出水平野に飛来しているツルの数が15シーズン連続で1万羽を超えました。
12月3日,夜明け前から地元の2つの中学校のツルクラブの生徒が羽数調査を行いました。その結果,ナベヅル10024羽,マナヅル1005羽,クロヅルなど7羽の合わせて,1万1036羽が確認され,15シーズン連続の「万羽ヅル」となりました。
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10月8日の午後3時40分ごろ,マナヅル1羽が出水市高尾野町の東干拓休遊地に飛来しました。出水平野へのツルの第一陣は去年より一週間早い飛来でした。
出水平野には昨シーズン,1万3006羽が飛来していて,14シーズン連続で,万羽ヅルを超えています。
▼ツル観察センター :鹿児島県出水市荘2478-4 TEL 0996-85-5151
出水駅から車で30分の市内荒崎の田園地帯の一角にある。ツルが飛来する秋からシベリアへ旅立つ春先までオープン。約1万羽が訪れる。 センター内からツルの生態を見ることができる
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◆昨年のいまごろ-高病原性鳥インフルエンザウイルスで一騒動
環境省は2010年12月21日,国内最大のツルの越冬地として知られる鹿児島県の出水平野に飛来したナベヅル1羽が,高病原性鳥インフルエンザウイルス(高病原性のH5N1型)に感染していたと発表した。他の3羽も簡易検査で陽性反応が出ており,鳥取大で遺伝子検査を行い,感染の有無などを調べる。ナベヅルは国の絶滅危惧種であり特別天然記念物にも指定されており,「種の存続という意味で感染の影響は大きい」。渡り鳥の生息地は国境を越えており,日本だけで決められる問題でもない。なお,ツルの殺処分が必要な事態になれば,文化庁の許可が必要となる。
強毒性ウイルスが確認されれば,警戒レベルを「2」から最高の「3」に引き上げ,同省は鹿児島県などと連携し,半径10キロ以内の監視を強める方針。半径10キロ以内の鹿児島,熊本両県には養鶏場とダチョウ農場が計162あり,計520万羽が飼育されている。
国内では,10月に北海道稚内市の大沼で野生のカモのふんから強毒性のH5N1型鳥インフルエンザウイルスを検出。11月には島根県安来市の養鶏農場の養鶏場で強毒性ウイルスに感染した鶏が見つかり,約2万羽が殺処分されている。今月中旬には,富山県高岡市の公園の堀で死んだコブハクチョウから,鳥取県米子市でもハクチョウから強毒性ウイルスが検出されている。
▼ツル観察センター :鹿児島県出水市荘2478-4 TEL 0996-85-5151
出水駅から車で30分の市内荒崎の田園地帯の一角にある。ツルが飛来する秋からシベリアへ旅立つ春先までオープン。約1万羽が訪れる。 センター内からツルの生態を見ることができる
◆ツル観察センター:11月1日~3月 tel 099-85-5151
◆ツル博物館クレインパークいずみ
旅行ガイド【九州】
>>>ボンネットバスで天草に行こう! 出水駅―長島町・蔵之元港間
九州新幹線・出水駅(鹿児島県)―長島町・蔵之元港(同)間を走る南国交通運行のシャトルバス路線(http://www.nils.jp/~nkk888/amakusa.pdf)に2011年12月,ボンネットバスが加わった。ボンネットバスの導入は,運行業務を受託している南国交通(鹿児島市)が発案。東シナ海の夕日に映えるように,車体の外観を緑と赤と黄色で塗るなど改装している。
定員は21人で,既存のバス(定員34人)に比べて小さい。土曜,日曜日は乗れない人が出るおそれがあることから,当面は平日の出水駅発(午前8時50分)と蔵之元港発(午前10時)で1日1往復する。
九州新幹線鹿児島ルートの利用客が天草市南部を訪ねる場合,出水駅―蔵之元港―同市牛深港のルートが最短時間で行けるため,同市は観光振興につながるとして同路線を開設した。片道1000円で1日4往復している。
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