私には4歳違いの妹がいる。
が、私が早生まれなので、学年は5年の開きがある。
私が6年生になったとき、妹は、やっと1年生。
だから、姉妹と言えども、共通の話題もなく、冷ややかな関係だ。
ましてや、妹は姉よりも資質的に上だし、出来損ないの姉を、苦々しく感じていただろう…。
一族の中で、姉の私は唯一の「女の子」だったから、親戚中にちやほやされたし…。
出来の良い妹が姉の後塵を拝するのは、彼女にとっては我慢できなかったことだろう…。
妹は成人してから、外資の会社に勤務し、長いこと海外で暮らしていた。
帰国して拠点を日本に移したのは、わずか、10年前のこと。
浦島太郎状態の妹は、珍しく姉を頼った。
生まれてから、初めて、姉妹らしい生活が続いた。( ^^) _U~~
お芝居を見に行ったり、旅行をしたり、美味しいものを食べに行ったり…。
が、そんな蜜月時代も長くは続かなかった…。
主人の義姉問題が持ち上がってきたのだ。
主人にとっては親ほども年齢に開きのある義姉。
異常なほど、大事にしている。
独り住まいの生活に終止符を打ち、ホームでの生活を選んだのだが…。
何かにつけて、実家(弟の家)を当てにする。
ある年のお正月のこと、例年ならば、私の妹が滞在するはずだった。
そこに、急遽、割り込んできた義姉。
ホームから我が家に帰省すると言う…。
弾き飛ばされた妹。
プライドの高い妹のことだ。
それ以来、我が家の敷居をまたぐことは無い。
季節ごとに、安否のメールを出すが、滅多に返信もしてこない。
その妹から、珍しく連絡が…。
貸金庫を解約したから、代理人カード(私名義)を銀行に返却しに行ってほしいとの依頼だ。
もともと、私の縁で、取引した銀行だ。
わざわざ、遠くの銀行で口座を開かなくても、近間にも銀行はいくつもあるだろう。
早速、出向き、ミッション終了。
銀行からの受領書を郵送する旨、妹に連絡した。
すると、
「有難う♪ 感謝です! ……」
という返信メールが届いた。
妹にしたら、かなりの長文。
あれまぁ~、こりゃぁ、「驚き・桃の木・山椒の木」だわ!! ( ^^) _U~~