日本は鉄道網が発達しているらしく、かなりの数の駅がある。
若いころは旅行好きだったから、大きい駅は大抵見てるのだけれど…。
やはり、「東京駅」は別格に好きだ♬ それも、丸の内側から見た東京駅が。
渋沢栄一氏の故郷、深谷のレンガで飾られている東京駅の姿は圧巻だ。
周りの緑の樹木と相まって一幅の絵のように感じられる。
昔、皇居のお堀が見渡せるところで働いていた私には、馴染み深い駅なのだ。
もっとも、当時は、今のように復元される前だったが、それでも、立派な駅だった。
我が家の次男坊が大学生だったころ、東京駅でバイトをしたことがある。
新幹線の車中で販売する、「冷凍ミカン」を収める仕事だ。
表舞台の華やかな駅とは、駅構内下の倉庫は別格なものだそうな。
ネズミもちょろちょろしてたようだし、とかく、舞台裏というものは、表舞台とはかけ離れているようだ。
ある日、息子が、「冷凍ミカン」をお土産に持ち帰ってきた。
ミカンは、食べる季節が決まっているだろうに、とんでもない季節のミカンは新鮮だった。
冷たい冷凍ミカンは、案外、おいしいと感じた。
息子も、もう、40代半ばの2児の父親。
今でも、新幹線内では冷凍ミカンは販売されているのだろうか…。
大好きな東京駅を見るたびに、汗水たらして、一生懸命にバイトしてた息子と冷凍ミカンを思い出す。 (*´艸`*)♬