヘアーで男性と思われても無理がないものですが、恐らく世間の常識として「写真展を開くのは男性だろう」という思い込みがあるのかと感じさせられました。リーメンシュナイダー作品や中世作家の面白い作品を目の前にするとスイッチが入ったように時間も場所も忘れて撮りまくる私に、夫は呆れながら待つしかありません。それでも我慢強く待ち、時間が迫ってくると知らせてくれる大切な役割を担ってくれる人です。さすがに一人の時は戻ってくるバスの時間を気にしながらの撮影で、気が気ではありませんでしたから。夫婦二人三脚でここまで来られたのだなと感謝しながらの写真展でした。


◆今日で写真展は終わりです。

 この14日間で写真展をのぞきに来てくださった方は、わかっている限りで451名となりました。12月2日に掲載された日経新聞の全国版記事が大きく後押ししてくれて、遠い広島からも初めてお目にかかる方が駆けつけてくださったのには感激しました。今日は手が冷たくなるほど冷え込んでいますが、あと何人のお客様と語り合えるのか、終わってしまうのが寂しいような気がしています。午後4時までの開催ですので、ご都合の付く方はどうぞおいでください。今までおいでいただいた方に感謝の気持ちを込めて閉じたいと思っています。ありがとうございました。

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