今、ホームに入っている主人の姉は、まだ、今まで住んでいたマンションを処分していない。
鍵はわが家が預かっていて、何かの折には見に行っていたのだが…。
このコロナ騒ぎの中、見に行けず、管理人さん任せになっていた。
もう、5~6年前、姉の様子がおかしい…と、甥っ子夫婦と見に行った時の有様が
ありありと思いだされて、私の中ではマンションはトラウマとなっている。
産廃で出した生ごみは優に軽トラック1台分。
姉は軽い痴呆となり、ゴキブリのうごめく中で、暮らしていたのだ。
電気・ガスはすべて止めて、生ものは処分してきたけれど、それ以来、二回くらいしか
見回りには行ってない。
私の体調も、その時を境に悪くなる一方だったから。
今回、マンションの外装工事に入るため、カギを管理人さんに預けに行くことになった。
が、このコロナ禍、ましてや、緊急宣言もいつ出るかどうかの中、郵送で送ることにした。
簡易書留で送れると息子は言う。
郵便局の窓口で、相談して来よう。
ちなみに、ホームに入った姉は、すこぶる元気で、もう、マンションのことなど、頭の中には、ひとかけらも残っていない様子だ。
明るく、元気な姉を見て、ホーム居住の選択は間違ってなかった…と、胸をなでおろしている。