飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

「関心・意欲・態度」の評価

2009年12月31日 08時09分39秒 | 授業論
通知票や指導要録の評価で一番、議論となるのは「関心・意欲・態度」である。
「関心・意欲・態度(以下 関心)」は学習の基盤となる重要な構成要素であることは当然のことである。
したがって、「関心」の評価がCであり、他の評価がAということは通常の姿ではないことになる。

数値に表しにくい評価であるために、教師の主観が入りすぎたり、生活態度の評価なったりする傾向が強い。
これはあくまでもねらいとする目標に対する、「関心」なのである。

では、どんな風に評価していくかということであるが、結果で評価するのでなく、学習の経過、形成的評価をしていくことが望ましいと考える。

態度や行動、発言内容の観察による評価、作品の評価、児童の相互評価・自己評価、予習・復習の状況などの多様な評価を継続的尚かつ総合的に行う必要がある。

教師は、客観性を高めるために、観察力や分析力なども力量を高める必要がある。

さらに、関心・意欲・態度は別々に考えるのではなく、学習内容に対して、関心をもって→意欲的に取り組み→態度に表れる、この一連の流れも重視する必要がある。