今まで書きためた脚本の一部です(^^)
脚本の途中に、中程にある“絵”のように、セットの構想図や、
ここにはありませんが、衣装図など・・・色々な細かい指図が
書き込んでありました・・・した・・・とは、改めて見て自分自身
思い出したことだったので・・・^^;
今では、そこまで細かい指図は、書き込まなくても、自分で
見ながら指図できるので、多分書かなくなったんでしょうね♪
― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪
このページでは、今まで沢山書きためた、未発表の
脚本の数々を紹介していきたいと思っています。
勿論、未発表と言うことで、舞台にはなったことがない為、
写真など、お見せするものは、あまりないかも知れませんが、
お許し下さい<(_ _)>
また、未発表と言うことで、以前お話ししたように、タイトル
を中々決めない私ですので、殆どの作品にタイトルは付いて
いません^^;・・・なので、タイトルのない作品は、主人公の
名前を、タイトル代わりと致します。
後、作品内容に関しては、ファミリー向きに限らず、色々な物
を紹介していこうと考えていますので、またその辺も、
“リトルパイン”作品とは違う作風を、お楽しみ下さい。
(私わーるどは、どの作品にも、共通しているものなので、
飛びぬけて、“え~っ!!”と言うようなものはございませんので、
ご安心下さいね^^;)
それでは、いきなり全く今までとは異なる作風作品も何なので・・・
タイトルにあるように“ケイト”ちゃんのお話しを、ご紹介したいと
思います。
この作品は、実際に“リトルパイン”作品として、セリフ練習にまで
入っていたものですが、なぜ途中でやめちゃったのか・・・^^;
多分、違う作品に取りかかった為に、公演予定のなかった、この
作品は、後回しになってしまい、そのまま・・・状態になったのだと
思います。作品としては仕上がっていたものなので、このお話し
には“曲”も決まったものが付いています。(普通は、歌詞は付け
ていますが、作品として仕上がっていないものには、決まった曲
は付いていません。)
“キャシー”に登場したクルトが出てくるお話しは、まだ他にも
あるんですよ(^^)v
どら。
― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪
〈主な登場人物〉
ケイト ・・・ 貧しくて、クリスマスケーキも買えない女の子。
クルト ・・・ 心の森に住む、青い羽を持つ小鳥。
長老 ・・・ 心の森に住む、願いを叶えてくれる老人。
その他
― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪
クリスマスソングが流れる中、幕が開く。
――――― 第 1 場 ―――――
上手より、1人の少女(ケイト)ゆっくり登場。
ケイト「今日はクリスマスイブね・・・。(後方に駆け寄る。)わあーっ
・・・沢山のケーキが並んでるわ!!綺麗ねぇ・・・。一度
でいいから、こんな素敵なケーキを食べてみたいなぁ・・・。
」
下手より、ケイトの友達の少女、登場。
少女「あら、ケイトじゃない。」
ケイト「(振り返り、少女を認める。)」
少女「そんな格好で、寒くないの?」
ケイト「え・・・あの・・・」
少女「何見てたの?」
ケイト「・・・別に・・・」
少女「私はママに頼まれて、クリスマスケーキを買いに来たのよ!
