桜島500回目の爆発 年最多の昨年よりペースダウン
噴火活動の続く鹿児島県・桜島で8月1日午後11時25分、今年500回目の爆発的噴火が観測された。爆発が896回発生し、年間最多記録を更新した昨年に比べると、ペースはダウン。しかし、鹿児島地方気象台は「回数だけ見ると昨年より少ないが、活発であることに変わりはない」と、注意を呼び掛けている。
今年は、南岳山頂火口(標高約千メートル)で平成21年以来となる爆発が2回起き、その他は全て昭和火口(同約800メートル)で生じた。
桜島の爆発は2月に110回あったが、6月は25回にとどまった。同気象台は「このような規模の爆発は今後も続く見通しで、噴石や火砕流に注意してほしい」とした。