僅か13センチほどの長さの、陶で出来てる小さなスプーンがある。
柄は、バラの花だ。
友人たちと、国分寺のとあるレストランへ行った時、一人の友人が買い求めた品だ。
その店は、料理の素晴らしさもさることながら、庭のバラ園が見事だそうで、
連日、お客で賑わっているそうな。
中々、予約が取れないのだけれど、もう、バラの季節も過ぎてしまった…とかで、
すんなり、予約が取れた。
コロナ禍の前年の話だ。
食事が終わり、会計をレジで済ませていたら、友人が、可愛い陶器のスプーンを手に戻ってきた。
3本購入して、それぞれに1ぽんづつ、
「バラが見れなくて寂しかったね! 薔薇の柄のスプーン、見つけたから、お土産ね❣」
と、手渡してくれた。
ヨーグルトを食べる時、お汁粉を飲むとき、珈琲を飲むとき・・・。
たった、1本だけれど、いつも、使う度に、彼女の笑顔が思い出される。
早く、コロナが収束して、皆と、どこかへ行きたい❣ ^^) _旦~~