出典: 三菱重工平成26年度決算概要 https://www.mhi.co.jp/finance/library/result/pdf/h27_05/setsumei.pdf
三菱重工業は5月8日,長崎造船所(長崎市)で進む2隻の大型客船の建造が難航し,累計1336億円の損失を計上したと発表した。設計の見直しや造り直しが相次いで損失がふくらみ,2隻合わせて約1000億円の推定受注額を上回る損失となった。
8日発表の2015年3月期決算では,これまでの損失額1039億円に加え,297億円の特別損失を計上した。純利益は前年比31.2%減の1104億円である。
大型客船は,世界最大のクルーズ会社カーニバル社の子会社から2011年に受注。長さ約300メートル,約3300人乗りで,三菱重工が11年ぶりに受注した客船であった。損失が膨らんだ理由は,客室内装や空調をはじめとする仕様に関して,クルーズ社と三菱重工の間で認識に大きな格差があったことにより,大幅な造り直しが必要となった。1隻目は予定より半年遅れて今年9月,2隻目は16年春に引き渡しを迎える予定である。
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┗■ ● 三菱重工業,客船事業を継続
宮永俊一社長は昨秋の中間決算会見で「客船事業は,今までのやり方で事業を継続するのは難しい」と,強い危機感を示すとともに,事業を続けるかどうかを社内で検討していた。
報道によると, 客船事業存続させる意向を示した。宮永社長は「(1336億円の累積損失を計上と)「かなり高い授業料だったが,今回の実績を将来に役立てていきたい」と事業継続を明言した。
同社は「飛鳥2」(5万トン)や「ダイヤモンド・プリンセス」(11万6千トン)といった豪華客船を手掛け,中国や韓国の追随を許さず,アジアでは唯一,大型客船建造のノウハウを持つ。だが,現在建造中の大型客船で1336億円の損失が発生。抜本的な事業の見直しを迫られている。1隻目は予定より半年遅れて今年9月,2隻目は2016年春に引き渡しを迎える予定である。
出典: https://www.mhi.co.jp/finance/library/annual/pdf/annual_2013.pdf
同社は海外企業から受注した大型客船2隻(いずれも12万4500トン)で大幅な設計変更が発生。2014年3月期決算で641億円,2014年9月中間連結決算でも398億円の客船事業関連損失引当金(特別損失)を計上している。特損が発生したのは,受注前の見積もりよりも建造費が膨れ上がったことによる。
三菱重工業が,特損計上を明らかにしたのは,2011年11月にクルーズ客船運航世界最大手の米 カーニバル社傘下の欧州アイーダ・クルーズ社(以下、クルーズ社)から受注した12万5000総トン・3250人乗りの大型豪華客船1番船と2番船の建造 費。推定受注額は2隻合わせて約1000億円。三菱重工独自の「三菱空気潤滑システム」をはじめ,最新の船舶省エネ技術を採用した最新鋭客船でもある。
見積もり誤算が生じた理由は,客室内装や空調をはじめとする仕様に関して,クルーズ社と三菱重工の間で認識に大きな格差があったことによる。ク ルーズ社の要求は同社想定よりもかなりグレードの高い仕様であった。さらに,仕様変更が続出したことで設計の見直しも相次ぎ,資材費と設計費の双方が雪だ るま式に膨れ上がった。(同社関係者)
(出典: http://www.asyura2.com/14/hasan89/msg/303.html )
>>>商船建造は下関、長崎の造船所に集約
三菱重工業は2012年6月,神戸造船所における商船建造の撤退を決め,以降,商船建造は下関,長崎の造船所に集約。神戸造船所は潜水艦建造のみを行うことに決めている。
◆ 三菱重工業 船舶・海洋部門のSWOT分析
出典:三菱重工業 「Annal Report」 36ページ
https://www.mhi.co.jp/finance/library/annual/pdf/annual_2013.pdf
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┗■ ●三菱重工,広島製作所と長崎造船所の鋳造工場を閉鎖
2014年11月17日,「三菱重工業」は,広島製作所と長崎造船所の鋳造工場を閉鎖すると発表した。これにより,内製コストの削減を目指す。世界的な競争 激化に伴う鋳造品の価格下落により鋳造品の国内生産量が減少しているため,現状の3工場体制を維持することは困難と判断し今回の閉鎖を決定した。2015年4月1日付でグループの鋳造工場を神戸造船所の二見工場へ集約する。
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┗■ これからのエリアマーケティング -読売IS 「Perigee」掲載
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http://www.yomiuri-is.co.jp/perigee/feature16.html
こ れまでのエリア・マーケティングの成功事例が成り立たなくなっている。エリアという概念が希薄なネット通販の普及や人口減少による市場の縮小が、必要と される店舗の条件を変えてしまったことが原因だ。産業能率大学マネジメントスクールで長年エリア・マーケティングセミナーを担当する小林隆一氏に、これか らの小売業に求められるエリア・マーケティングの視点を聞いた。
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産能マネジメントスクール
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開講日程 | 第70回 2015年08月24日~25日 |
ねらい |
1.対象業務の分析から作成といったマニュアル作成の一連の手順を学習する |
概要 |
各 業務には必ず何らかの関連があり、担当者の間で共有化されなくてはならない部分が存在しています。また、担当者がいつ変わっても、その業務が滞りなく遂行 されるよう常にマニュアルの整理が必要です。このセミナーでは、各業務の内容や流れなどを分析、整理して文書化し、職場全体の仕事を見える状態にする方法 を学びます。 |
プログラム | 1.時代が求めるマニュアルの役割 2.業務マニュアルのつくり方 3.業務分析で仕事を洗い出す ・業務分析で仕事を細分化し、階層構造で示す ・業務分析2つの視点(大から小へ,小から大で) ・業務体系図で仕事の全体像を体系的に把握 ・機能情報関連図で仕事同士の関連性を把握 4.わかりやすく読みやすいマニュアルの作り方 |
特徴 | ■ 「マニュアルの企画 - 対象業務の分析 - 作成」の一連の手順を習得し、「業務マニュアル」を作成しお持ち帰りいただけるよう講義4割、演習6割の実務重視のプログラム編成で実施しています ■ 国際化時代に対応し、国際的な分析手法WBSを取り入れての業務分析の実務を解説します ■ WBS(Work Breakdown Structure)とは、プロジェクトで実施する作業を細分化し階層構造で示した表のことです |
参加費:75,600円 講師:小林 隆一 お問い合わせ先:産能マネジメントスクールへ 0120-113644 会場(東京・代官山) |
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セミナー Q and A (セミナーで何を知り,実務にどのように役立つか) |
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