九州各県で,バス運転手不足から,路線ハバスの減便の動きが出ています。
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┗■ 西鉄 2020年3月バス減便--運転手不足で 福岡県内44路線 --
西日本鉄道によると,運転手不足により,3月のダイヤ改定で福岡県内の路線バス44路線で減便する。減便する路線の内訳は福岡22路線,北九州18路線,久留米4路線である。減便は全便数の約2%(走行距離ベース)にあたり,利用が少ない昼間の便数を減らすとともに,地下鉄や他のバスで代替可能な路線も減便やルート短縮を実施する。同社は,「利用客に不便をかけないように最大限対応したい」としている。
北九州地区は3月14日,福岡と久留米両地区は3月21日にそれぞれ実施する。西鉄は2018年にも運転手不足で深夜バス廃止と福岡市内を巡る「100円循環バス」のルート短縮を実施しており,2年ぶりの減便となる。
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┗■ 熊本都市バス 運転手不足で2019年4月から減便、基幹路線も
熊本県内で路線バスを運行する熊本都市バス https://www.kumamoto-toshibus.co.jp/ は,4月1日のダイヤ改正で,池田京町線など基幹路線で便数で5%、走行距離で約6%の削減に当たる減便をします。新たなダイヤでは池田京町,帯山,島崎保田窪,渡鹿長嶺,上熊本車庫,子飼渡瀬,中央環状,本山車庫−の8路線で,平日71,土曜42,日祝46便を減らします。
減便理由について、熊本都市バスは「運転士不足を軽減し利用客への影響を抑える方法として,競合路線で減便するのが有効だった」と説明しています。熊本地震後に約2割減少したという運転士不足への対応策Ⅱ加え,バス5社が運行する熊本県内で競合路線の見直といったバス事業者の経営見直しの契機となるとも,予測されます。
⇒⇒ 熊本都市バス ⇒ ダイヤ改正のお知らせ ⇒
https://www.kumamoto-toshibus.co.jp/pdf/pdf_20190401dia.pdf
毎度熊本都市バスをご利用くださいましてありがとうございます。この度、平成31年4月1日(日)より、下記路線のダイヤ改正をおこないます。今回、深刻化している運転士不足に対応するため減便をさせていただいており、お客様にはご不便をお掛けする場合がございますが、安全運行を基盤とした持続的運営のため、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
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┗■ 宮崎・宮交バス 運転手不足で2019年4月から減便
宮崎県内で路線バスを運行する宮崎交通 http://www.miyakoh.co.jp/,は、4月1日のダイヤ改正で、運転手不足などを理由に宮崎市など50の系統で減便を行うことになりました。
バスの運転手不足が業界全体の深刻な課題となっていますが、宮崎交通は初めて、運転手不足を減便の理由の1つにあげています。
4月1日からのダイヤ改正で減便となるのは、宮崎交通が宮崎市と都城市、および延岡市で運行する合わせ50系統です。平日は61便、土曜日は55便、日曜日と祝日には46便、減ります。公共交通として郊外のバスをこれ以上、減らすことはできず,今回は前後の便が比較的,確保され利用者への影響が少ない系統で減便することにした」としています。
減便される50系統のうち、宮崎神宮と希望ヶ丘団地の間や、JR宮崎駅と平和台団地の間など、いずれも宮崎市内の11の系統は黒字路線です。
宮崎交通ではこれまで、利用者の減少などに伴うバス事業の収支の悪化を理由に減便などを行ってきましたが、今回、初めて、「運転士の確保に苦慮しており」と運転手不足を減便の理由の1つにあげています。
⇒ ⇒ 宮崎交通 ⇒ 2019年4月1日にダイヤ改正を行います。 ⇒
http://www.miyakoh.co.jp/news/2019/03/201941.html
平素より、宮崎交通をご利用いただき、誠にありがとうございます。
2019年4月1日に路線バスの一部減便を伴うダイヤ改正を実施させていただきます。
全国的に人口減少や燃料費の高騰が続く中、路線バス事業は収支の整わない路線を多く抱え、また運転士の確保に苦慮しております。
弊社も例外ではなく、同様の課題を抱えており路線バス運行に支障をきたす状況にありますので、路線バスをご利用のお客様には大変ご迷惑おかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
改正内容については、2019年4月1日のダイヤ改正(PDF)をご覧ください。