▶今日もまた、たくさん歩きました。
❤ハンス・ラインベルガー作「美しい聖母子像」(聖カシアン教会)
◆2019年7月30日(火)ランツフート南駅からレーゲンスブルクへ
昨夜も疲れてベッドに転がり込んだため、痛む腰の手当がなおざりでしたから、朝から腰が重く痛んでスッキリしないスタートとなりました。昨日作っておいたお握りを電子レンジで温めて朝食。多少のサラダがあるだけ昨日よりはマシです。外はやはりコートがあってちょうど良いぐらいの気温。今朝はバスではなく電車で出てみることにしました。古い小さな教会の横を通りぬけるときだけ坂がきついのですが、ゆとりを持って出掛けたので電車にはしっかり間に合いました。ランツフート中央駅で乗り換えてあとは終点のレーゲンスブルクへ。9:15に予定通り到着。順調です。
まずはハンス・ラインベルガー作の「美しい聖母子像」があるという聖カシアン教会に向かいました。地図では大体この辺という所まで行ったのですが、工事中であちこち回らなければならず、迷いました。3人の人に尋ねながらようやくたどり着くと、本当にそこには美しいマリア像が輝いていました。何とも優しいお顔です。同じハンス・ラインベルガー作でもすごく逞しかったり、怖かったりする聖母子像がありますが、彼の作った中では一番優しいマリアではないかと感じました。
このあとは、歴史博物館へ行き、やはりペーター・デル作の「美しい聖母子像」があるというので探して回りました。やっと見付けた聖母子像は残念ながらガラスケースに日差しが反射してほとんど写せませんでしたが、ここではハンス・ラインベルガー作と書かれています。ペーター・デルはヴュルツブルク生まれの彫刻家でリーメンシュナイダーに師事しますが、その後ハンス・ラインベルガーにも弟子入りしたようです。作風はリーメンシュナイダーよりラインベルガーによく似ていますので、本で読んでいたペーターデル作なのか、それともここに書かれているようにラインベルガー作なのか、よくわかりませんでした。
二人の「美しいマリア像」を見られたので、これにてレーゲンスブルクの目的は達成。ここのソーセージを以前友人と来て食べたことがあり、とても美味しかったので、前回食べられなかった三津夫にも食べさせたいと思って有名な Old Stone Bridge のたもとにあるソーセージ売り場に行ってみました。ベンチの座席は満杯でしたが、回りの石畳や階段に座ってなら食べられそうです。三津夫に場所を取っておいてもらい、私が列に並んで買ってきました。やはり美味しかったです。でも辛子は甘ったるいので断れば良かったかしら。いつも持ち歩いている日本製の辛子で食べた方がもっと美味しかっただろうと思いました。残念ながら食べるのに夢中でソーセージの写真を撮り忘れました。
❤三津夫が写した世界遺産の古い石の橋
この1135 ~ 1146年にかけて作られたという古い石の橋をちょっと渡るとこんな景色が広がっています。
◆またしても予定を変更し、帰路につきました。
レーゲンスブルクの街は結構歩く距離が長いのです。朝から重たかった腰が中央駅に向かう間にまた痛んできてしまいました。この日はもう一箇所アルトエッティングという街に行く予定でしたが、厳しいのであきらめました。その分、早めにランツフートに戻ってきたので、駅からアパートまでの途中にある大きめの教会をのぞいてみました。ここは旧聖マルガレート教会 Alt St. Margaret というらしいのですが、中に入ってみると新しそうですけれども美しい彫刻がずいぶんたくさんありました。そしてブロンズ製の最後の晩餐もあり、誰がいつ頃作ったものだろうと思いましたが、よくよく見るとレオナルド・ダ・ビンチの最後の晩餐を真似て作られたようでした。
❤聖バルバラ
❤聖カタリーナ
❤最後の晩餐
宿に戻ってから久しぶりにゆっくり休んで、腰の手当もして、この日は終了。スマホに記録が残っていたのでわかったのですが、昨日は15675歩で10.5km(昨年6月にスマホを買い換えてから一番の記録だそうです。でも一歩の距離は逆算すると約70cmのようですから長く計算しすぎのような気がしますが、誰が設定したのかしら?)歩き、今日は11813歩で7.9kmというハードな行程でしたから、昔の交通事故で傷めた腰の古傷がしくしくしても無理はなかったのでしょう。
※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA