※MBC 鴨池ライブカメラ 211/1006/7:40
◎ 黒い桜島折れた銃床海を走り 金子兜太
◎ 桜島とどろき噴けり旧端年 水原秋桜子
◎ 溶岩に秋風の吹きわたりけり 高浜虚子
◎ 春潮のまぷしき小手を噴煙に 白谷文城
◎ 志ろ山とさくら島かけあなさやけ正月虹の立ちわたりたり 牧暁村
◎ 火の島の左右に紫春の暁 角川照子
◎ 地に垂りていよいよあをきさくらかな 角川春樹
◎ 溶岩色(らばいろ)を重ねて古りて冬ざれて 高濱年尾
◎ マダマ渇の赫く溢れて梅雨の月 横山房子
◎ 夏山と溶岩(らば)の色とはわかれけり 藤後左右
◎ 我が前に桜島あり西郷も大久保も見し火を噴く山ぞ 海音寺潮五郎
※桜島の大正噴火
噴火止まらない桜島
近年,噴火した北海道の十勝岳,有珠山,宮崎県の霧島山新燃岳は,数日の噴火で収まっています。1990年11月に始まった長崎県・雲仙普賢岳の噴火も,5年半余りで終息しています。
鹿児島県の桜島はというと,1955年10月13日,南岳山頂火口で,突如爆発音を伴って噴火が発生しました。南岳から約1km離れた北岳に居た登山者の頭上に噴石が落下し1名が死亡,9名が負傷しました。この噴火が端緒となって,現在まで60年間,毎年噴火を繰り返しています。
2006年6月に桜島南岳東斜面で始まった昭和火口の噴火活動は,2009年後半から年間約500万トンのペースで火山灰を噴出しています。噴火活動はさらに活発化すると考えられています。現在の噴火活動が低下して5~10年程度静穏な状態が続けば,マグマの蓄積量は大正噴火直前の状態を超えて,大噴火の可能性が高まると研究者は指摘しています。
◆ 国土交通省 輝北監視カメラ 2011-07-21/17:29
◆ 国土交通省 牟礼岡監視カメラ 2012-05-04/08:41
◆ 気象庁 2013-01-14-16:31
◆ 垂水市役所 ライブカメラ 2014-10-19-13:36