母は,脳梗塞の疑いがあるということで病院に入院しました。幸い,脳梗塞の疑いは晴れ
ましたが,94歳という高齢もあって,体力は弱まり,口から食事をとることが難しくなり
ました。そこで,担当ドクターから「胃ろう治療」についてのお話がありました。
チューブから流動食をとるようにする「胃ろう治療」については,様々な話を聞いていま
した。胃ろうを躊躇したある人は,「親を餓死させるきか」と担当医師から迫られた,ある
いは手術した結果,「グループホームの入居基準に欠ける」として,再入居を断られた,さ
らには,治療費は最低で毎月30万はかかる,また,胃ろう処置をすると相当の長期入院と
なるが,いったん胃ろう処置をするとチューブは外すことができない。・・・などです。
病院の担当ドクターは,「個人的な意見だが,MRSで診断結果,そして意識がほとんど
くコミュニケーションがほとんどとれないない状態,また94歳という年齢からして回復の
可能性は低いことから,胃ろうについては,十分考え,判断してください。なお,いった
ん,胃ろう処置をするとそれを止めることはできません。」とのアドバイスを受けました。
ドクターは言外に,「胃ろうは一つの選択肢であり,絶対唯一の治療手段ではない。」
「この病院では,家族の意向を汲んで,最善の治療に当たる」とおっしゃりたかったのであ
ろうと思います。
▼胃ろう
胃ろうは腹部に小さな穴を開け、栄養剤を管で胃に流し込む。口から食事をするのと同様
に胃腸から栄養を吸収する方法である。
⇒ ネットサーチ・介護/高齢者の医学の本
▼バックナンバー
・母逝く -認知症 -4- 経済的な負担-その4
・母逝く -認知症 -3- 経済的な負担-その2
・母逝く -認知症-2- 経済的な負担-その1
・母逝く -認知症 -1-
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母、姉、そして私も胃ろうの方向では考えておりません。この先、驚異的に回復して普通の生活に戻れる状態でないのは素人目に見てもあきらかな父に今さら胃に穴をあけて口からの食事をさせてあげれないのはグルメの父には酷だと思っています。でも、栄養とれないのは“餓死”だと言う意見もありますよね…
私自身はどんな形でも延命治療は必要ないと考えています。
父には認知の症状も出ており本人の意志が確認出来ないのが本当に辛くて悲しいよです。
長々とすみません。
誰かに話したかったので…