どれでも私の食べたいケーキを、買っていいって言われて
るの!」
ケイト「へぇ・・・」
少女「じゃあね!早くケーキを買って帰って、クリスマスパーティ
をするのよ!」
ケイト「・・・さよなら・・・」
少女、上手へ去る。
音楽流れる。
ケイト「羨ましいなんて思わないわ・・・!ケーキも・・・プレゼント
も・・・何もないクリスマスでも・・・。家族がいれば、それ
だけで・・・。」
ケイト歌う。
“輝いた星のきらめきが
心に染みてくる いつもよりも・・・
溢れそう 心に思い描いた夢
叶うならば願うわ
羨ましいこと 沢山あるけど
素敵な女の子になるわ
昨日よりも”
下手より、仲良さそうな母娘、話しながら登場。
娘「ママ!早く帰って、ケーキを食べましょう!!」
母「えぇ、そうね。」
娘「サンタさんのプレゼントは何かしら!」
母「あなたが一番、欲しいものじゃないかしら。」
娘「楽しみねぇ・・・!!」
母娘、上手へ去る。
ケイト歌う。
“素敵な女の子になるわ
明日こそは”
ケイト「ろうそくの火が灯ったケーキも・・・ピンクのリボンの掛った
プレゼントもないけど・・・私には暖かな家があるもの・・・。
パパやママがいるもの・・・。」
ケイト歌う。
“素敵な・・・”
途中、上手よりクルト登場。ケイトを認め、近寄る。
クルト「こんにちは、ケイト!」
ケイト「(振り返ってクルトを認める。)・・・小鳥さん・・・?」
クルト「僕はクルト!君、僕のことが必要なんだね!だから僕が
見えるんだ!」
ケイト「え?」
クルト「僕は心の森に住む小鳥だから、僕のことを必要とする子
にだけ見えるんだ!」 ※
ケイト「心の・・・森?」
クルト「うん、そうさ!ケイトの願いは何?」
ケイト「願い・・・?」
クルト「うん!僕に付いておいでよ!ケイトの願いを叶えてくれる
長老のところへ、連れて行ってあげるよ!」
ケイト「願いを叶えてくれる長老・・・?」
クルト「うん!」
ケイト「本当に・・・?」
クルト「本当さ!」
ケイト「私も、あなたと一緒に行っていいの・・・?」
クルト「うん!」
ケイト「私、ずっと前から、どうしても叶えて欲しいことがあるの
!!」
クルト「一緒に行こう!!」
音楽流れる。
2人歌う。
クルト“さあ 来て 不思議な森
誰にも分からないさ”
ケイト“ねぇ”
クルト“大丈夫 付いて来て”
ケイト“本当にあるの?”
クルト“こっちだよ 手をかして”
ケイト“少し不安だわ”
クルト“心配しないで
誰でも行けるんだ”
ケイト“ねぇ どこ 不思議な森
私に行けるかしら”
クルト“ほら”
ケイト“少しだけドキドキね”
クルト“もうすぐ入り口”
ケイト“信じるわ あなたのこと”
クルト“怖くはないから”
ケイト“私の願いを
叶えてもらうのよ”
クルト「さぁ、こっちだよ!!」
ケイト「ええ!!」
クルト、ケイト下手方へ。
――――― 第 2 場 ―――――
下手方に、1人の人が倒れている。
ケイト「(クルトに付いて行きかけて、倒れている人に気付く。)
あら・・・?どうしたのかしら・・・?」
クルト「・・・本当だ・・・人が倒れてる・・・」
ケイト「(駆け寄る。)こんにちは!!どうしたの?・・・しっかり
して!」
倒れている人「・・・う・・・ん・・・」
ケイト「どうして、こんな所に倒れているの?」
倒れている人「・・・お・・・な・・・かが・・・」
クルト「お腹が・・・?」
ケイト「痛いの!?」
倒れている人「(首を振る。)・・・す・・・い・・・て・・・」
クルト「すいて・・・?」
ケイト「なんだ!!お腹が空いているのね、あなた!!」
倒れている人「(頷く。)」
ケイト「困ったわ・・・私、今、食べるものって・・・そうだ!!今朝
ママが、今日はクリスマスだからって、チョコレートを
兄弟みんなに分けてくれたの!それを食べないで、持っ
てたんだわ!!」
クルト「ケイト・・・」
ケイト「(チョコレートのかけらを取り出し、倒れている人の方へ
差し出す。)はい!こんなものしかないけれど・・・。」
倒れている人「(チョコレートを奪うように取り、食べる。)はあ・・・
生き返った・・・。これでまた、仕事に戻れる・・・。
はあ・・・良かった・・・。」
倒れていた人、上手へ去る。
