私が「おくりびと」を見に行ったのは去年の晩秋。
モントリオール映画祭でグランプリをとったという記事を読んだので
それが急にアカデミー賞外国部門賞にノミネートされあっという間に各劇場は大賑わいになっていた。
昨日、日本初の外国語部門グランプリ受賞で大騒ぎだったけれど身近に感じてうれしかった。
「青木新門」の「納棺日記」が原点だそうで実は私も納棺師という仕事を初めて知った。
きっかけは1993年秋、もっくんこと「本木 雅弘さん」の本に同書の一節を引用したいと連絡があったことだそうだ。
私は一番心に残っていることは
①笹野高史が演じる銭湯の常連で火葬場の職員が言う。
「死とは門をくぐるようなもんだと思うんですよ 」
「門をくぐると新たな世界の始まりだ」
「だからいつもいってらっしゃいと声を掛ける」と
自分の仕事は門番だと!
②そして石文、
石文は向田邦子さんのエッセイでこの言葉を初めて知った。
まだ文字が無かった時代、人々は石を言葉のツールとして用いた。
自分の思いに似た石を相手に渡す。
映画では幼き時に父と交わした石文が亡くなったときに握られていた、そして憎しみだけが残っていた父と子が結ばれる、感動のラストシーンだった。
賞をとってから、たった一日の世上でとても気になったこと
この映画がアカデミー賞をとったことで若者が納棺師を目指したいとの希望が多くなったということ、ハローワークで申し込むんですって、ほんとかしら?
派手な仕事じゃないし、生易しい事ではないのだから一時の感情じゃなければよいけどと思ったのは私だけ!?
まさか~
かっこいいなんて今の若者思ったのじゃないと良いけれど!
鬼平だったら【なまなかじゃないぞべらんめい】ていうだとう。
写真はサイトからお借りしました。
モントリオール映画祭でグランプリをとったという記事を読んだので
それが急にアカデミー賞外国部門賞にノミネートされあっという間に各劇場は大賑わいになっていた。
昨日、日本初の外国語部門グランプリ受賞で大騒ぎだったけれど身近に感じてうれしかった。
「青木新門」の「納棺日記」が原点だそうで実は私も納棺師という仕事を初めて知った。
きっかけは1993年秋、もっくんこと「本木 雅弘さん」の本に同書の一節を引用したいと連絡があったことだそうだ。
私は一番心に残っていることは
①笹野高史が演じる銭湯の常連で火葬場の職員が言う。
「死とは門をくぐるようなもんだと思うんですよ 」
「門をくぐると新たな世界の始まりだ」
「だからいつもいってらっしゃいと声を掛ける」と
自分の仕事は門番だと!
②そして石文、
石文は向田邦子さんのエッセイでこの言葉を初めて知った。
まだ文字が無かった時代、人々は石を言葉のツールとして用いた。
自分の思いに似た石を相手に渡す。
映画では幼き時に父と交わした石文が亡くなったときに握られていた、そして憎しみだけが残っていた父と子が結ばれる、感動のラストシーンだった。
賞をとってから、たった一日の世上でとても気になったこと
この映画がアカデミー賞をとったことで若者が納棺師を目指したいとの希望が多くなったということ、ハローワークで申し込むんですって、ほんとかしら?
派手な仕事じゃないし、生易しい事ではないのだから一時の感情じゃなければよいけどと思ったのは私だけ!?
まさか~
かっこいいなんて今の若者思ったのじゃないと良いけれど!
鬼平だったら【なまなかじゃないぞべらんめい】ていうだとう。
写真はサイトからお借りしました。