「ミニ・リハビリ」のお仲間に、91歳になるHさんがおられる。
端正なお顔は、さぞかし、お若い頃は、おモテになっただろうな…と思われる
素敵なジェントルマンだ。
おみ足とお口が不自由なようで、私が行きだしてから、半年近く、お笑いにも、
声を発することもなかった。
私の隣のIさんと二人で、何とか、笑わせようと、ご挨拶から始めることに。
「こんにちわ!」
初めのほうこそ、怪訝なお顔をしていらしたが、最近では、小さな声で、挨拶を!
そして、にっこりと笑う笑顔の可愛いこと!
夢は杖を突いて、お散歩することだそうな。
付き添いの先生曰く、おうちの方(奥様とお嬢さん)はかなり、スパルタに
接しておられるようで、Hさんは一人で、手すりを伝って階段を上られるそうだ。

介護の方法も、いろいろ、あるのだな…と、認識を新たにした。