クルト「なんだよ、あの人・・・ケイトにお礼も言わないで行っち
ゃった・・・」
ケイト「良かったわね!」
クルト「ケイト・・・」
ケイト「さ!行きましょう!」
クルト「うん・・・」
音楽流れる。
2人歌う。
ケイト“いざ!歩を進め前に”
2人“2人で目指す場所へ”
(音楽、フェード・アウト。)
クルト、ケイト下手へ去る。
――――― 第 3 場 ―――――
上手、下手より、其々少年、走り登場。
中央でぶつかり、尻もちをつく。
少年1「痛っ!!」
少年2「いってぇ・・・!!」
少年1「どこ見てんだ!!」
少年2「おまえこそ!!」
少年1「そっちがぶつかってきたんだろ!!」
少年2「おまえがぶつかってきたんだ!!」
少年1「なにをーっ!!」
少年2「なんだとーっ!!」
少年2人、掴み合う。 ※2
下手より、ケイト登場。慌てて少年2人に駆け寄り、
引き離すように。
ケイト「ちょ・・・ちょっと、やめて!!」
少年1「止めるな!!」
少年2「邪魔するなよ!!」
ケイト「やめなさい!!(無理矢理、2人の間に割り込んで、
引き離す。)」
少年1「畜生!!」
少年2「こいつ!!」
ケイト「喧嘩なんてしないで!!」
音楽流れる。
ケイト歌う。
“喧嘩するのはやめましょう
恐い顔はしないで
大きな声出さないで
ニッコリしましょう
ほんの少し優しい気持ちあれば
イライラすることもいらない
みんな笑顔になる”
少年1、2歌う。
少年1“だけど怒りたいとき
どうすれば笑えるの”
少年2“優しい気持ちになんか
なれる筈もない”
少年1“そんな”
ケイト“笑顔で”
少年2“なれない”
ケイト“優しく”
少年1、2“難しいことだよ”
ケイト“平気よ 大丈夫だわ”
少年1“怒りたいとき”
ケイト“笑顔で”
少年2“笑顔になると”
ケイト“優しく”
少年1、2“優しい気持ちになる”
ケイト“できるわ”
少年1「ごめんなさい・・・」
少年2「僕もごめんね・・・」
2人の少年、其々上手下手へ去る。
クルト「あ・・・!」
ケイト「良かったわね。」
クルト「でも、あの2人・・・!!ケイトにお礼も言わないで・・・」
ケイト「私にも、2人の弟がいるの!すぐ喧嘩もするけど・・・でも
・・・すごくいい子たちなのよ・・・。」
ケイト歌う。
“恐い顔より笑顔
優しい気持ち溢れる
相手の気持ちになって
ニッコリしましょう”
ケイト「さ、行きましょう!」
クルト「・・・うん・・・」
ケイト、クルト下手へ去る。
さて、クルトについて、長老に会いに行くケイト
ですが・・・一体どんな願い事があるのでしょうか?
それでは“2”へ続きます・・・。
※ 勿論、キャシーのお話しが一番最初なので、この理由は
“後付け”です^^;・・・が、なんとなく、「そうだったのか・・・」
的に思えませんか(^^)vこんな風に、見てくれた子どもたち
の心の中にも、誰にも味方の“クルト”はいるんだよ・・・と、
思ってくれるといいな・・・と思います(^^♪
でも実は、キャシーとケイトの間に、もう一人・・・男の子の
お話しがあるんですよ(^_^;)そのお話しは、また今度・・・♥
※2、こんな場面・・・どこかで見たような・・・と、思われました?
・・・私も思いました~^^;音の妖精ティンクルちゃんに、同じ
ような場面がありましたね~・・・(~_~メ)どちらが先に生ま
れた作品かは、今となっては定かではありませんが・・・多分、
同じ頃に書いたんでしょうね・・・(>_<)
― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪
写真がない・・・と言うことは、必然的に“字”が多くなる・・・と
言うことで、よって、とても読みにくいページになることを、
お許し下さい<(_ _)>
その内、何かまた、面白い写真などをこのページでも、紹介
していけたらいいな・・・と考えていますので、それまでお待ち
下さいね^^;
どら。
http://www.geocities.jp/littlepine2005/
http://blogs.yahoo.co.jp/dorapontaaponta
http://blog.goo.ne.jp/axizgoo7227